2015年07月18日

明日の大津を考える会⑦


台風11号が去りましたがまだ大雨の降る恐れもあり、
山間部では注意が必要です。
避難指示で公民館や学校に避難された人も多かったのですが、
最悪の事態にならず一安心です。


引き続きパネルディスカッションの模様をお伝えします。
関心のない方には面白くないかもしれませんが、
自分のまちはどうあるべきなのか、どんな課題があるのか、
そのことを知ることは大切なことだと思いますし、
関心のある方には、アップの記事が短くて
イライラされているかもしれませんが時間の制約も
ありますのでお許しください。

コーディネーター
若者が色々と活躍しエネルギーを注入することは大切だけれど、
やはり今まで培ってきた大津のまちとして、守るものは
守らなければいけないが、新たなチャレンジ精神で
変えるものは変えなければいけない。
不易と流行、縦糸と横糸があり真っ白な縦糸に
色のついた横糸を織っていくことによって、何色にでも
染まっていく、時代の変遷に合わせて一本筋の通った
縦糸は真っ白だけれど、時代にあった横糸で織り上げた
織物は時代のニーズに沿った柄になってくる。
これは企業経営も同じですし、まちづくりにでも同じことが
いえます、背骨の部分は一本きちっと通しておいて、
ニーズにあわす横糸はその時々に色を変えていく、
そのことで素晴らしい織物になっていくと思います。
そうした観点から先ほど金子さんが観光資源について
話がありましたが、もう少し、何を残して何を新たのものとして挑むか
例えば本業とされている観光業は展望が開けていくのかどうか、
もう少し話をお願いします。

金子
日ごろから個人的に、雄琴温泉は比叡山に一番近い温泉地、
港がある温泉地とか色々なキャッチフレーズをつけてアピール
しています。
雄琴温泉ということも全国的にも知られていませんし、
軒数も少ないので具体的にどのようなところなのか、
勝手に温泉地というイメージで考えていただくと、
そぞろ歩きもできるような、山間の温泉地というのが
大体、日本の温泉地のイメージだと思いますが、
そことは違いますよ、オンリーワン的なイメージも
アピールしたいなという思いで色々なキャッチフレーズを
つけています。

その中で比叡山に一番近いといわせていただいているのに、
比叡山てどんなところなんですか、皆さんも比叡山に
行ったことがありますか、もし他からこられた人に比叡山を
案内して欲しいといわれたら案内できますか、そういうことを
考えると、先ほど木村先生もおっしゃったようにできていない、
といいますか、せっかくこんな宝物があるにもかかわらず、
興味も持っていないし、当たり前すぎて、そういう山がありますね、
くらいで千日回峰行とか名前は知っているれど、
歴史上の話ではないのという程度で、あまりリアルに
意識されていないことですが、実際には千日回峰行もされています、
夜中に出て山をぐるっと廻って帰ってこられる中で、一部坂本の
まちも歩いておられるので、坂本の皆さんは白装束で
笠をかぶって歩いておられる僧侶と普通にすれ違っておられますが、
それが他の土地の方からすれば凄いことなんです、
びっくりですということなのに、せっかく凄い修行、日本仏教の
母山ならでは修行の場なのだということがあるのにもかかわらず、
知らないし、知ろうとしないのが残念に思っています。

雄琴温泉もそうですが大津に来てねと言っても、大津に何があるのか、
どんな所なのかちゃんと詳しく具体的に魅力を、まずは自分たちが
知ってそれを発信しないと、誰にも伝わらないし、じゃ大津に行きますということ
にはならないと思います。
魅力を伝えることによって聞いた方は興味を持ち、
では1回行ってみようかという事になり、リピーターになってもらって
大津てこんなところです、こんなにいいところがありますよ、
大津市民としても誇り、自信につながっていきますし、
そうなると、ここはこうしたらどうですか、この看板は少しわかりにくい、
道の整備も必要だと言う思いにつながっていくと思います。

そういうことが日ごろ思っていることです。



Posted by いとう茂 at 13:44│Comments(0)
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