2015年09月16日
第3回 明日の大津を考える会シンポジウム②
第3回明日の大津を考える会のパネルディスカッションの模様を
アップします、3回に分けてのアップになると思います。
第4回目は9月19日午後2時からピアザ淡海・ピアザホールで開催されます。
お時間のある方は是非ご参加ください。
コーディネーター
小林様ありがとうございました。
それでは、ただ今から「地域の特性は生かされているか」を
テーマにパネルディスカッションを進めてまいります。
ただ今、基調講演をしていただきました小林様から、
生活の利便性と、市民に大津としての誇りを来訪者の
おもてなしに活用すること、経済活性化なくして
まちづくりはない、住んでよし、訪ねてよし、地域よしの
三方よしの自立と共生、融合とバランスが重要というお話を
いただきました。
キャッチフレーズもお話しいただきました「何かキーワード」、
明日のことを語るのに、みんなで共通のキーワードを提案し、
意見を交換して進めていく、地域、地理的特性としては、
分散型都市という事で南北に長く、東西が狭く、JRの駅が
16もあるが、それを特性として生かせないか、そのためには
強いリーダーシップが必要、だという話とまちづくりについては、
地形の特性を生かしてこれを不利にせず、有効に使うこと、
また、東西に狭いが山、里、湖の三位一体の自然が活用できる、
京都に非常に近いということで、共生と自立型の都市。
住んでよしという事で、すべてまちづくりには住んでいる市民の
みなさんの、快適な生活が不可欠という内容であったと思います。
これからパネラーの皆さんにお話をいただくわけですが、第1回は
住んでよし、第2回は訪れてよし、という事でご提言いただいた
わけですが、今回は、地域よしという事で地域、地理的な特性の
まちづくりのありかたの基調講演のあと、地域の特性が
生かされているかということで、ご意見をいただくということです。
大津という特性の誇りという宝なのですが、住んでいる人の宝であり、
来訪者から見ますとおもてなしの宝になり、それが大津という地域の
宝になるように、この三方よしがまちづくりの基本理念である、
そこには、かけがえのない貴重なリーダーシップがいるのではないか、
そして、かけがえのないものは何かということについてご意見をいただき
たいと思います。
まず、鳥居社長の方から伺ってまいります、鳥居様におかれては
子育て世代からお年寄りの世代まで、仲良く生きるまちづくり、
みんなでやろうよ、というのを推進されている、結果としてそれが
観光客を温かく迎える地域の特性にもなるのではないか。
鳥居
本来でしたら亡くなった芝田さんがここでお話をされるということだと思うのですが、
なにぶん急にバトンタッチということですので、素人集団が、ああでもないこうでもないと
やってますよというのが百町物語です。
ずいぶんたくさんの方からたくさんの出資をいただいて、大変責任を感じ、
これは困ったなぁという毎日を送っているのですが、これが前置きでして、
それから入り口のところに「犬塚を守る会」のパンフレットを、みなさんに
お配りできるだけ持ってこれなかったのですが、おいて置きましたので、
ご覧いただいた方はあれも、まちおこしの一つだ、切り口だと思いますので、
是非ともご参加くださると嬉しいなぁと思います。
大津ってどんなまち、皆さん私がお話しするよりも重々、ご存知だと思うのですが、
大津は港町だったんです、門前町でもありましたし、宿場町でもありましたし、
たぶん人が集まるので商業の町でもありましたし、城下町でもありました。
じゃ、何故栄えたんでしょうか、京都に近かったからでしょう、では、今、
それってどうなっているの、面影が残っているのといったら、あまり残っていない。
これからどうするの、それがこのシンポジウムになっているのかと思います。
大津の飯の種って何なんでしょうと、よく考えるのですが、何なんでしょう。
京都はもう観光で皆さん割り切っていると思うんですよ、近い所で言いますと、
豊岡はカバン、カバン以外にないのですね、失礼な言い方ですが
ないと思うんです、伊勢は伊勢神宮がなかったらなんともしようがない所だと
思うんですね、浅草は浅草寺があるから仲見世だって、あれだけの人が集まる。
徳島から阿波踊りをとったら何が残るんでしょうか、奈良は鹿と大仏様、
他にもありますけど、人が来ると思うんですね、2011年に、福井県が県の
キャッチコピーを出したんですね、そして広告大賞をもらわれた。
どんなキャッチコピーかといいますと「京都にはない、金沢にもない、あまりにも
何もない、だから面白い」というものです。
そんなに何もないのなら私が行って見つけてあげようか、ということになり
毎月1万人観光客が増えたということです。
それを大津に置き換えてみたらどうなるかと考えてみたんです。
「京都にはない、奈良にもない、琵琶湖がある文化財もある、あまりにも
なんでもある、だから気付かない、私が行って教えてあげる大津」
1回目に山田さんが基調講演でお話しされた、よそ者の視点からいくと、
実にそうなんだろうなと思うんですよね。
それで、私たち、大津の自慢はこれなんだよとすぐに思い出せるのかな、
今日、ここへ座らせてもらうのに考えたのですが、なかなか思い当たらないのですね。
私は大津から外へ出たことのない人間ですから、よそ者ではないのでしょうが、
琵琶湖、なぎさ公園に立ちまして、朝、早い時間に右の方を見ますとね、
紫色に彩られた稜線が見えるんですね、そして夕方、比叡山の方を見ると、
墨絵のような様相が見えるんですね、朝、こっち見たら見えるし、夕方、こっち見たら
見えるし、そんなこと割りに少ないのかなぁ、と思いながら見るんですが、
住むのによいまちや、と思うんですが、飯の種は何なんでしょうかね、というのが
私の投げ掛けなんですね。
大津はみんなの憧れのまちなんでしょうか、と言うのも投げ掛けだと思うんです。
月に一度は新幹線に乗せてもらうのですが、関東のほうに行きますと、
たいがい、「そうだ、京都に行こう」と書いてあるんですね、
何でなのかと思ったら、何か日本人の心のふるさとみたいなものが京都に
あるような気になって、たぶん来るんだと思うのですが、憧れの衝動に駆られる
何かが大津にあるんでしょうかね、と言うのが私からの問題提起です。
コーディネーター
ありすぎる大津、特別なものがあるようでない大津、探したら青空が空いっぱいの
大津とか、色々おっしゃっていただいて、貴重なご意見をいただきました。
それでは引き続きまして、よそ者で隣組目線と言うことで、地域特性を女性目線から
見たまちづくり、そして子育てしやすい住まいと仕事環境について、京都出身の
全国区の女性企業人として活躍されている藤本様より、ワーキングウーマンの
目線も加えて、これから見えてくる大津についてご意見を伺いたいと思います。
藤本
私どもは大津駅前の方に支店を構えておりまして、私は一般職として入社いたしまして、
最初は地域の限定職として、入社した時は営業職で男性と同じような仕事をしておりましたが、
そこからすぐ物足りなくなりまして、全国版の総合職に変わりまして、
現在、各市にまたがりながら仕事をしています。
この4月から大津駅前の支店に勤務させていただいているのですが、前職が
ダイバーシティということで、女性活躍推進だけではなく、多様な、今、
介護を抱える社員もおりますし、子育てをしている社員もおりますし、
そういったいろんな人が働いている環境を作ろうと言うことでやっていた職場に
おりましたので、そういった観点からお話をさせていただければと思っております。
私、出身が京都なんですけれど、大津って近かったのですね、最初に内示を受けたときに、
「君は今度、大津支店だよ」と言われた時に、今まで京都におりながら京都で
働いたことがなかったのですけれども、大津って遠いのかなと思いました。
実際通っていたのは池田とかだったので1時間20分とか30分かけて通勤だったので、
証券会社は朝早くて夜遅いという業界でもあり大変だったので、また遠いのかな、
と思ったら、意外や意外、すごく近くてですね、私、京都にいながらこんなことも知らなかった
と言うのが、最初に受けた印象でした。
と言うことを考えますと近くの近畿圏内の方も意外と大津のよさをご存知ない方が
多いのではないか、と言うことから色々、マーケットのことを調べたと言うことがございました。
色々調べますと、寺院数は全国で一位ですし、名勝の数は全国で四位、あと文化財は
三位とか、歴史的な背景もすごくあるということ、それプラス、小学校の児童数
というのは全国で二位なんですね、当然そうすると子育て世帯も多く、共働きはどうなのか
と見た時、共働きは全国で33位と言うことで、子どもが多い中で、意外と共働きの人は
ちょっと少ないのかなと言う印象を受けました。
実際、この共働きが多いのは1位山形、2位福井だそうでございまして、
産業的なところでは高いのですけれど、大津というところでは都市型、大阪とか京都が
近いことを考えると、ここって、考えようによってはできることってあるんじゃないのかな、
と思ったのが正直なところでございました。
後、興味深かったのは県民所得も全国で第2位と言うことで、1位が東京、2位が滋賀、
3位が静岡と言うことなんですね、県内の総生産も1位が東京で滋賀が3位。
経済的なものはすごくいい状況でしたので、そういったところから大津って
何かいいものができないのかと考えておりました。
結構データ的なものを調べまして大津に降り立った時に、県庁所在地でもあるし、
すごいところなんだなぁと思って、大津に降りましたら、
人が意外に駅前に少なくて、あれ?あれ?と言うのが自分の中にありまして、
地域の皆さんが危機感をお持ちになっているな、と言うのは私自身も肌感覚として、
えっ、こんなにいい所なのになんで人がこんなに少ないのだろう、と思ったのが
正直なところでございます。
私自身が思いましたのは、今、子育てのところで保育園とか立ち上げようとか
いろんな話があるのですが、昨日、活躍推進法というのが成立したということで、
これは女性の管理職の比率を高めましょうと言う法律なんですけれども、
その2・3日前、日経新聞では、ベビーシッター代を補助金として出しましょう、
と言うお話もあって、働く女性に対しても認めてくれるよう変わりつつある。
だとすると、今、保育園とかあるんですけど、働く女性が勤めるられる環境
と言うのが近くにあるのかなというと大阪だったり、京都だったりとなりますと、
結局、子育て世代の方に通勤の時間がかかってしまうと、働くのをあきらめ
ざるをえない。
そんなことにもなってしまうので、滋賀県の中では新しい雇用創出というのが、
キーワードとして出てくるのかなと自分自身で考えたところでございます。
ダイバーシティの活動をしていますと、女性の企業家の中には、
女性が働くためにと言うことで、学生さんがベビーシッターを派遣する会社を
起こしている女性の社長がいたり、ママさんがSNSと言うインターネットを使って、
お子さん同士、知り合いのママさん同士が、「今、子ども預けたいんだけれど、誰か
迎えに来てくれない?」と言う時に「今だったら大丈夫よ、私が預かっといたげるわ」
と言うのをネットでやり取りする、そういったものを企業としてやっている会社も
出てきています。
そういうことを考えると、今、共働き世帯の比率が33位と言うことであれば、
女性がお家にいても仕事ができる環境と言うものを、滋賀県で作っていったり
すると、雇用の創出にもなり、経済も活性化してきますし、こういうところで
女性が働きやすい環境であれば、子育てもしやすいし、と言うことで人が
集まってきて経済も潤ってくるんではないかなと思います。
アップします、3回に分けてのアップになると思います。
第4回目は9月19日午後2時からピアザ淡海・ピアザホールで開催されます。
お時間のある方は是非ご参加ください。
コーディネーター
小林様ありがとうございました。
それでは、ただ今から「地域の特性は生かされているか」を
テーマにパネルディスカッションを進めてまいります。
ただ今、基調講演をしていただきました小林様から、
生活の利便性と、市民に大津としての誇りを来訪者の
おもてなしに活用すること、経済活性化なくして
まちづくりはない、住んでよし、訪ねてよし、地域よしの
三方よしの自立と共生、融合とバランスが重要というお話を
いただきました。
キャッチフレーズもお話しいただきました「何かキーワード」、
明日のことを語るのに、みんなで共通のキーワードを提案し、
意見を交換して進めていく、地域、地理的特性としては、
分散型都市という事で南北に長く、東西が狭く、JRの駅が
16もあるが、それを特性として生かせないか、そのためには
強いリーダーシップが必要、だという話とまちづくりについては、
地形の特性を生かしてこれを不利にせず、有効に使うこと、
また、東西に狭いが山、里、湖の三位一体の自然が活用できる、
京都に非常に近いということで、共生と自立型の都市。
住んでよしという事で、すべてまちづくりには住んでいる市民の
みなさんの、快適な生活が不可欠という内容であったと思います。
これからパネラーの皆さんにお話をいただくわけですが、第1回は
住んでよし、第2回は訪れてよし、という事でご提言いただいた
わけですが、今回は、地域よしという事で地域、地理的な特性の
まちづくりのありかたの基調講演のあと、地域の特性が
生かされているかということで、ご意見をいただくということです。
大津という特性の誇りという宝なのですが、住んでいる人の宝であり、
来訪者から見ますとおもてなしの宝になり、それが大津という地域の
宝になるように、この三方よしがまちづくりの基本理念である、
そこには、かけがえのない貴重なリーダーシップがいるのではないか、
そして、かけがえのないものは何かということについてご意見をいただき
たいと思います。
まず、鳥居社長の方から伺ってまいります、鳥居様におかれては
子育て世代からお年寄りの世代まで、仲良く生きるまちづくり、
みんなでやろうよ、というのを推進されている、結果としてそれが
観光客を温かく迎える地域の特性にもなるのではないか。
鳥居
本来でしたら亡くなった芝田さんがここでお話をされるということだと思うのですが、
なにぶん急にバトンタッチということですので、素人集団が、ああでもないこうでもないと
やってますよというのが百町物語です。
ずいぶんたくさんの方からたくさんの出資をいただいて、大変責任を感じ、
これは困ったなぁという毎日を送っているのですが、これが前置きでして、
それから入り口のところに「犬塚を守る会」のパンフレットを、みなさんに
お配りできるだけ持ってこれなかったのですが、おいて置きましたので、
ご覧いただいた方はあれも、まちおこしの一つだ、切り口だと思いますので、
是非ともご参加くださると嬉しいなぁと思います。
大津ってどんなまち、皆さん私がお話しするよりも重々、ご存知だと思うのですが、
大津は港町だったんです、門前町でもありましたし、宿場町でもありましたし、
たぶん人が集まるので商業の町でもありましたし、城下町でもありました。
じゃ、何故栄えたんでしょうか、京都に近かったからでしょう、では、今、
それってどうなっているの、面影が残っているのといったら、あまり残っていない。
これからどうするの、それがこのシンポジウムになっているのかと思います。
大津の飯の種って何なんでしょうと、よく考えるのですが、何なんでしょう。
京都はもう観光で皆さん割り切っていると思うんですよ、近い所で言いますと、
豊岡はカバン、カバン以外にないのですね、失礼な言い方ですが
ないと思うんです、伊勢は伊勢神宮がなかったらなんともしようがない所だと
思うんですね、浅草は浅草寺があるから仲見世だって、あれだけの人が集まる。
徳島から阿波踊りをとったら何が残るんでしょうか、奈良は鹿と大仏様、
他にもありますけど、人が来ると思うんですね、2011年に、福井県が県の
キャッチコピーを出したんですね、そして広告大賞をもらわれた。
どんなキャッチコピーかといいますと「京都にはない、金沢にもない、あまりにも
何もない、だから面白い」というものです。
そんなに何もないのなら私が行って見つけてあげようか、ということになり
毎月1万人観光客が増えたということです。
それを大津に置き換えてみたらどうなるかと考えてみたんです。
「京都にはない、奈良にもない、琵琶湖がある文化財もある、あまりにも
なんでもある、だから気付かない、私が行って教えてあげる大津」
1回目に山田さんが基調講演でお話しされた、よそ者の視点からいくと、
実にそうなんだろうなと思うんですよね。
それで、私たち、大津の自慢はこれなんだよとすぐに思い出せるのかな、
今日、ここへ座らせてもらうのに考えたのですが、なかなか思い当たらないのですね。
私は大津から外へ出たことのない人間ですから、よそ者ではないのでしょうが、
琵琶湖、なぎさ公園に立ちまして、朝、早い時間に右の方を見ますとね、
紫色に彩られた稜線が見えるんですね、そして夕方、比叡山の方を見ると、
墨絵のような様相が見えるんですね、朝、こっち見たら見えるし、夕方、こっち見たら
見えるし、そんなこと割りに少ないのかなぁ、と思いながら見るんですが、
住むのによいまちや、と思うんですが、飯の種は何なんでしょうかね、というのが
私の投げ掛けなんですね。
大津はみんなの憧れのまちなんでしょうか、と言うのも投げ掛けだと思うんです。
月に一度は新幹線に乗せてもらうのですが、関東のほうに行きますと、
たいがい、「そうだ、京都に行こう」と書いてあるんですね、
何でなのかと思ったら、何か日本人の心のふるさとみたいなものが京都に
あるような気になって、たぶん来るんだと思うのですが、憧れの衝動に駆られる
何かが大津にあるんでしょうかね、と言うのが私からの問題提起です。
コーディネーター
ありすぎる大津、特別なものがあるようでない大津、探したら青空が空いっぱいの
大津とか、色々おっしゃっていただいて、貴重なご意見をいただきました。
それでは引き続きまして、よそ者で隣組目線と言うことで、地域特性を女性目線から
見たまちづくり、そして子育てしやすい住まいと仕事環境について、京都出身の
全国区の女性企業人として活躍されている藤本様より、ワーキングウーマンの
目線も加えて、これから見えてくる大津についてご意見を伺いたいと思います。
藤本
私どもは大津駅前の方に支店を構えておりまして、私は一般職として入社いたしまして、
最初は地域の限定職として、入社した時は営業職で男性と同じような仕事をしておりましたが、
そこからすぐ物足りなくなりまして、全国版の総合職に変わりまして、
現在、各市にまたがりながら仕事をしています。
この4月から大津駅前の支店に勤務させていただいているのですが、前職が
ダイバーシティということで、女性活躍推進だけではなく、多様な、今、
介護を抱える社員もおりますし、子育てをしている社員もおりますし、
そういったいろんな人が働いている環境を作ろうと言うことでやっていた職場に
おりましたので、そういった観点からお話をさせていただければと思っております。
私、出身が京都なんですけれど、大津って近かったのですね、最初に内示を受けたときに、
「君は今度、大津支店だよ」と言われた時に、今まで京都におりながら京都で
働いたことがなかったのですけれども、大津って遠いのかなと思いました。
実際通っていたのは池田とかだったので1時間20分とか30分かけて通勤だったので、
証券会社は朝早くて夜遅いという業界でもあり大変だったので、また遠いのかな、
と思ったら、意外や意外、すごく近くてですね、私、京都にいながらこんなことも知らなかった
と言うのが、最初に受けた印象でした。
と言うことを考えますと近くの近畿圏内の方も意外と大津のよさをご存知ない方が
多いのではないか、と言うことから色々、マーケットのことを調べたと言うことがございました。
色々調べますと、寺院数は全国で一位ですし、名勝の数は全国で四位、あと文化財は
三位とか、歴史的な背景もすごくあるということ、それプラス、小学校の児童数
というのは全国で二位なんですね、当然そうすると子育て世帯も多く、共働きはどうなのか
と見た時、共働きは全国で33位と言うことで、子どもが多い中で、意外と共働きの人は
ちょっと少ないのかなと言う印象を受けました。
実際、この共働きが多いのは1位山形、2位福井だそうでございまして、
産業的なところでは高いのですけれど、大津というところでは都市型、大阪とか京都が
近いことを考えると、ここって、考えようによってはできることってあるんじゃないのかな、
と思ったのが正直なところでございました。
後、興味深かったのは県民所得も全国で第2位と言うことで、1位が東京、2位が滋賀、
3位が静岡と言うことなんですね、県内の総生産も1位が東京で滋賀が3位。
経済的なものはすごくいい状況でしたので、そういったところから大津って
何かいいものができないのかと考えておりました。
結構データ的なものを調べまして大津に降り立った時に、県庁所在地でもあるし、
すごいところなんだなぁと思って、大津に降りましたら、
人が意外に駅前に少なくて、あれ?あれ?と言うのが自分の中にありまして、
地域の皆さんが危機感をお持ちになっているな、と言うのは私自身も肌感覚として、
えっ、こんなにいい所なのになんで人がこんなに少ないのだろう、と思ったのが
正直なところでございます。
私自身が思いましたのは、今、子育てのところで保育園とか立ち上げようとか
いろんな話があるのですが、昨日、活躍推進法というのが成立したということで、
これは女性の管理職の比率を高めましょうと言う法律なんですけれども、
その2・3日前、日経新聞では、ベビーシッター代を補助金として出しましょう、
と言うお話もあって、働く女性に対しても認めてくれるよう変わりつつある。
だとすると、今、保育園とかあるんですけど、働く女性が勤めるられる環境
と言うのが近くにあるのかなというと大阪だったり、京都だったりとなりますと、
結局、子育て世代の方に通勤の時間がかかってしまうと、働くのをあきらめ
ざるをえない。
そんなことにもなってしまうので、滋賀県の中では新しい雇用創出というのが、
キーワードとして出てくるのかなと自分自身で考えたところでございます。
ダイバーシティの活動をしていますと、女性の企業家の中には、
女性が働くためにと言うことで、学生さんがベビーシッターを派遣する会社を
起こしている女性の社長がいたり、ママさんがSNSと言うインターネットを使って、
お子さん同士、知り合いのママさん同士が、「今、子ども預けたいんだけれど、誰か
迎えに来てくれない?」と言う時に「今だったら大丈夫よ、私が預かっといたげるわ」
と言うのをネットでやり取りする、そういったものを企業としてやっている会社も
出てきています。
そういうことを考えると、今、共働き世帯の比率が33位と言うことであれば、
女性がお家にいても仕事ができる環境と言うものを、滋賀県で作っていったり
すると、雇用の創出にもなり、経済も活性化してきますし、こういうところで
女性が働きやすい環境であれば、子育てもしやすいし、と言うことで人が
集まってきて経済も潤ってくるんではないかなと思います。
Posted by いとう茂 at 12:51│Comments(0)