中秋の名月

いとう茂

2014年09月09日 12:24


何十年ぶりかの早い中秋の名月、昨日は旧暦の8月15日でした、
市役所からの帰り道、疏水のあたりで大きな大きな月が出ていました。
月を見るのも久しぶりだと思いながら家に帰るとニュースで
中秋の名月だと報じられていました。

十五夜の満月を見ていて京阪電車の「ちはやふる」の車両を
思い出しました、平安時代は男性が女性の元を訪れる
通い婚が慣例だったといいます。
京阪電車には百人一首が描かれています。

男性を待ち焦がれる恋歌はすぐに浮かんできませんが、十五夜の次の十六夜
十七夜、十八夜を、これも順番不詳ですが立待ち月、居待ち月、寝待ち月という
別名で呼んだ女性の気持ちが伝わってくるようです。

もちろん待っていたのは月ではなくいとしい男性です。
月を待っていたとするなら早く月が出ないか、月夜の中を通ってくる
男性に思いを馳せてのことだったのでしょう。
立って、座って、寝て、今か今かと待つ女性の姿が目に浮かぶようです。

オー・ソレ・ミオ、私の太陽という意味ですが光源氏は「私の太陽よ、
私を照らしてくれてありがとう、おかげで十五夜の私はこんなに
輝いている、私の太陽よ、ずっとずっと太陽でいておくれ・・・・。」

そんなこと言うはずはない、カンツォーネなんて日本にはなかった・・・・・・。

どうでもいいことでした。
しばし月見を楽しみました、ウサギはいませんが、まだ蚊はいました。
もちろんヒトスジシマカではなくやぶ蚊だと・・・・・思いますが。
ポリポリしながらコオロギの声を肴にちびちび・・・・・。
飲みすぎは明日に響きますので理性がなくならない程度に・・・・。
これは、しっかり守り、目覚めはすっきりでした。

いよいよ3時40分頃に出番がやってきます。
午前中は二人で終わり午後からも3時まで二二人だと思いますので
3時の休憩後の2番目です。

昨夜は読み原稿に目を通して音読もしましたが、いつもながら噛み噛みで
自分ながら文章を読むことが下手だと呆れてしまいました。
書くことと声を出して読む習慣がいつの頃からなくなったのか、
下手に加えて退化もある気がします加えて老化も・・・・・・。

一般質問が終わると補正予算などの議案審議があります。
それが終わると決算審議が待っています、10月9日まで1か月の長丁場、
頭を使うことが多く体はそれほど使いませんが、かえって疲れが
出るのもこの通常会議です、涼しくなりましたのでぐっすり寝て
鋭気を養いたいと思いますが、秋の夜長はついつい夜更かしが過ぎるものです。