土用の丑の日
昨日は土用の丑の日でした、川魚屋もスーパーもうなぎの
オンパレード、日本人の何人がうなぎを食べたのでしょう。
何匹のうなぎが胃袋に入ったのでしょう。
ちなみに我が家は春巻きでした、娘のリクエストとか・・・・・。
金子みすずの大漁という詩ではありませんが、陸では
人間が土用の丑でお祭り騒ぎ、川や湖ではうなぎの弔いするのだろう。
今年は土用の丑の日が二日あります、7月24日と8月5日、
立秋の18・9日前を土用といい、十二支の丑の日が土用の丑、
なぜ丑だけが特別なのかは勉強不足です、必ず1回は
ありますが2回ある年も十二支の巡り会わせであるわけです。
土用の午も土用の卯もあってもいいと思いますし、立秋だけでなく
立春も立夏、立冬もあれば良いのにと思います、商魂たくましい
誰かが、そのあたりは物語を作って新しい習慣を考えてくれるでしょう。
今年からうなぎに代わりなまずの蒲焼も登場したと報道がありました。
どちらもぬるぬるしていますし、雑食の魚です。
ブームになって琵琶湖大なまずが絶滅しないことを祈ります。
鰻と鯰、どちらも魚偏の魚です、曼と念どんな意味があるのでしょう、
人間なら名は体をあらわすという言葉がありますが、魚は・・・・・。
曼は、なが(い)、ひ(く)、ひっぱ(る)、ひろ(い)、という読みですが、
長い、引く、引っ張る、広いかどうかは・・・・。
ただ広いは分かるように思います、密教では宇宙に仏を配置した曼荼羅図
の事を指しますので納得です。
念は、思い。気持ち。考え。気をつけること。注意。かねての望み。希望。
物事を記憶している心のはたらき。憶。
物事を考えたり,思い描く心のはたらき。
きわめて短い時間の単位。 → 刹那(せつな)
浄土教で,称名念仏すなわち阿弥陀仏の名号をとなえること。
心の中の一定の対象に精神を集中させること。
こちらも仏教と関係のある魚のようです、暑い時期にありがたい魚を
食することができるわれわれは、幸せなのでしょう。
琵琶湖のうなぎは、外海に出ることができませんので産卵から
成魚になるまでのサイクルを琵琶湖で完結するという話を聞いたことがあります。
もう何十年前とはいえ、琵琶湖で生まれた鰻を釣って食べることができた、
そのことは今や夢のような出来事だと思います。
各河川から鰻が川を下り海で産卵をする、生まれたシラスが日本を目指し
何千キロという旅をして戻ってくる、その広大な営みが琵琶湖で完結されている
これは凄いことだと思います、水環境や美観がともすれば議論の的に
なりますが、こうした生き物の特異な営みがあることをもっと広報して
そうした切り口から琵琶湖の保全を考えることも具体的で理解も
得やすいのではないでしょうか。
これから2回目の明日の大津を考える会です、前回同様に
大勢の人が参加してくれることを願います。
一応、録音してきます、時間があればできる限り
アップしたいと思います。