今日から五月
いつのまにか五月になりました。
庭のつつじもこの前蕾が長く伸びていましたが、もう花が
咲いています、山茶花も新芽を伸ばしていました。
柔らかそうな淡い緑の葉が数枚枝先についています。
ウグイスの鳴き声も聞きました、つかの間の春が終わります、
5日はもう立夏です、夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が、
茶摘みのニュースも入ってきます。
そして今日からクールビズ、十月末までの半年間です。
春霞のぼんやりした季節から五月晴れの季節に時計は動いています。
人間でいえば目覚めて朝食を済ませて、学校や仕事先に向かう
時刻かもしれません、さぁ、これからという時間になって布団に
逆戻りするのが五月病。
ゴールデンウィークの楽しみもありますが、休みすぎて病んでしまう人も
あります。
働きすぎを指摘されることが多い日本人、過労死は大きな
社会問題ですが、休みすぎの五月病も社会問題です。
改めて中庸の難しさを感じます。
子どものころの五月の風景は何といっても鯉のぼりでした。
最近は住宅事情が変わったこともあり、鯉のぼりを見かけなく
なりました、鯉のぼりの歌の歌詞は大きな真鯉のお父さんや
小さい緋鯉の子どもたちは出てきますが、お母さんは
歌詞には登場しません、ひとり親家庭の増加を見通して
いたのかと考えてしまいますし、屋根より高い鯉のぼりを
立てられる家庭も少なくなってきました。
ついでになりますが、柱に傷をつけて背比べをしようにも
一人っ子の増加や落書きをすると叱られることも多く、
健康診断で数字での身長はわかっても、目に見えて大きくなったと
実感できるのは靴や衣服が多く、柱や壁の傷で確認できる
子どもは、ある意味幸せだといえるでしょう。
五月は母の日もあります、小学生の頃は紙製の赤い
カーネーションがクラスで配られましたが、父子家庭も増え
そうした配慮も必要になりましたし、来月の父の日は
もっと配慮が必要なのでしょう。
五月の蠅と書いて「うるさい」、そんなことを思わずに、
子どもの成長を願う日を迎えたいと思っています。