一般質問が終わりました

いとう茂

2018年09月12日 21:41


13番目で一般質問が終わりました。
毎回何かしら悔いが残りますが今回も同様に聞き忘れた
項目がありました。
今回は6月に続いて、ブロック塀の安全性と、発達障害者と
引きこもりの支援について質問を行いました。
その中で、発達障害者が中学校から高校へ進学する際に
引継ぎシートが高校へ親の同意を得て渡しますが、
市の教育委員会が作成して引継ぎシートではなく、高校側から
中学校に独自の引継ぎシートを渡して保護者に記入してもらい
発達障害者の支援に使用するケースがあります。

保幼小中で引き継がれてきたシートには、発達障害児の履歴が
記入されていますが、急に大声で騒ぎだした、その対応として
教室の外に連れ出して静かにしていると平静を取り戻した。
そうした出来事と対応が書かれている場合が多く、その児童の
特性やどういう場合に騒ぎ出すといったことはあまり記入
されていません。

高校では、入学した以上卒業させて就労につなげ、社会的な
独立を目標としていますが、義務教育の間は学校で穏やかに
過ごすことや学習面での注意事項に主眼が置かれており
高校までと高校では目的にギャップがあります。
県内の市町の中にはこの高校の引継ぎシートへの変更を
検討している中学校や、この高校の引継ぎシートをモデルにして
独自の引継ぎシートを作成している高校もあり、緩やかですが
流れが変わっています。

卒業すればそれで責任がない、そこまで極端ではないにせよ、
引継ぎ後の責任をあまり感じない担任や学校もあるように思います。
発達障害者の卒業後の将来にも責任を持とうという高校があることに
驚きと希望を感じましたので今回の質問になりましたが、引継ぎシートの
変更は各中学校の裁量に任せているのが現状で、一見進んでいる
ように見えますが、保幼小中をなるべく快適に過ごせるよう配慮は
必要ですが、最終目標は社会参加をすることです。
中学校までの教育機関が意識を統一してこそ高校とつながり
その先の社会へつながることが出来ると思います。

こうした趣旨の再質問が抜け落ちてしまいました・・・・・・。
今期の一般質問の機会は残り2回になりました。
まだまだ問題の掘り下げが必要ですので、もっと知識を吸収して
さらに精度の高い質問を考えたいと思います。