会派要望提出

いとう茂

2018年10月03日 23:20


今日は平成31年度の予算編成に向けて市民の要望等を
会派で取りまとめて執行部に提出しました。
今年は、継続と新規を含めて137件の要望を提出しました。
新規の要望には、ブロック塀の改修、撤去等の補助金、
公共施設のガラスの安全性、東海道の統一マンホール等も
盛り込みました。
執行部との意見交換で、ブロック塀の補助金制度の創設に
加えて、危機意識の希薄さを指摘しました。
以下の文章は大津市のホームページの引用ですが、
8月27日に更新された以後は今日までそのままでした。
国からの調査項目には「目視と触診でのひび割れや傾きの点検」が
入っていません。
しかし、大津市が公共施設の緊急点検を行ったのは、目視と
触診で外観のみの点検でした、もちろん外観で異常がある
物については撤去の方針です。
しかし、行政が目視と触診だけで市民には詳細な点検をお願いする、
このあたりの整合性についての質問でした。
入っていないことを9月12日の一般質問で質しています、
質問の原稿はその前の週に提出しており、その時の答弁は
この前にアップしましたが、改めてアップします。
「国土交通省通知の傾きやひび割れが抜けている
についてでありますが、本市では、地震発生後、市民の皆様に、
いち早くブロック塀の適正管理のお願いを目的として、
リーフレットの配布やホームページへの掲載により
周知啓発活動を開始したものです。
この国土交通省からの通知後については、
傾きやひび割れ項目を含む、最新の情報提供に
努めているところであります。」

国土交通省からの通知は7月21日に出ています、それも
8月27日の更新時には反映されていません、しかし、私の
一般質問には答弁を行っています、その答弁を作成する
段階で、大津市のホームページを更新するのが通常だと
思いますが、そちらはそのまま今日まで来ています。
次の11月通常会議の一般質問で質そうかとも考えて
いましたが、もし、それまでに震災が発生しては、
と思い今日指摘した次第です。

大津市からのお願い

ブロック塀の安全性の確認をお願いします !


平成 30 年 6 月 18 日に大阪府を震源とする大地震が発生し、
特にブロック塀の倒壊による大きな被害 がありました。
ブロック塀は、正しく施工されていないと耐震性に欠け、
倒壊した場合、死傷者が出るなど 大変危険です。
また、倒壊すると避難や救助活動の妨げにもなることから、
特に通学路や避難路等の道 路に面するブロック塀の安全確保に
ご協力をお願いします。

① 高さは 2.2m以下とすること 
両側の地盤面の高さが異なる場合は、低い位置からの高さ
② 正しい厚さのコンクリートブロックを使用すること 
15cm又は 10cmのもの※
③ コンクリートの基礎を必要寸法以上で設けること※
④ 控え壁を 3.4m間隔以下で設けること※ 
厚さは本体の塀の厚さ以上  突出長さは塀の高さの 1/5 以上
⑤ 縦横ともに基準に従って鉄筋を配筋すること 
鉄筋の直径は 9mm以上  配筋の間隔は 80cm以下
⑥ 基礎や壁頂・端部などは、正しく鉄筋を加工(かぎ掛け等)すること

※高さに応じた基準があります。

大津市の点検のお願いが あろうとなかろうと、ブロック塀については
所有者で責任を持って点検されるのが本来の姿ですし、地震で
倒壊して市民が被害を受けると賠償は所有者の責任になります。
そのあたりは気を付けて頂きたいと思います。