初冠雪
土曜日から急に冬の気配が濃くなり、各地から
積雪の便りがありました。
そんな報道を見て改めて、もう12月に入ってるんだ、
のんびり気づく自分がいます。
この前、議員サロンで子どもの頃の冬の光景の話を
していました。
手水鉢に張った氷、ひび割れ、しもやけ、鼻たらし、
焚き火、野ツボに落ちた・・・・・・・まだまだありました。
およそ半世紀前の話ですが、最近ではあまり目にしない
光景になってしまいました。
冬の寒さが和らいできたのか、栄養状態がよくなったのか、
それに、まちの形態も変わってきました。
手水鉢がある家はほとんどなく、野ツボと言っても子どもは
おろか、30代の大人もほとんど知らないと思います。
それでも、冬が来れば雪は降ります、平野部にはそれほど
積もることはなくても、比叡山や比良山には積もりますし、
北部の伊吹山は冬場はドライブウェーが通行止めになるほど
積もり、スキー場としてにぎわいます。
今朝は、比良山がうっすり、本当にうっすりですが雪化粧、
平成最後の初冠雪、とは言っても平成最初の初冠雪も
昨年の初冠雪もいつだったか覚えていないのですが。
時々見るから山を見て美しいと思えるのか、今日、日赤に
見舞いに行ってきました、病室からは長等山が見えますが、
その人は退屈だ、退屈だとつぶやいていました。
1日山を見て過ごしたことがありませんので想像がつきませんが、
啄木はふるさとの山に向かって満足だったのかと、
見舞い中に考えてしまいました。
一般人には山も雪も時々見るから美しいと思えるような気がします。
美しい花にはとげがある、山に大雪が降って災害が起きない
ことを願います。