面白い話㉑
読みかけてまだ50ページの本からです。
タイトルは「犬と私の10の約束」という本で、手元の本は
第8版ですので、かなり多くの方に読まれていると思います。
犬や猫を飼っている人は、テレビの番組やこうした本のタイトルに
犬とか猫とかが入っていると、ついつい反応してしまう
のではないでしょうか。
私はそうした反応からタイトルだけで買った人間です。
いきなり、飼うという言葉は世話をしてあげるという意味が強く
正しくは、犬や猫と暮らしたことがある・・・・・・。
それは、ペットに助けてもらったり慰めてもらったり、一緒に
喜んでくれたからで、ペットが人間の言葉を話すのが上手では
なく、自分がペットの言葉を話すのがへたくそだった。
こういう発想はなかなか出てこないように思います、家族の一員と
いうことは認識しても言葉が上手下手ということは・・・・・です。
最初は父親が犬嫌いで犬を飼うことが許されませんでしたが、
母親の事情で犬を飼ってもいいことになります。
その際に、母親が犬に成り代わって子どもと10の約束をします。
約束ができないとか忘れてしまうなら犬を飼うことは許して
もらえないので、子どもは母親と約束をします。
簡単で当然と言えば当然の約束ですが、飼っているうちに
気づくのと飼う前に心しておくのとでは飼い方や接し方に
差が出るかもしれませんし、飼っている身ですので自分にこの約束が
守れているかを問うと・・・・・新しい気づきがありました。
では、どんな約束かと言いますと、
1一緒にいられる時間は10年くらい
2理解しあうのに時間が欲しい
3たくさん話をして欲しい
4ケンカはやめる、犬をぶたない、犬も噛まない
5言うことを聞かない時には叱る前に理由を考えて欲しい
6犬を信じて欲しい、犬はいつも味方だから
7犬にはあなたしかいない
8年をとっても見捨てないで欲しい
9一緒に過ごした時間を決して忘れないから
そして10個目の約束は9つの約束が守れたらにするということに
なります。
犬が話をできてこの約束を守ってほしいと言われたら、年老いた
ペットを捨てたり、飼えないほどたくさんのペットを飼う人も
減るでしょうし、こちらの気分で叱ることもないと思います。
人間の親子の約束だと考えるなら、虐待もないでしょうし、
年老いた親を見捨てることもないと思いました。
もっと深いところで親子のつながりが形成できる約束でも
あります。
自分の家の犬と重なることがあり、本を読み進めるのが
怖い気もしますが、せっかく縁があってうちに来た犬と
もっと親密になれたら・・・・今でも十分親密ですが・・・・・。
とにかく、流し読みは避けて時間をかけて読みたいと思います。