新たな相談
今日はアルバイトでした、昼休みに携帯にすこやか相談所から電話がありました。
大津市社会福祉協議会から紹介を受けたと話され、これって・・・・・・ひきこもりの相談かな・・・・・・・果たして、予想的中でした。
このすこやか相談所のある地域のひきこもり相談も受けていますので、その家族のことかと思っていると・・・・・違いました。
ひきこもりの家族と話をしているのだが、どうも話も行き詰って家族がどこかにひきこもり当事者を抱える家族同士で話をするサークルや集まりがないかと相談したために、すこやか相談所の職員が大津市社会協議会に問い合わせて、えこーを紹介してもらったということでした。
このひきこもり家族はすこやか相談所のほかにも支援機関で相談しているということでしたが、職員が訪問してもひきこもり当事者には会えていないということでした。
当事者に会うということは想像以上にハードルが高く、多くのひきこもり家庭では親子だけの会話しかない場合が多く、中には親子間の会話もない家庭があります。
親が支援機関に相談する場合も、親が通訳の役割を果たして家庭での子どもの様子を支援機関に伝えることがほとんどです。
そこに、親の主観が入り話が進みますので子どもが考えていることとは違う話になってしまいがちです。
親子の間のギャップがさらに広がりひきこもり期間が長くなってしまう原因の一つだと思います。
支援機関で実情の説明をしても支援機関の職員は、アドバイスをしてくれますがうんうんと頷き同情してくれたり、寄り添ってくれることは少ないように感じます、もちろん職員によって個人差はあると思いますが・・・・・。
それが同じようにひきこもりの当事者を抱える親ですと、自分の体験談を語ってくれますし、互いに理解しあえて共感する部分も多いのではないかと思います。
そうした体験を通して親は、自分の家だけでなく他にもひきこもりで悩み辛い思いをしている親がいることを知って、少し安心というか連帯感、親近感を持つことができ、アドバイスのしあいや共感して落ち着きを取り戻すことが期待できます。
子ども食堂が全国各地で開催され、子どもの居場所提供が根付いてきましたが、親の居場所となるとまだまだ少なく、人には話しづらい実態を抱えたまま、日々悶々としているケースが大半ですが、親が元気でないと子どもは変わってこないと思っています。
家族の会はコロナウイルスの影響で5月にずれ込みそうですが、家族の会を立ち上げればひきこもりが解消するかと言えば、それは決してありません。
親が元気で明るい顔を家庭で見せ続けることで子どもの心にも何か変化が生まれて、一歩を踏み出す勇気が出てくる。
そうした家庭環境を作るための家族会だと思っています。
すこやかの職員の方に、えこーの相談日で空いている日を伝えて、もしよければ違うところで話をしないか勧めてもらうようにお願いしました。
家族だけで抱え込まずに誰かに相談する、誰かに助けを求める、そのことが親が変わっていく第一歩だと思います。
どうぞ、えこーに相談に見えて新たなご縁ができますように。