一つご縁ができました

いとう茂

2020年09月26日 23:59


木曜日はひきこもり・不登校の支援をしている
民間団体の冊子を制作しようとしている団体の方と
お会いして冊子以外のことも話をしてきました。
冊子はとりあえず大津市内の団体を対象にして制作すると
いうことでしたが、いずれは滋賀県内の団体を網羅した冊子の
制作をしたいということでした。
そして、冊子の制作はあくまで手段で本当は団体の緩い
ネットワークを作りたいということで、えこーの思いと一致
します。

学校以外の場で学び育つ親子の遊び&おしゃべりの場を
提供している「びわ湖フリーわいわい」と発達障害や
ギフテッド・2Eなど、特性にまつわる生きづらさを抱える
人たちやその家族をサポートし、多様性を認め合える
社会の実現に向けて行動している「異才ネットワーク」の
人たちとの話でしたが、異才ネットワークの代表は以前に
フリースクールを立ち上げたと、えこーにも説明に来て
くれた人で、今年から一般社団法人として活動しています。

先方のお願いは冊子に掲載する原稿でしたので、大急ぎで
作成して持っていき、それについては問題がなく来年の初めには
冊子が完成するということでした。
先方の冊子の原稿よりも、こちらの思いはえこーの今年度の
最大の事業である「子の心親知らず 親の心子知らず」の
冊子の制作です。
先方もこちらも冊子ですが、それぞれの考えていることは
どこかでつながっているようにも感じていましたので、
不登校の親子にもそれぞれに手紙を書いてもらえないか・・・・
お願い口調ですが、不退転の決意を持って・・・・・少し大げさでした。

快く承諾してもらえ、おまけにえこーの広報紙も置かせてもらいました。
先方も思いだけが先にあり、どれだけ原稿が集まるか不安が
ありますし、こちらも思いが先行してひきこもり・不登校の家族が
手紙を書いてくれるか見当もつきません。
一人ひとりに会って、えこーの思いを伝えることができればいいのですが、
ひきこもり・不登校の情報を最も多く持っているのは行政の
支援機関で、ここは個人情報の壁があり思いだけでは乗り越えられない
ものがあります。
このことも木曜日の話では一致した点で、今後どのように
アプローチしていけばいいのかということです。
しかし、この点については新しいものに手を出したくない行政の
臆病な一面があります。
結果を出すことで市民の支持も得られますが、そこまで行けば
自然と行政は接近してくるものだと、これまでの商店街や各種
団体の活動を通して身についていますので、今は曽野綾子さん
ではありませんが、「ないものを数えず あるものを数えて生きて行く」
そのスタンスで一歩一歩です。