昨日は雪が舞いました

いとう茂

2021年02月18日 16:01


昨日の朝は霧雨から雪に変わり寒さが増したのと、
思わぬ雪に驚きました。
吹雪いていた時もあり、如月は衣更着とも呼ばれることを
実感した次第です。
関西の春は東大寺の二月堂のお水取りがすむ3月12・3日が
終わらないと来ないと言われることを思い出し、まだ1か月ほどは
冬らしい日があるのだと感じています。

降る雪を見ながら立春を過ぎて降る雪に名前があるのだろうか、
その年に初めて降る雪を初雪と呼ぶのだから、きっとあるのだろうと
調べてみました。
ちなみに初雪は1年の最高気温を記録した日の後に降る雪で、
11月か12月、富士山の初冠雪が毎年ニュースで報じられ
随分早いなぁ、もうすぐ冬かと季節の移り変わりを感じますし、
春は桜の開花のニュースから春が近いことを知りますが、
今年は桜のニュースはまだ聞きません。

冬に別れを告げる最後の雪は「終雪」、もうすぐ春という頃に
名残を惜しむように降る雪は「名残雪」このあたりが昨日の雪に
当てはまる名前なのでしょうか。
春の訪れを一足先に告げるのは梅の花ですが、周りに梅の木が
減ってしまい、普段はあまり目にしなくなったのが残念です。
個人的には桜より梅の方が好きで、若いころは白梅や紅梅の
盆栽をいくつか持っていました。
寒い中で1輪、2輪と花をつける梅の力強さと、存在感にひかれる
のだと思っています。
最近は梅の花をゆっくり鑑賞する時間もなく、慌ただしい日々を
送っている自分に気づいて、アカン、アカン、見落しているものが
たくさんあるのに決まっている。
そんなことを考えたりしています、振り返るゆとりがあるだけまだ
マシなのかと思っていますが、そこから自分を振り返らないと意味がない、
昨日の雪は、この冬の生きざまはどうだった、自分を振り返れよ、
そんな警鐘だったのか・・・・・これも一つの気づきでしょうか。