昨日は立夏
夏立ちぬ、夏は来ぬ、同じような意味だと思っていますが、
立夏のことを言うのかどうかは・・・・・・。
他にも春立ちぬ、秋立ちぬという言葉も聞いたか読んだかしたことが
あるような気がします。
小難しいことを言うつもりはないのですが、ふっと頭に浮かびました。
この前桜が咲いたと思っていたのに、もう夏の走りです。
春宵一刻値千金、そんな春の盛りを楽しむゆとりもなかった自分、
もしかしたらコロナでそれどころではなかったのか・・・・・。
寒い、寒い、それが終わると暑い、暑い、四季があったはずの日本から
春が消え、物思う秋が消えてしまいクールビズは5月1日から10月
いっぱいが一般的になってきました。
半年が夏仕様、半年が冬仕様になっても不思議だという声は
聞こえてきません。
そういえばスーツでも冬以外3シーズン、夏以外3シーズンといった
生地が多くなったのは、随分前からのように思います。
春らしい行事や風景が減っているのも季節感がなくなった原因の
一つかもしれません。
桜を見に出る人は多くいても、昔のように街のあちこちに鯉のぼりが
泳ぐ姿や、田植えが終わった田んぼを見ることも減りました。
秋と言えば空が高い、そんな印象がありますが、空を見上げた
のはいつ頃だったか・・・・・。
鰯雲も流れていたはずです。
稲刈りの風景も周囲から消えました、サンマも不漁で庶民には遠くなり、
台風も季節を問わずに接近することが多くなってきました。
せめてこれから訪れる夏は、風鈴が鳴りあちこちに打ち水のあとがあり
冷たいかき氷を食べている風景が・・・・・広がらないか。
コロナで夏祭りや花火大会、盆踊りも中止になり、大勢でにぎわう
ビアガーデンも閉鎖・・・・・。
これがこの先の風物詩になるのでしょうか。