常識
もう20年くらい前になるのでしょうか、電車の中でいい年をした大人が
漫画の本を読んでいると、常識がないと言われた時代がありました。
別に誰に迷惑をかけているわけでもないのに、
漫画の本は大人が読んではいけない、
家で読むものだという常識があったのかも知れません。
それが今は、電車の中でスマホを見てゲームやラインをするのが
常識になっている、私のようにガラケーを持つ人間が常識外で、
ほとんどがスマホですから、車中で他人がやっていても
常識がないとは言えなくなってしまったのかも知れません。
シャカシャカ音が漏れなければ誰にも迷惑がかからない、
自分の子どもが車内を走り回っていても注意せずにスマホに集中。
常識って何だろう・・・いつものくだらない話です。
電車に20人が乗っていて、そのうち18人がスマホを触っている。
残りの2人は常識外れと言われるのだろうか、
それとも圧倒的に多い18人が常識外れなのか・・・・。
常識とは、ある社会のある時期において、
一般の人々がとくに反省することなく当然のこととして共通に
認めている意見や判断のことであり、
その社会の歴史のなかから自然に形成される。
一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や
判断力。と、辞書にあります。
文字にすると立派なことのように感じますが、電車の中のスマホです。
常識と言えば、ある一定水準以上の知性や理性が
必要だと考えてきましたが・・・・。
赤信号でもみんなが渡れば常識になってしまう。
形は変わっても赤信号をみんなで渡る日本人の気質は
変わらないのかも知れません。
赤信号だと思う人間も常識では考えられない時代なのかなぁ。