また一人手帳の交付を受けました
えこーを法人化する前からつながっている当事者がいます。
私の携帯に電話があったのが、最初でもう4年近く前になります。
いくつかの派遣会社に登録をしていますので、
結構、就労期間が短く次から次と転職を繰り返してきました。
1回目の面談で何かの発達障害があることは分かったのですが、
いきなり医療機関に行ったらとは言えませんので、
面談の回数を重ねてきてやんわりと切り出すのですが、
あまりやんをりですと伝わらないこともありました。
いくつもの支援機関とつながっていましたので、
ケース会議でも手帳の交付を受けて年金受給の話が出ていました。
えこーでも滋賀県精神福祉保健センターや保健所の話をしていましたが、
医療機関に行くとを拒否していましたので診断を受けられませんでしたが、
ある支援機関が年金の金額の話をしたら食いついてきたということで、
その支援機関で診断を受けられるように計画して、手帳の交付に至った次第です。
次の更新までは5年あります、5年後に再度診断を受けることになりますが、
その間は年金の受給ができますので本人も喜んでいる様子でした。
就職先を転々とするのは人間関係がうまく構築できないことと、
仕事の呑み込みが遅いのが原因のようですが、これまでは一般就労で通してきました。
えこーの面談で作業所には2つあって、
B型作業所とA型作業所の違いと大津市内の作業所のファイルを見せると、
関心を持ってくれたようで、支援機関との面談でさらに詳しく聞いてくるようにアドバイスをしました。
ただ親には手帳と年金のことはまだ話をしていないということで、その点が気がかりです。
自分の特性が分るとこれまで困ってきた原因がその特性のせいだと理解する当事者も多く、
親も何度言っても伝わらなかった原因がその特性があったからかと腑に落ちるケースが多くあります。
現在も一般就労で勤務をしていますが、本人はかなり困っている様子で、やめたいと考えています。
作業所で就労訓練や就労体験をして、自分に合った仕事を見つけられたらと願っています。
ひきこもりではありませんので、週に4・5日の就労も可能ですし、
精神的に辛ければ日数を減らすことも出来ますし、就労時間も短くすることも可能です。
その人にあったペースで社会参加をする、これも自立の形だとえこーは考えています。