人権擁護推進委員会での講演が終わりました

いとう茂

2022年05月28日 19:53



5月のえこーの事業の中では、家族会の外来魚駆除魚釣り大会と並んで
大きな人権擁護推進委員の総会後の講演会でしたが、
無事に講師の役を演じ切ることができたと思います。
市役所別館大会議室での開催で、当日は約30名の参加者で、
えこーの概要から相談の流れ、事業内容の説明と実例を含めて1時間30分の
講演でしたが、居眠りをする人もなく頷きながら聞く人がほとんどで、
話をする方も気分よく進行できました。
事前に参加者の年代を聞いていましたが、それよりも若干高い年代の参加者が
多かったせいか「県外のケースワーカーは生活保護受給者のことを
何と言ったでしょうか」という質問に・・・、もしかしてケースワーカーの意味が
理解できなかったのか、「自分の住んでいる市と県外で二重に生活保護を受給
してはいけない」・・・そんな答えも出て・・・ちょっと場が白けたこともありましたが・・・。

大学の先生よりも実践している人の話が聞きたいと、委員からの要望でえこーに
声がかかったようで、帰りに何人かの参加者がわざわざ前に来てくれて、
「よかったわ」と声をかけてくれました。
スクールガードをしている委員から子どもたちに毎朝声掛けをしているが、
始業時間に遅れそうになる子どもにどんな声掛けをしたらいいかと質問され、
遅刻するよとか急がせる言葉は相手をよく見てかけてください、と答えました。
どこの学区でもこういった子どもはいます、朝起きられないと早く起きなさい、
朝食を食べるのが遅いと早く食べなさい、家を出る時間が遅くなると
遅刻するから早く行きなさい、起きてから何度も親から注意されているかも
しれませんし、声もかけてもらえず放ったらかしかも知れません。
そこへ地域の大人から急き立てられる言葉をかけられるよりは、
励まして背中を押してもらえる言葉の方が、子どもの心には響くと考えます。

この講演会で人権擁護推進委員ともご縁ができました。
どこまで情報共有ができるか分かりませんが、この先、
生きづらさを抱えている人たちに「困っているのならえこーに相談してみたら」と
声をかけてくれることを期待しています。