FM滋賀の放送が終わりました

いとう茂

2023年01月24日 15:06

24日の午前8時30分から20分間、えこーのスタッフがラジオ出演をしました。
初めてのラジオ出演で緊張していたようですが、
話すことは飛ばすことなくすべて話せました。
しかし、20分の放送のためにその何倍もの時間を要しました。
先方が用意した質問の回答を考える作業から始まりましたが、
それぞれのスタッフに思いがありますので、
「この表現はこうしたらどうかな」「いや、これは残したいねん」
「そうしたらこう変えたら」「うーん。できたらこのままいきたい」
10文字ほどでもすんなりいきません。
「これは書き言葉やで、話し言葉やとこうなるのと違うか?」
「それも考えたんやけど、舌を嚙みそうでこうしたんや」
原稿を誰もが妥協の産物にしたくないと考えていますので、
そう簡単には引き下がりません。
「学校に行かないのやなくて学校に行けない、
仕事に行かないのやなくて仕事に行けない、
この言葉を入れてもらえへんかな」「気持ちはわかるけどなぁ・・・・」
こんな調子で原稿の手直しに3時間かかりました。
放送前日にはリハーサルも行いました。
手直しした原稿を読んでいくと・・・・またまた修正箇所のオンパレードでした。
「この表現は読みにくいやろ」「舌を噛みそうやわ」「そしたらこうしたらどうやろ」
「もう一遍言うて」「そっちの方が話しやすいわ、そうするよ」
20分の中に曲が1曲入りますので、実際に話せる時間は15分有る無しです。
「これで時間内に収まるか」「読んでみるし計ってくれる」
「アナウンサー役をやるよ、結構早口やったな」「ほな行くで、スタート」
3回リハーサルを行い時間はどれも13分台でしたので、
これで行こうと決めて読み原稿が完成しました。
このリハーサルも2時間かかりました。
どれだけの人が聞いてくれていて、どんな反響があるかは予想できません。
放送を聞いた家族や当事者がえこーの存在を知り、連絡をくれたらと願いますし、
ひきこもり、不登校の実態を一人でも多くの人に伝えて、
理解を深めてもらえたらと期待しています。