火まつりまで練習1回

いとう茂

2023年03月02日 10:49

3月12日の膳所火まつりまでに練習ができるのは、3月8日の1回になりました。
コロナで舞台出演がほとんどないために、慣れていないメンバーが多く、
曲によって太鼓の配置や数が違うので、その入れ替えに時間がかかりすぎます。
慣れていれば自分の持ち場を理解して、
各自が動けますが慣れないと誰かの指示が必要だったり、
動かさない太鼓まで動かして戻すのに時間がかかったりします。
移動の時間も演奏時間に含まれていますので、
いかに移動時間を短縮して叩く曲数を増やすか、そのことに頭を使います。
受け持ちの太鼓を決めるのですが、誰かが困っているとそちらの応援に行って、
自分の持ち場が空いてしまう。
叩く練習も必要ですが移動の練習も必要です。
残り1回の練習でこの二つがどれだけ詰められるか、
楽しく叩くためにはそれなりにしっかりした下地作りが不可欠です。
演奏同様、舞台上でもたもた動いているのは、見ている側も歓迎しないものですし、
演奏する側も次の曲へ向かう気分が下降してしまいます。
ただ、一番重要なのは演奏そのものです、
10代もいますがメンバーの平均年齢は50代半ばになっています。
25年以上一緒に叩いてきたメンバーは3名しか残っておらず、
他は10年未満のメンバーで、叩きながらの意思疎通が難しく
事前の打ち合わせにかなり時間を要しますし、叩ける曲も限定され、
叩く太鼓の種類も決まってきますので、
どのパートも叩ける人間が空いたパートを受け持つ形になっています。
舞台の上でちょんちょん動き回る年齢ではなくなってきましたが、
それでも抜けると穴が開いてしまいます。
世代交代が進まない中、脱皮して生き延びる蛇になるか、
脱皮できずに死んでしまう蛇になるか・・・石鹿太鼓の分岐点を迎えています。