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いとう茂

2023年03月28日 15:12

赤い羽根共同募金の福祉基金に2年続きで応募しました。
応募は1月初旬でしたが、発表が3月末ということで、
えこーのスタッフ一同は毎日祈るような気持でいます。
昨年は大津市を7ブロックに分けて、
ひきこもり・不登校の巡回相談で各ブロックを回る事業を応募しましたが、
不採択に終わりました。
今年はひきこもりから脱出しかかっている人と、
独居高齢者のコラボ事業を応募しました。
ひきこもりも独居高齢者も同じ福祉の部署ですが、
それぞれが独立していて連携がとれていないのが現状で、
どちらも孤立しやすい立場の人たちで、
この事業を実施することで孤立を防ぐ効果があると考えています。
この事業を応募するにあたり、大津市の福祉部、大津市社会福祉協会、保健所、
それに地元の学区社協と民生委員・児童委員協議会に事業内容を説明して、
事業が採択されればえこーとの連携の約束を取り付けています。
ひきこもり当事者にとっては社会参加の第一歩、まずは生活訓練です。
事業は二つに分かれていて、一つは定期的に独居高齢者宅の訪問、
もう一つは高齢者がスーパーなどへ買い物に行く際に
ひきこもり当事者も同行して荷物を持つ事業です。
インターホンを押すのが怖い、見知らぬ人と話すのが怖い、
一人で買い物ができない、そんなひきこもり当事者は大勢います。
そうした人たちの生活訓練の場で、
大津市内で独居高齢者が最も多い膳所学区をモデル学区として、
3年間で隣接学区に広げていきます。
隣接学区へは電車を利用します、
この電車もひきこもり当事者にはネックになっていることが多く、
電車に乗って移動ができない人のための訓練です。
独居高齢者については、
日常的に人の出入りがなく1日誰とも話していない人が多いのが現状で、
ここからセルフネグレクトや孤立へと発展してしまうことを防止する狙いがあります。
孤立しがちな者同士がコラボして明るい地域づくりに寄与する。
この事業が採択されれば人件費が出ますから、スタッフがえこーに専念できます。
この事業に費やす時間は結構ありますが、
それでも今よりは自由な時間が増えると思いますので、
相談窓口や家族会の充実ができると考えています。
スタッフの思いが画餅で終わりませんように・・・・。