ゆっくりゆっくり
相談者は市外で、当事者は県外、えこーでは珍しいひきこもりの相談ケースです。
県外の支援機関は全く知識がありませんので、
ネットで調べると多くの支援機関が見つかり、
大津市よりも手厚い対応が期待できそうでした。
相談者がえこーに来てから1年が経ちます。
時々は当事者と出会うことができますが、
生活圏が違うので毎週とか毎月は無理な状況です。
しかし、距離はありますが電話はできますし、
この距離感がとてもいいように感じます。
近いと相談者も放っておけないので頻繁に会うことになりますし、
当事者も頼り切って自分で何とかしようとは考えなくなります。
ネットで調べた支援機関から、大津市でも対応している機関を2つ選び、
相談者に次に出会うときに、その支援機関に話をしに行くように勧めました。
相談者が支援機関に一人で相談に出かけて、
二度目は当事者を説得して出かけました。
これまでつながっていた支援機関とも縁が切れていましたので、
新たなご縁ができました。
この前の面談では、当事者が一人で支援機関を訪れて、
「就労したい」と伝えたと、嬉しい報告がありました。
週5日働きたいと希望したそうですが、支援機関では当事者の体調を考えて、
週2日の就労先をあっせんしてくれ、現在はそこのお世話になっています。
これで一安心です波が激しいので、
この先この就労先をやめても次の就労先を紹介してくれます。
週5日働かないとと急がなくてもいいのです、
自分の体と相談しながらゆっくりゆっくり、社会に慣れて行けばいいのです。