ムクドリとカラス

いとう茂

2024年11月08日 12:41


この前にムクドリが夕方になると南草津駅のあたりに大量に寄ってくるというニュースがありました。
鳴き声とフンで近隣の住民は大迷惑だそうで、行政が対策を考えていますが、スピーカーでムクドリが嫌がる音声を流すと、ムクドリは駅の反対側に移動するだけで、解決にはならず駅の反対側の住民から苦情が来るということで、効果的な対策がなくとん挫しているようです。
カラスなどの天敵がおらず、ムクドリ天国を謳歌しているのかも知れません。
一方、南草津駅から西に5キロほどの瀬田駅周辺は大量のカラスが朝夕集まり、瀬田の平和堂の前の歩道はカラスの糞で白くなっています。
こちらは対策は何もしていないようで、野放し状態で電線にとまっているカラスから歩行者にフンの直撃がよくあると聞きました。
わずか5キロほどの距離で住み分けがされているようで、興味深い話だと聞いていました。
ムクドリは何千羽単位で、カラスは何百羽単位だそうです。
しかし、ムクドリもカラスも生き物で、日々何かを口にしないと生きていけません。
そう考えるとムクドリもカラスも行動範囲の中で腹を満たせているから、夕方や朝に寄って来るのでしょう。
もし食べるものが周辺になければ、エサを求めて分散するかどこか遠くに集団で移動するはずです。
ムクドリやカラスは地上の人間に何を訴えているのか、もちろん訴えているという仮定の話です。
食品ロスをなくそうと社会では取り組んでいるけれど、各家庭からはまだまだ食品ロスをなくそうという動きはないよ。
もっとロスをなくして我々が住みにくい社会にしてくれ、このままだったら増える一方で鳥社会の食物連鎖が壊れる。
そんな訴えを・・・・することないか。