もうすぐ放鳥

いとう茂

2025年05月16日 12:11

山鳩を保護して2週間になります、どうやら大きなケガもしていないようで、エサも旺盛に食べ体もふっくらしてきたように感じます。
ボチボチ放鳥してもいいかなぁ、と考え放鳥を一にするか思案中です。
カラスがいない場所はありません、どこで放鳥しても危険はついて回ります。
庭で空を見ていると時々カラスの鳴き声が聞こえます、カラスよりも速く飛ぶことができれば逃げられますが、それができないと今度こそ餌食になります。
空から地面に落ちた時の打撲もなくなっているように、じっとしている姿はどこも痛くないように見えます。
阿呆の鳥好き貧乏の木好きということわざがあります、私が該当するのか分かりませんが、山鳩を助けたときは、その後どうなるかを考えずに助けました。
よく言えば「惻隠の心」ですし、悪く言えば「阿呆の鳥飼」です。
ただ、助けたことで山鳥の命は確実に2週間伸びました。
放鳥した日にカラスや鳶に襲われて落命するかもしれませんが、わずかな時間でも放鳥後に自由に空を飛ぶことができたなら・・・。
そう考えたいと思います、エサやりと水の交換しかできませんが、それができることのすべてだと考えています。
後は山鳩の持っている運と力に期待するしかありません。
晴れた日に大空に飛んでいく姿を見届けてやりたいと思います。