近江八幡市議会 議会報告会その3
JR篠原駅とJR安土駅の整備について
まず、篠原駅から報告がありました。
駅整備については、近江八幡市、野洲市、竜王町の
2市1町でJRと協議を進められています。
バリアフリー化、駅南口の整備、これは国道8号線側のエリアで、
駅への進入路だけでなく、県道の整備も含めてされます。
平成26年に駅舎の供用開始に向けて、今年度は、
都市計画の決定を行い、用地の測量、
用地買収に取り掛かるとの報告がありました。
安土駅については、旧安土町の基本構想の再点検を行い、
市民参加の安土駅及び周辺整備促進会議を設置し、
駅舎橋上化を図るというもので、本年6月に基本設計を
実施し測量、地質調査まで事業が進んでいます。
昭和46年に建設された、近江八幡市役所も築39年を迎え、
手狭になり、機能面でも不都合が多いということでした。
これは、行政施設が周辺に分散していることにも
起因するもので、加えて、震度6弱の地震で被害が想定され
特に1階2階部分については、強度に問題があるために、
昨年度に、市職員がプランをまとめ、専門家を交えて
検討を行ったということです。
現在は、まちづくり懇話会、庁舎あり方検討会で審議しており、
来年1月中旬に規模や場所が決定されるそうです。
続いて質疑に入り
給食センターや待機児童の問題に取り組むのはいいが、
税の公平さという観点から、給食費の未納問題、
公務員でありながら保育料の未払いがある。
そういったことが起きないように十分なチェックを
という声がありました。
市民病院の駐車場がいつも満車で改善を求める声には、
約1,100台の駐車場のうち、450台程度は医師、看護師が
使用しており、入院患者も駐車をしている現状で、
一部2階建てにし駐車スペースの拡大を考えていることや
今年から計画している改革プランの中で周辺整備と一体
で取り組んでいきたいとの答弁がありました。
不登校の問題も提起されました。
不登校の子供たちを一か所に集めて学習させることは
できないものかといったことです。
年金を納めなくても生活保護がもらえる人間を
保護するのはいかがなものかという声もありました。
これについては、中学校跡地によしぶえという施設が作られ
教師が待機して勉教を教えていることや、家庭訪問をして
勉強を教えている現状説明がありました。
給食センターで子供に給食を提供するのはいいが、
災害時に、避難所で給食を作れる体制を求める声や、
待機児童の保育体制をしっかりし、事故等に対して
責任の所在を求める要望もありました。
医療センターの充実をという声には、
近江八幡市立の看護学校の卒業生40名のうち
来年春には17名がセンターに就職する。
一時は就職0という年も多かったが、看護をする人間がそこで
働きたいと思ってくれるまでに充実が進んでいる
との答弁でした。
約90分の報告会でしたが、市民からもいろんな意見が出ました。
ただ、少し残念だったのは、事前の広報不足かもしれませんが、
参加者の意識が同じような人が多く、
政治に対する価値観の相違があまり見られないことでした。
まだまだ多くの報告会を傍聴し、対応を考えられたらと思いますし、
何より、議員としての資質向上の必要性を痛感しました。
やっぱり、一歩、一歩です。