2017年10月31日

もう冬がそこまで・・・・・

昨日は東京と近畿地方に木枯らし1号が吹いたと
発表がありました。
台風22号の影響があるのかわかりませんが、木枯らし1号は
気象庁では東京と近畿地方限定のようで、ほかの地域で
どんなに強い風が吹こうと、木枯らし1号とは言わないとのことでした。
これも定かな理由はわかりませんが・・・・・・・。

10月も今日で終わります、明日からは11月、カレンダーも残りが
2枚になります。
1日1日の積み重ねで時間が経過していくことはわかっていますが、
流れていった時間は、まとめて振り返ると長いはずなのに、短く
感じるもので、流れていったものは短く、これから迎えるものは
反対に長く感じる、この感覚は私だけではないと思います。
10月が誕生月でしたので来年の10月までは年を重ねない
という当然のことは、まだまだ時間があるという感覚で
捉えてしまいます。
今年に入って、300回朝を迎えた1日3食で900食を食べた、
風呂にも300回入った、そうしたことを経験して今日を迎えています。
それなのに、そんなに眠ったのか・・・・・、のど元過ぎれば・・・・・・
覆水盆に・・・・・・・あんまりピンと・・・・・・きませんわ。

5月から始まったクールビズも今日で終わりです、ノーネクタイの時期は
基本的にスタンドカラーのシャツを着ていますので襟付きのカッター
シャツは半年間休みです、今夜は半年ぶりにスタンドカラーと襟付き
シャツの入れ替えです、ついでに、冬物のセーター類も出して、
夏物の半袖などは半年間お休みになります。
入れ替えの時にしまい方が悪くて型崩れしたりしていると、
ちょっと・・・・・・スラックスのシワならプレッサーがあるから
大丈夫ですが、お気に入りのシャツの襟がおさわって
ぺったんこ、もう致命傷です。

11月の訪れとともに冬が来るのでしょうか、東北や北海道の
厳しい冬は知りませんが、季節的には晩秋から初冬の時期が
一番好きです、月は満月に近くなるにつれて東から出てきます。
夜釣りに行って釣りもせずに仰向けに寝転んで空を眺める
ことが好きですが、そうした時間とも随分ご無沙汰です。
本格的な冬が来るまでに・・・・そんな時間が持てればなぁ。

  
Posted by いとう茂 at 22:29Comments(0)

2017年10月30日

今日は初恋の日

1年365日毎日が何かの記念日です、今日は
初恋の日、秋の夜長に遠き昔を思い浮かべて、淡き切ない
思い出に浸るのも・・・・・・。
初恋の詩として最も有名なのが島崎藤村の作品だと思います。
冒頭の部分は聞き覚えのある方も多いと思います。

初恋
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

中原中也の作品にも初恋があります。

すずえ
それは実際あったことでしょうか
それは実際あったことでしょうか
僕とあなたが嘗(かつ)ては愛した?
ああそんなことが、あったでしょうか。
あなたはその時十四でした
僕はその時十五でした
冬休み、親戚で二人は会って
ほんの一週間、一緒に暮した
ああそんなことがあったでしょうか
あったには、ちがいないけど
どうもほんとと、今は思えぬ
あなたの顔はおぼえているが
あなたはその後遠い国に
お嫁に行ったと僕は聞いた
それを話した男というのは
至極(しごく)普通の顔付していた
それを話した男というのは
至極普通の顔していたよう
子供も二人あるといった
亭主は会社に出てるといった
(一九三五・一・一一)
むつよ
あなたは僕より年が一つ上で
あなたは何かと姉さんぶるのでしたが
実は僕のほうがしっかりしてると
僕は思っていたのでした
ほんに、思えば幼い恋でした
僕が十三で、あなたが十四だった。
その後、あなたは、僕を去ったが
僕は何時まで、あなたを思っていた……
それから暫(しばら)くしてからのこと、
野原に僕の家(うち)の野羊(やぎ)が放してあったのを
あなたは、それが家(うち)のだとしらずに、
それと、暫く遊んでいました
僕は背戸(せど)から、見ていたのでした。
僕がどんなに泣き笑いしたか、
野原の若草に、夕陽が斜めにあたって
それはそれは涙のような、きれいな夕方でそれはあった。
(一九三五・一・一一)
終歌
噛(か)んでやれ。叩いてやれ。
吐(ほ)き出してやれ。
吐き出してやれ!
噛んでやれ。(マシマロやい。)
噛んでやれ。
吐き出してやれ!
(懐かしや。恨めしや。)
今度会ったら、
どうしよか?
噛んでやれ。噛んでやれ。
叩いて、叩いて、
叩いてやれ!
(一九三五・一・一一)

最後は石川啄木の初恋を紹介します。

砂山の砂に 砂にはらばい
初恋のいたみを
遠くおもい出(い)ずる日
初恋のいたみを 遠く遠く
ああ おもい出ずる日
砂山の砂に 砂にはらばい
初恋のいたみを
遠くおもい出ずる日
  
Posted by いとう茂 at 21:02Comments(0)

2017年10月29日

二週続きの雨

台風21号・22号の影響で二週続きの雨になりました。
週末の台風ということで遊びに出かける人の足も鈍りがちで
この土日も道路はかなり車が少なく渋滞する近江大橋も
すいすい車が走っていました。
昨日な午前と午後に和太鼓の演奏がありましたが、今日は
午前中は第二期の和太鼓の講座があり、講師として9名の
受講者に太鼓を教えていました。
昼食はコンビニのおにぎり3個で、午後からは秋葉神社の
秋の祭礼があり参列してきました。

時々、雨の祭礼がありますが今年は激しい雨でビニールシートの
下で執り行われました、玉ぐしも祝詞もシートの下で行われる
ほどひどい雨が降っていました。
20年以上昔に一度だけこの秋の祭礼で和太鼓を演奏したことが
ありましたが、その時も土砂降りで太鼓の皮を濡らさないように
ビニールを敷いて演奏したことを思い出しました。
山とは言えませんが小高い丘の上に神社がありますので、運搬が
大変でした。

太鼓の演奏も色んな所でしてきましたが、運搬や演奏場所に
忘れられない思い出があり、数え上げたらきりがありません。

次の週末は雨の心配はなさそうなので少しほっとしています、
3連休なので遠出をする方も多いのでしょうが、私も長浜まで
きもの親善大使の選出大会に会長代行として出席します。
主催者が欠席では立場がありませんので、病気の会長に
代わっての出席ですので、他の用事はキャンセルとなります。

キャンセルといえば今年度の各常任委員会の行政視察は
台風の影響を配慮してすべて中止になりました。
関東方面への視察が多かったので仕方がないと思います。
早い委員会は明日から出発しますし、私の生活産業も明後日
からの出発でした。
金曜日の段階で中止になりましたが、結果は行けたかも、
行きたいとかそういうことではなく、人間の先を見る目は
3・4日先も見えないものなのでしょうか、改めて人間の
小ささと偉大さが浮かんできました。

小ささいゆえに無力であり、無力であるがゆえに、ひたむきに
努力してきたのかもしれません、失敗を何度も何度も重ね、
一筋の光を見つけることを諦めなかったから、偉大な存在に
なれたのでしょう、最近は・・・・・驕り・・・・・怠惰・・・・・
そんなところから、思いもかけない言葉や行動が・・・・・・
出ているように思います。
  
Posted by いとう茂 at 21:37Comments(0)

2017年10月28日

久しぶりのダブルヘッター

20年程前は午前と午後、午後と夜とかに和太鼓の
演奏がありましたが、最近ではそんな機会はめったになく、
今日は久しぶりの午前と午後の演奏でした。
午前中は国際交流のイベントで持ち時間もゆったりありましたので
叩く方も楽しみにしていましたが、あいにくの雨で開催もおぼつかない
状況で、急きょステージの前にテントを張ってその中での
演奏になりました。

テントの中では太鼓の移動や人の動きも思うようにいきませんので
演奏時間を短縮して午前中のステージは終わりましたが、すぐに
午後からの演奏に移動しなければならず、昼食は終わってから、
会場で太鼓のセッティングに取り掛かりました。
太鼓の演奏よりも運搬の方が実は疲れます。
車2台に分けて積み込みますが、ジグソーパズルのようなもので
大きい太鼓、小さい太鼓、太鼓の台、締め太鼓と決まった
順序で積んでいかないと、ドアが閉まらなかったり台車を積む
スペースがなかったり・・・・・・・。

慣れてはいるのですがいつも時間がかかります。
午後からは生涯学習センターの大ホールでヨシ笛の
演奏会のオープニングでこちらは2曲の予定で、無事に
終了しましたが、いつも演奏の後は課題があります。
誰々が速かったとか間違ったとか、練習で気を付けているのですが、
必ず出てきます、それだけ奥が深いと言えますし、まだまだ未熟な
自分に気づかされます。
ただ、課題を克服すればそれだけ伸びる、前向きな発想も
持っていますが・・・・・・・未完の大器・・・・・・・・。

右肩のケガもかなり良くなってきましたが、早い動きは
不安がありますし、思い切り叩いた翌日は鈍痛が残ります。
これ以上は良くならないのかもしれません、日常生活には
何も支障がありません、後は肩の筋肉を強くするしか
ないのかと思っています。
肩だけでなく全身の筋肉を強くすることが必要なのは
分かっています、足はそれなりに強いのですがその分、腰に負担が
かかります、総合的に鍛える、口では簡単ですが、下り坂の
体力を上向きに変えるのは大変だと思います。

それでも、始めなければ始まらない。
  
Posted by いとう茂 at 22:33Comments(0)

2017年10月27日

緑のお爺さんの参観日

昨日は朝から緑のお爺さんの参観日でした。
参観の後は給食を食べることになっていましたが、11時過ぎから
急用が入りましたので給食は頂かずに帰ってきました。
最年少の緑のお爺さんですので、若干歩くスピードも
周囲の人より速く各学年の教室に一番乗りでした。
最初にお邪魔したのは4年生の教室で、図工と音楽、
国語の授業の最中でした。

和太鼓に来ている子どもがいましたので、見ていると周囲の
子どもは机に画用紙を広げて作業をしていましたが、その子の
机には空き缶があるだけで画用紙はありませんでした。
どうなっているのだろうと黙って見ていましたが、どうやら
画用紙に色紙を張り付ける作品と空き缶で何かを作る
作品があるようで安心しました。
他のクラスにも和太鼓に来ている子どもが何人かいて
こちらを見て照れたような表情でうつむいたり、あれっ、
という顔で何でここにいるのといった質問をする子どもも
いました。

2年生の教室に行くと、毎朝通る子どもが嬉しそうに、
何度も顔を見上げて手を出して握手を求めてきます、
もちろん、その間は先生の話など耳に入っていません。
こらこら、前を向いて、ちゃんと話を聞かんとあかんやろ。

一人ひとりを見ていると無邪気で可愛い子どもですが、
この中でもいじめがあるのです、無邪気で可愛い子どもが
時には、悪魔に変身するのでしょうか、いじめはいけないと
言った子どもがいじめに走る、子どもは大人の写し鏡、
大人の背中を見て育つ子ども、セクハラ、パワハラ、マタハラ、
差別は大人社会のどこにでもあります、いえ私たちの心に
いつの時もしっかり根を張っているのかもしれません。
  
Posted by いとう茂 at 20:54Comments(0)