2020年09月28日

えこステの4回目

昨日は、4回目のひきこもり・不登校家族の会でした。
5組の相談者が参加し近況報告から始めました。
1組10分という制限時間を設けて、後のスケジュールを
組んでいましたので、近況報告は全員で1時間・・・・のはず。
ですが結局2時間を要しました。
4回目ですので相談者同士が打ち解けて、会が始まる前も
雑談も多く、笑顔も見られます。
その光景を見ていて、いつの間にか連帯感が生まれ心を許して
いることが見て取れます。
互いが互いを支えている、食事会やお茶会がしたいという
話も漏れ聞こえてきました。

この1か月で溜まっていたものを遠慮することなく吐き出せる場、
その気持ちが近況報告を長くさせているんだ・・・・・。
そうした場は必要です、しかし毎回スケジュールを考えてえこステに
臨んでいますので大幅な時間延長は、次にすることに影響が
出てしまいます。
毎回相談者が話す機会として近況報告のほかに雑談タイムを
設けて対応しています、辛い思いや苦しい思いを持って来て
吐き出さずに持って帰る、このことは避けなくてはと考えて
いますので、そちらに回してもよかったのですが、溜まっている
思いが多すぎて、もしかすると4時間の中では収まらないのか、
とも考えて2時間もやむなしと判断しました。

昨日のメイン事業はパステル画の制作でした。
こちらは2時間ほどかけてじっくり取り組んで欲しいと時間を
とっています。
これも相談者の心を軽くする狙いがあります。
制作中は会話も少なく無心に取り組んでいます、きっと相談者の
心には無心で何かをしたいという願望があると思います。
日常ではほとんど変化がない毎日が展開され、疲れている
相談者が解放されたいと望まないわけがないと考え、
年間プログラムでも無心になって取り組めるプログラムを選んで
組んでいます、来月は外来魚駆除の釣り大会、こちらには
家にひきこもっている子どもと親子で弁当でも持って来てもらえないか、
ブルーギルなら誰でも釣れそうですし、琵琶湖の環境浄化にも
微力ですが役立ちます、これも小さな社会参加と位置付けて
親だけでなく子どもに対して参加を促すためにえこーのスタッフが
ハガキを書いています。
封書なら開封せずにおいておいたりごみ箱に捨てられることが
多いので、ハガキにしています。

結局会が終わったのは5時過ぎ、大急ぎで後始末をして市外の
相談者もいますので帰途につきました。
それぞれが元気になって笑顔で「また来月」でした。

Posted by いとう茂 at 15:25│Comments(0)
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