2018年04月30日

自由って?

刑務所から逃走した受刑者が広島市内で逮捕
されました、刑務所や警察関係の人はホッとされたでしょうし、
周辺の住民も安心されたと思います。
刑務所での人間関係が嫌だったという報道がありましたが、
一人で生きることができない以上人間関係はどこまでも
ついて回ります。
人間関係がなくなれば自由になるのでしょうか、逃走したいと
言う気持ちはわからないでもありませんが、逮捕されるという
不安は消えませんし、逃走を続けなくてはならない義務のような
気持ちも大きくなると思います。

刑務所の中で自由に振舞う、現実には難しいことかも
知れませんが、自由に動き回れる空間や時間はあると思います。
自由とは制限されたエリアや時間の中に存在すると
考えた方が一般的かもしれません。
無人島で一人で暮らしていたとしても食糧の確保は
必要ですし、病気やケガには細心の注意がいります。
これは一人暮らしでも同じでしょう、何時に起きても寝ても
自由ですし、いつ食事をしても誰も何も言いません。

しかし、ただで食べられるご飯はありませんのでお金が
なくては、仕事をしなければいけません。
気楽と自由は違いますし、自由と孤独は表裏の関係かも
知れません、孤独な時間が好きだという人がいますが、
それは誰かとつながっている、孤立した人間ではない、
そんな裏付けがあるのではないでしょうか。
現代なら見ず知らずの人ともスマホやパソコンでつながる
こともできます。
そのつながりを確かなものと感じるかどうかは個人差が
あるのでしょうが、昔人間にはにわかには身近な
人間関係だとは思うことはできません。

何をしても誰にも迷惑が掛からない、何をしても
その代償を払わなくてもいい、そのことが自由だと言えるか
どうか、そもそも、そうしたことがあるのか、可能なのか。
具体的な事例を考えてみても浮かんできません。
休日に一人のんびり釣りをする、家の前が海なら
問題ありませんが、海までの交通費は?帰りが遅いと
家族が心配しないか。
日本の社会で主婦が一人でのんびり釣りができるか、
男女共同参画社会がそこまで浸透しているか疑問です、
夕方になればお腹をすかせた男どもが主婦の帰りを
待ちわびていないでしょうか。

凡人には自由を謳歌する手段は連休に3・4時間ひとりで
ショッピングセンターをうろつくことくらい・・・・・かな。
  
Posted by いとう茂 at 20:57Comments(0)

2018年04月29日

私事で恐縮ですが・・・・・

私事で恐縮ですが、本日、膳所学区体育振興会の
総会を欠席しました。
5月6日までの連休で唯一今日は夜に総会が入っているだけで、
他のカレンダーが赤い日は昼間にも予定が入っていて、
自由になる時間がまとめてとれるのは今日だけでした。
どこに行くというわけではなかったのですが、歩きたいと
思い歩いていました。
水分の補給は必要ですが荷物になるので最小限にして
歩こうと決め浜大津からスタートする予定だったのですが、
さぁ、という時にアクシデント・・・・・。
サングラスの耳にかける部分が折れてしまいました、昼間に
歩くときはサングラスは必需品です、老眼とは言え遠視ですので
照り返しがまぶしくてサングラスなしだと目が疲れてしまい、
歩く気力がなえてしまいます。
仕方なくスポーツ店にサングラスを調達に行き、スタート地点を
瀬田に変更しました。

もう10年以上使っているサングラスでしたので少なからずショックで
釣りによく行っているころは太陽が反射しても海がよく見えましたし、
四国遍路は毎回同行してくれましたし、こうして歩いている時も
いつも一緒でした。

瀬田からなら湖周道路を草津から守山に北上のルートしかありません、
どこまでという地点を決めずに歩きだし、1時間余り歩いて小休憩、
風があるのでそれほど暑さは感じませんでした。
北上した分だけ歩いて南下しなくてはいけません、今、風が
あるということは帰りは向かい風になる可能性がありますので、
歩きでも向かい風はきついものがありますし、帰り道は西日を
右側からまともに受けて体力の消耗も激しいと判断しましたので、
片道は10キロから15キロにしておこう、1時間に5キロから6キロの
ペースで歩いて2時間余りで引き返そうと決め、もう1時間余り歩いて
コンビニで買ったおにぎり2個と何を考えて買ったのか普段は
めったにパンを食べないのにカレーパンを食べて大休憩、
湖岸の芝生ではバーベキューのオンパレード、どこの駐車場も
満車状態で散歩で歩いている人はいますが、リュックを
背負って歩いている人はほとんどいませんでした。
ビワイチのサイクリストがひっきりなしに通っていきます。

北上は2時間余りでしたが帰りはのんびり時間をかけて
帰ってきましたが、やはり向かい風で暑さも感じ、汗も
結構かきました。
瀬田まで戻りパノラマウォークのコースを車で計測しょうと
歩いた道を北上し、自分なりのチェックポイントまでの距離を
レコーダーに録音しました、途中で夕食の時間になり、
夕食を済ませて、琵琶湖大橋から堅田、雄琴港、坂本、
浜大津と走りもう一度近江大橋まで走って家に着いたのは
9時を回っていました。

9月には南湖を一周するパノラマウォークが開催されます。
今年で6回目ですが、これまで第2回大会を除いて参加して
いますので、今年も参加の予定で、すでにスケジュールの
調整も進めています。
今年は10月にびわ100に挑戦も考えています、聞きなれない
言葉ですが30時間余りで100キロを歩く大会で夜中も歩きます、
1時間に3キロ余りでゴールできる予定ですが、これまで
パノラマウォークでは9時間までで40キロ余り、お遍路では
札所も含めて1日で40キロほどが最高で、二日続きでも
70キロほどしか経験がありません。
歳を重ねると筋力は鍛えればそれなりに強くなりますが、
足首、膝、股関節と言った連結部分が無理をすると痛く
なります、普段は歩く機会がほとんどなく、これから
どれだけ歩く機会が作れるかで参加を決めたいと思います。
今日で私のゴールデンウィークはほぼ終わりましたが、これはこれで
記憶に残る大型連休です。
  
Posted by いとう茂 at 22:54Comments(0)

2018年04月28日

その人を笑えますか㊹


「サルと漁師」

高い木の上にいたサルが、漁師がアミを投げているのを
じっと見ていました。
漁師はアミをあげておいて、少し離れた所で食事をしていましたので、
サルは木から下りて来て、漁師と同じようにしようとしました。
サルという動物は、すぐに人真似をする動物です。
ところがアミの目に引っかかって逃げられなくなったので、
サルは一人言を言いました。
「わたしがこう言う目に会うのも当たり前だ。
魚を捕る方法も知らないのに、どうしてこんな事をやったのだろう」

このお話しは、がらにもない事に手を出すと、
得にならないばかりか、ひどい目に会う事を教えています。
門前の小僧はお経を覚えるのに、猿知恵は付け焼刃なのでしょうか。
雀も100まで踊りを忘れないとか、時々しか筋トレに行けませんが、
若いころ少しやっていた経験が活きて同年代の男性よりは
筋力はあると思います。
昔取った杵柄・・・・・・。
時々新しいことにも挑戦してみる、柄にもないと思っていたことが
案外自分に向いていたりすることもあります。
猿真似はいけませんが、しっかりした準備をして取り掛かれば
上手くいくことの方が多い・・・・そう思いませんか。

「人間が始めて見たラクダ」

人間は、始めてラクダを見た時、
「何と、大きな動物だろう」
と、ビックリして、怖くてたまらず逃げてしまいました。
しかし、しばらくしてラクダが大人しい性格の動物だと分かると、
思い切ってそばへ寄ってみるようになりました。
そのうちに、ラクダがちっとも怒らない事が分かると、
人間はすっかりラクダをバカにして、手綱をつけて子どもに
引かせる様になってしまいました。

このお話しは、初めは恐ろしく思われた物でも、
慣れると怖くなくなるという事をたとえています。
恐怖心が薄れると警戒心も薄れます、取って食われることは
なくても警戒心がなくなると素の自分が出てしまい、
思わぬ失敗も・・・・・。
新入社員もそろそろ慣れてきて仮面が剥がれるかもしれません。
いい顔してるか厚化粧か・・・・見られてますよ。

「片目のシカ」

片方の目しか見えないシカが、海の近くへ出て草を食べ始めました。
シカは見える目を陸の方に、見えない目を海の方に向くようにして
草を食べる事にしました。
陸は猟師が来るかもしれないので、よく見ていなければなりませんが、
海の方は猟師が来ないので安心と思ったのです。
ところが近くを船で航海していた人たちが、海辺にいるシカを
見つけて船の上から狙い打ちして、シカを殺してしまいました。
息を引取る間際に、シカはつぶやきました。
「本当にわたしは運が悪い。安心だと思っていた海の方が危険だったなんて」

この様に、わたしたちの予想がはずれる事は少なくありません。
嫌だと思っている事が役に立ったり、良いと思った事が害に
なる事もあるのです。
目が両方とも見えていればこうしたことは起きなかったかもしれませんが、
二つあるがゆえに見落としたりすることもあります。
生き物はどこまでいっても失敗するものかもしれません。
一つしかない口がどれだけ災いの種をまいているか・・・・・。

「サルの子どもたち」

サルは一度に二匹の子どもを産むと言われています。
二匹の子どものうち、お母さんザルは一匹だけを可愛がって
大切に育て、もう一匹はちっとも構ってやりません。
ところが、神さまの定める運命によって、可愛がられた
子ザルが母ザルにあんまり強く抱き締められた為に、
息が出来なくなって死んでしまい、もう一匹の放っておかれた
子ザルの方が、元気に大きくなる事があります。

運命はこの様に、わたしたちにははかり知る事の出来ない力で
動いているのです。
運命とか宿命とか、いい時にはいい方に考え悪い時は
悪い方に考え落胆する。
一つひとつの事実の積み重ねが経験になり、その経験が
判断の基準になり行動しているように思います。
経験の中から諦めることが少しずつ導き出され、それを
人は達観ということがあります。
人間万事塞翁が馬・・・・・そこまで達観できれば虐待をうけている
子どもたちも救われるのでしょうか、居場所のない子どもたちが
寂しさを感じず生きられるのでしょうか。
  
Posted by いとう茂 at 11:34Comments(0)

2018年04月27日

琵琶湖上での協定締結式

4月24日に大津市議会と草津市議会が連携協定の
締結を行いました。
今後人口減少社会の到来を迎えて、包括的な連携のもとで、
複雑・多様化する行政課題を検証、検討し両議会と両市の
活性化を図ることを目的としています。
昨年から両市の交渉会派から各1名が出席して連携推進会議を
開催してきました。
私が会派の代表になっていますので、会議にも出席し
意見も述べてきました。

当日はあいにくの雨で湖上からの景色は少し霞んでいましたが、
滋賀県知事を招いて、両市の正副議長と推進会議の座長による
意見交換会も行いました。
草津市議会では公共交通について関心があるようですし、
大津市議会では東海道を生かしたまちづくりで連携ができないかと
考える議員が多いように思います。
これから、お互いの議会や市で課題になっていることを出し合って
議論をしていくことになると思います。

船上での意見交換会の場で滋賀県知事から共通のマンホールの
話が例として出されましたが、東海道を歩く人にとっては間違った
道を歩いて引き返したくないと思う人が大半ですし、地元の人に
道を尋ねても若い人は東海道と国道1号線の区別がつかない人も
いますので、東海道沿いのマンホールを統一すれば四国遍路の
遍路マークのように道案内にもなると思います。
このことは平成25年の6月通常会議で一般質問を行っており、
答弁も可能性がゼロには近いもののできないという答弁では
なかったので、今回、5年ぶりに質問をしたいと思います。
滋賀県と沿道の各市の連携で統一マンホールの設置が
実現し、他の府県へも広がることを願います。

ちなみに東海道の統一看板については両市の連携会で
確認していますので、今後ステッカーや看板が商店などに
設置されて、住民への意識付けと来訪者の道案内に
役立ってくれると思います。
日本橋から京都の三条まで歩く人にとって、ゴール目前の
草津と大津、ここまで何日かけて歩いてきたのかは分かりませんが、
残りはゆっくり歩いて京都でも観光をしたいと思うのが人情、
京都から新幹線で関東方面に帰るとすると、夕方には新幹線に
乗りたいでしょうから、朝のうちに三条まで到着したいと計画を
組むと思います、そうなると草津か大津で宿泊と言う可能性が
高くなり外国人だけでなく新規の国内からの宿泊者の増加が
見込めます。
草津から大津にかけては道案内も充実し、道に迷うことは
まずありません。
これだけをガイドブックに掲載してもらうだけで歩く人にとっては
安心と京都に着いたら何をしょうと夢が広がります。
執行部に夢が分かってもらえるよう祈ります。
  
Posted by いとう茂 at 21:22Comments(0)

2018年04月26日

大丈夫だったかな?②

転倒していた男性が気になり引き返して、
男性が歩いただろうと思う道を探しましたが見つかりません。
見つからないとそれはそれで、またどこかの溝にでも転落して
いないかと心配になってきて、違う道も探しました。
前方に車が1台止まって、ライトに人影が2つ3つ映りました。
近づくと、先ほどの男性が道路に座っていて女性が二人
何やら話しかけています。
どうやら再び転倒したようで、顔に擦り傷があり出血もしていました。

女性に前にも転倒していたと事情を話し男性を道路の脇まで
運んで再び家まで送るといったのですが大丈夫の繰り返しで、
曲がった眼鏡を直しながら大きなため息をつくばかりでした。
ここで、思わぬ展開になりました、母親らしき女性が住所を
訊ねると、先ほどと同じ住所を教えてくれました。
それを聞いて女性が驚き「苗字は」「〇〇」「えっ~〇〇さんの
おじいちゃん?」「私、私よ✕✕、わかる?」「うん」
男性は酔っていて気がついて返事をしたのか分かりませんが、
親子と男性は同じ町内でした、その後男性の隣の家の人に
娘さんが電話をして、男性が留守だと言い張っていた男性の
奥さんと連絡がつき、事態は急に進展しました。

迎えに来るまでも男性は「大丈夫、バイクやから一人で帰れる」と
バイクを探していますが、そんなものがあるはずもなく、自分が
どうしてここまで来たのか不思議がり、もう一度戻って
ここまでの道筋を確認すると何度も同じことを言います。
10分ほどして奥さんと隣の人が迎えに来たのですが、それでもバイクで
帰ると言ってききません。
仕方なく腰をつかんで起こし、バイクを探しに行こうと、まるで
幼子をたらすように言い含めて何とか迎えの車に乗せました。

奥さんに事情を話すと、どうやら友人と飲んでいたようで友人から
駅まで送ったが無事に帰ったか確認の電話があったとのことでした。
顔をすりむいていたので念のために病院で検査するよう進言して、
その場を離れようとすると「お名前を聞かせてください」
そんなことを言われても・・・・・・名乗るほどのものではござんせん。
健さんなら、きっとそうしたはず。

泥酔と認知症は紙一重なのかと思いました、最近はお酒をやめて
いますので、私が同じ状態になる時は認知症・・・・・kao02
素人判断ですが大きなことにもならないようですが、おそらく転倒は
二度ではなかったと思います。
骨折をしていなかったのが不幸中の幸いでした。
季節もよく飲む機会も増えてくると思いますが、飲んだら歩かずに
タクシーで帰るようにしていただきたいと思います。
  
Posted by いとう茂 at 21:56Comments(0)