2019年09月04日

岐阜で続く「24時間ソフトボール大会」

昨日、ネットで見つけた記事です。
どこか懐かしい思いで読んでいました、岐阜県の小さい町で
4年に一度、24時間のソフトボール大会が開催されています。
サッカーや野球は、年齢差があると試合になりませんし、
ケガの心配もあります。
バレーボールやバスケットボールを24時間連続となると
チームをたくさん集めるか、個人の出場ならかなりの人数を
集めないと体力的に無理だと思います。

私が商店街の理事長に就任したのは、昭和63年でしたから
32年前になります、その前の年か二年前だったと思いますが、
4月のさくらまつりが終わってから商店街の青年部で花見を
したときに、「何か面白いことがしたいなぁ」と誰かが投げかけ、
そこから話が広がりましたが、何かは、どれもスポーツで、
方向性は長時間連続でできるものに絞られ、サッカーや
野球も出ましたが、小学生から大人までとなると無理ですので、
ソフトボールに落ち着きました。

当時は、それほど連続で行われているイベントがなく、酒も
入っていましたので、岐阜県のように24時間のソフトボールに
落ち着きました。
何時から始めるという細部に話が及んだ時に、12時から12時まで
という意見が出て、それで決まりかけたのですが、私がそれなら
土曜日の朝の8時から日曜日の夜の8時までなら、36時間の
大会ができると提案し、結局その案に決定して、その年の
8月のお盆の時期に第1回目を開催しました。

前日の金曜日に準備をして翌日を迎えるというパターンで
20回まで続いたと記憶しています。
お盆の恒例のイベントとして定着していたのですが、会場の
小学校の大改修が夏休みにあり、運動場が使えなくなり、
当時の商店街の理事長が中止を決めて、それ以来
開催されることはありません。
第1回の時に小学1年生の子どもも40歳近くになり、今でも懐かしく
思い出を語り、もう一度開催を希望します。
何でもないソフトボール大会ですが、小学生にすれば朝の5時から
夕方6時までソフトボールに興じる経験は、この大会の他にはなく、
非日常の楽しい経験で、大会が近づくと「今年は何日ですか」と
店まで聞きに来る子どももいました。
中学生は8時、高校生は9時、それでも帰らない子どももいますが、
そんな子どもには、親に電話をかけさせてこちらが学校から
一歩も外に出さないという条件で了解をもらいました。
夜中に親が様子を見に来ることもあり、元気に子どもがプレー
している姿を見て安心し「よろしくお願いします」と帰っていきます。

大人と子どもが同じステージで同じ目的に向かって汗を流す、
コミュニケーションの基本がありました、大会が終わっても
道ですれ違うと必ず挨拶をしてくれ、来年も必ず開催して欲しいと
何人もの子どもから言われたものです。
そうした大会が4年に一度とはいえ続いている、ほのぼのした
記事に出会って嬉しくなりました。

Posted by いとう茂 at 22:43│Comments(1)
この記事へのコメント
その記事読んでました。36時間ソフト、なつかしいですね。
Posted by 昭和生まれ at 2019年09月04日 23:37
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