2021年04月30日

昨日は面談でした

昨日のえこーは1月からとなる相談者との面談でした。
ひきこもり・不登校や問題行動とは違うタイプの相談者で、
話をする場がない、相談する人がいない人です。
特段急を要するという相談者ではないために、どうしても相談の
優先順位が後の方になりますが、えこーに来てくれる以上
どういったタイプであれしっかり話を聞いて、助言を行うのが
我々の役目だと思っています。
本来は水曜日と日曜日が面談日ですが、1月から間隔が
開いていたので先月に予定を入れました。
あまり口数は多くないのですが、えこーに来ることを喜んで
いるのは毎日ほど送られてくるメールや、多い時は週に3度来る
手紙を見ればわかります。
どういった形でえこーが、この相談者に貢献しているかは分かりませんが、
本人が喜んで来て、気持ちが軽くなって帰れるのならいいと思います。
5月は面談の予約がいっぱいでしたので次回の面談は6月に
なりましたが、間隔が1か月余りですので相談者も明るい表情でした。

「困っていることは何かある」
いつもえこーのスタッフが口にする言葉ですが、ほとんど返事がなく
細かく分けて「仕事の内容はどうなのかな」「職場の人間関係で
困っていることはないのかな」続いて家庭での様子についても
同様に細かく聞いていくと、少しずつ言葉が増えてきます。
ひきこもりや不登校は、困っている、苦しんでいることをすぐに
言葉にできますし、自分で持ち切れずにえこーに面談に来るのですが、
この相談者は少し違います。
切羽詰まったところが全くないというわけではないのですが、ひきこもり等の
面談に比べるとこちらも少しゆとりを持って話ができます。

もともと、大津社協からの紹介でつながったのですが、社協の
職員と情報交換をしても、相談者はえこーの方が本音で話が
できているようで、スタッフもちょっと鼻高々・・・・です。
明日から5月ですが、5月は連休中の2日から定期面談が入り
連休もどこの話と言った感があります。
生きづらさを抱えた人たちにとっても連休だから、生きづらさは休み、
そういうわけにはいきません。
つなぐつながる、寄り添うとは同じ視線で同じものを見て、大所高所から
助言も行うことだと思っています。
  
Posted by いとう茂 at 14:08Comments(0)

2021年04月29日

思い出し遍路77

1巡目の四国遍路が終わったのが2004年3月だったと
思います。
1巡目はすべて徒歩で打ち終えました、振り返るときれいな
円ではありません。
行って帰る道を打ち戻りと言いますが、そうした道は
行きは歩き、帰りは交通機関、そんな所もありました、
それでも一応1本の線でつなげることができました。
遍路の途中で何度も思ったことは「何でこんなことしてるのやろう」
車なら1時間足らずの距離を荷物を背負い汗をかいて、1日かけて
歩いている自分に対しての疑問・質問です。
明確な回答が出ないまま1巡目が終わり、その答えを探しに・・・・
ではありませんが、2巡目は車で回ることにしました。

打ち終えたのがうるう年でしたので2巡目は逆打ちを選びました。
うるう年に逆打ちすると普通に回るよりもご利益があると言われて
いますし、旅行社のツアーでも逆打ちのものも結構あります。
1番や88番からではなく75番の善通寺から逆打ちを始めました。
ついでに別格の20の札所も回って合計108の札所にお参りを
しょうと決めての出発でした。
札所の売店などでは88か所用の納経帳だけでなく、別格専用の
納経帳も販売されていますが、高野山で買った納経帳でいいかと
考えて回ろうとしたのですが、88か所用の納経帳にも何ページかの
白紙のページがありますが、別格は20あります、しかし白紙は
そこまではありませんので、今まで使っていた小さい納経帳に
御朱印を頂いて、高野山の納経帳に収まるまで使っていました。

歩き遍路では荷物を減らしたいので納経帳も小さく薄いものに
していましたので、3冊目の納経帳になっていました。
そして4冊目がB5の納経帳で現在はこちらを使っています。
時々納経帳を出して墨跡と御朱印を眺めています。
すると不思議と気分が落ち着きます。
どこまで御朱印が増えるかは分かりませんが、これも足跡です。
  
Posted by いとう茂 at 15:42Comments(0)

2021年04月28日

春の陣が終わりました

水曜日ですが今日は面談を入れずに冊子と広報紙、
ひきこもり講座、家族の会のチラシを配ることにあてました。
支所が8か所、すこやか相談所が4か所を配りました。
予備も持っていきましたので草津まで足を延ばして滋賀県の
社会福祉協議会、精神保健福祉センターにも行ってきました。
合計で14の施設を回りましたが「一般社団法人えこーの伊藤です、
広報紙などを置かせてもらうお願いに来ました」。
ほぼ同じフレーズで話し出しましたが反応はマチマチでした。
満面の笑みで迎えて欲しいとは言いませんが・・・・・・。
そんな施設もありましたし、しっかりこちらの話を聞いてくれる施設、
はい、はいを繰り返して受け取る施設・・・・・。
えこーの知名度の低さと私の風貌を考えれば無理もないか・・・・・・。

最後に行った精神保健福祉センターでは偶然、顔なじみの職員が
部屋から出てきて「あれっ、まぁ」  「ご無沙汰してます」
そんな挨拶から冊子の話をはじめました、よく完成したなという
少し驚きの声で「これ、うちのところでやっている集まりで教材として
使わせてもらってもいいですか」
「どうぞ、どうぞ、足りなかったら持ってきます」
ここは、ひきこもりセンターも併設され義務教育を離れた年齢の
ひきこもり支援をしています。
えこーでも市外の不登校の相談もありますが、大津市と違い支援
機関の名称やシステムが異なっていますので、どこにつないだら
いいのか迷うことがあります。
早速市外の相談者のことを話してセンターでの支援の約束を
取り付けました。
冊子や広報紙が手土産になってしまいましたが、大きな収穫です。

各すこやか相談所でも収穫はありました。
相談所は本来、高齢者の支援施設で家庭を訪問していますので、
ひきこもりを発見しやすく、時々情報提供や相談があります。
8050の形が現実にあり、高齢の親の支援はすこやか相談所、同居する
4・50歳の子どもにはえこーの支援という例もあります。
そうした家庭に冊子と広報紙を配りますという心強い言葉もいただきました。
今日で春の陣はほぼ終わりました、残りは賛助会員以外の友人、知人に
広報紙を送る作業だけです・・・・・。
配り漏れがないかもう一度検証もしなくては・・・・・。
夏の陣は6月から7月初旬ですが、こちらは広報紙がメインになりますので
量的には今回の4分の1あるかないかで重量も軽くなります。

ちょっと休憩・・・・できればいいのですが・・・・・。
和太鼓の子どもの部の募集チラシを作成して小学校にお願いに行かなくては
それが終わると見学会から本入団になります。
そして夏の陣のために広報紙の原稿づくり・・・・・。
やっぱり休めません。
  
Posted by いとう茂 at 23:29Comments(0)

2021年04月27日

えこー春の陣も終盤です

令和2年度は赤い羽根チャレンジ事業と滋賀県社会福祉
協議会からと二つの助成金を受け、冊子とクリアファイルを作成しました。
出来上がってきたのはどちらも年度末、そこへ広報紙のハートレターが
完成してきましたので、事務所は段ボールの山、山、山・・・・・。
山を前にして・・・・・言うことなし 段ボールの山は ありがたきかな。
そんなゆとりもなくどうして配ろう、いつ配ろう・・・・・。
始めなければ始まらない。
とりあえず近場の支所から配布を開始、同時進行で賛助会員に
送る準備と発送。
ちょっと山は低くなりましたが、まだまだ高くそびえています。
えこーでの面談、えこステ、支援機関との情報交換・・・・・。
時間が足りない・・・・人手が足りない・・・・・。
ないものを数えずあるものを数えて生きていく・・・・しかない。

ええぃ、ちょっと乱暴で失礼ですが・・・・・。
支所に関しては文化・青少年課からえこーの広報物を置く許可が
出ていますので、郵便局のお世話になりました。
ユーパックに入るだけ冊子と広報紙、チラシを詰めて事前計量、
無事にパスしましたので、冊子15冊と広報紙15部にチラシも15枚を
ぎゅっと詰めて郵便局へ・・・・リュックにいっぱい詰めて背負い
自転車の前かごにもあふれるほどの郵便物。
これで3分の2の支所には届きます。
残り3分の1は手配りでお願いです。
その途中にある保健所やすこやか相談所、それに滋賀県の支援機関にも
足を延ばせたら行きたい・・・・希望です。

残りの支所も含めてあと15・6の施設を回ればえこーの春の陣が終わります。
支所だけでなく支援機関に配る冊子等はひとまとめにしてゴムで止め
段ボールの山は3分の1くらいに低くなりました。
富士山が比良山になったようなものです。
支所や支援機関に配ったり送る際に足りない場合は補充します、
そんな言葉や文書もつけていますので、あとは補充用に置いておきます。

今日は少年センター、生涯学習センター、膳所ふれあいセンターと
地元の施設と保健所と教育相談センター、それと中すこやか相談所に
足を運んできました。
その合間に保護観察所で対象者と面談、明日は残りの支所と隣接する
すこやか相談所を回る予定です。
水曜日ですが面談を入れずに2月から空けておきました。
こうした事態になることを予測したわけではありませんが、結果としては
バックヤードの仕事が減りますので正解・・・・・。
相談者の人には他の日に回ってもらったのでご迷惑をおかけしました。
配布物の余波でゴールデンウィークにも面談を入れないと対応できずになり
えこーのスタッフには長い連休も無縁です。

春の陣が終わってもすぐに夏の陣がやってきます。
家族の会で昨年度に実施した外来魚駆除の釣り大会は、参加者も大喜びで
今年は2回に増やしました、それが5月にあり、6月にはひきこもり講座と
広報紙の発行、講座をすれば相談者が増えることも視野に入れて
おかないといけません。
そうなるとまたまた面談日の調整が大変なのですが・・・・・。
仕事を増やすことが好きなスタッフばかりですので・・・・・前を向いてです。
  
Posted by いとう茂 at 15:05Comments(0)

2021年04月26日

昨日はえこステでした


昨日は11回目のえこステでした。
イベントを入れていない月は4月と11月だけですので、参加者も
溜まっているものを思い切り吐き出せる時間があるだろうと
考えていましたが、昨日は6組の参加があり1時開始で5時まででは
時間が足りない・・・・そんな感じでした。
参加者を見ていると全員が溜まっているものを吐き出していますが、
吐き出すだけの人もいれば、吐き出しながら振り返りをしている人、
気づきのある人と様々です。
それでも毎月1度ですが、顔を合わせるたびに明るくなってきているのが
はっきりわかりますし、参加者もそのことは感じているようで、
吐き出すことでゆとりが生まれているのも事実です。
冷静に自分と当事者の関係を振り返れる人もいます。
このゆとりが当事者にも伝わるのか、好影響が表れている家族もあり
これまでは頑なに拒否していた発達障害についても、そのことを受け入れて
診察を受けてみようかな、そんな子どもも出てきて少しずつですが
動きが出て来た当事者が増えてきているのが嬉しい限りです。

もちろん右肩上がりの順調な動きでないことは理解していますので、
落ち込む日が来ることを予測して、ちょっとペースを落として
休みましょうといったアドバイスは欠かせません。
頑張りだすと休むことを忘れて頑張り続けて、急に落ち込んでしまい
そこから立ち直るのに長い時間がかかることがありますので、
疲れる前に休憩を入れることは不可欠です。
親は子どもが少し動きだすと3歩くらい先を期待しますが、動き
出せたことをまず褒めてあげよう・・・・そう言うのですが
ついつい先を急いでしまう傾向が強く、これができれば次は・・・。
そのことが子どものプレッシャーになることもあります。

親の居場所として始めたえこステですが、わずか1年足らずで
ここまで親だけでなく子どもにも影響を及ぼすことは予想して
いませんでした。
順調に見えるえこステですが、気になることもあります。
夫婦で参加の家族もありますが、どこの夫婦も奥さんが主導権を
持って発言をして、ご主人はちょっと控えめ・・・・・。
男だけで話ができる場を持ちたいと思っています。
おそらく夫婦での話の中でこれまでに何度か地雷を踏んで寡黙に
なった人もいるはず・・・・・。
溜まっているのは奥さんだけではないはず・・・・・。
そんなことを考えて、ご主人のガス抜きをしてあげることも
必要だと考えています。

家族の会を作るときに思っていたことが、家族と言っても参加者は
ほとんどが母親だろうから父親の居場所も必要だ、ということでした。
名前をどうするか・・・・そんなことも考えていましたが、何とか
今年度中に開催まで行きたい・・・・また仕事が増えます。
  
Posted by いとう茂 at 13:33Comments(0)