2020年04月30日

今日もクリアしました

先週に滋賀県血液センターから献血に協力してくれるように
ハガキが届いていました。
草津駅前の採血ルームはほぼ毎日開設していますが、
車を駐車するところを考えてしまい、もっぱら血液センターか
京都の採血ルームを利用してきました。
ただ、血液センターは週に1度の開設で須野で、タイミングが
合わないことが多かったのですが、ハガキには4月30日と
5月6日に来場してほしいということで、コロナウイルスの感染防止で
家にいますので、どちらかに行こうと考えていた矢先に、
センターから電話がありました、どちらかに来てもらえないかと言う
協力依頼でしたので、今日の朝から出かけてきました。

センターに着いたのは10時30分頃でした、9時30分から受付が
始まっており私は17番でした。
手の消毒から始まり、検温、問診、血圧測定・・・・・ここまでは1本道。
問題は血液検査・・・・比重が心配でしたが、こちらも無事に通過し
これで109回目の採血終了です。
次は8月、無事に採血できれば65歳の間に110回目になります。
薬も飲まず、特別な持病があるわけでなし、献血のたびに健康な
体に生んでくれた親に感謝です。

今日の採血はセンターの中ではなく玄関に止められた採血車で
行われていましたが、30代から50代の人に交じって私のような
60歳以上とおぼしき人も結構いました。
コロナの関係で献血をする人が減っているということでしたが、
高齢者もそれなりに戦力になっていることを実感でき、協力した
血液が手術用や事故で急に大量の血液が必要な人に役立って
くれればと思います。
おそらく同年代の人たちも同じ思いで献血に協力しているのだと
思います。

自分が血液を必要とする側に回る、このことをより実感できるのは
若い人たちよりも、ある一定の年齢以上の人の方があると思います。
コロナウイルスの患者に対応する医療従事者に、各地で有名店の
シェフが弁当を届けたり、演奏を行ったりしてエールを送る運動が
広がっています、命の危険と隣り合わせで患者に向き合う姿勢は
感謝以外の何物でもありません。
そして、日々、手術や事故に備えて採血の仕事をしている、日赤の
看護師さんや職員の人たち、この人たちのおかげで安心して手術を
受けられる患者と医師、ここにもエールを送りたいと思います。
  
Posted by いとう茂 at 21:35Comments(0)

2020年04月29日

季節は移ろい

世の中、コロナウイルスのニュースでもちきりですが、そんな人間界の
喧騒をよそに、自然界の時計は確実に時を刻み今年も
我が家の庭に花を届けてくれました。
その花を足を止めて見るかどうかは、住人の心のゆとり次第です。
私が生まれる前から同じ場所で毎年花を咲かせてきたツツジ、
もうすぐ毛虫がやってきて柔らかい葉を食べ始めます。
毛虫に気づかずに、ツツジに辛い思いをさせた年もあったでしょう、
ツツジの花が終わるとサツキが咲きだします。
こちらも私が生まれる前から同じ場所で根を張って花をつけてきました。

ツツジの花を摘んでお尻から蜜を吸っていた子どものころ、
大人になり花を見るゆとりもない時代があったと思います。
雨が降ると服がツツジやサツキの葉についた水滴で濡れると
鬱陶しい気分になったこともありました。
そして、ようやく時々ですが花を見るゆとりができて季節の
移ろいを感じられるようになりました。

「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」。自然の悠久さと
人間の生命のはかなさを対峙させて人生の無常を詠歎した句です。
生ある者は必ず死ななければなりません。
それは人間の「サダメ」です。
人間にとって、死別ほど悲しいものはありません。
否、人間だけではありません。

『朝日新聞』の「こころ」の欄で紹介された千葉県仏母寺の住職、
安井玉峰さんの随筆です。

ある日、お寺の壁にドスンと雄のキジがぶつかり、ひん死の重傷を
負ってしまいました。
キジの雌がコーコーと鳴いて雄の周りを回っているんです。
雄は必死に首を上げようとするんですが、ついに力尽きてしまいました。
痛ましさに胸がいっぱいになり、キジのそばにしゃがみ込みました。
が、あんなに警戒心の強い雌キジが、今はもう私のことなど意識になく
彼の周りを回っています。
そのうち彼女は彼のくちばしの付け根を軽くコツコツとつつき始めました。
コーコー。
「起きなさい」といわんばかりです。
それでも、なんの反応もないと、こんどはトサカやほおの毛をくちばしで
くわえて持ち上げようとするではありませんか。
が、黒いひとみは閉じられたままです。
ついに、彼女は彼の体に駆け上がり、必死にコーコーと鳴きながら、
ひとしきり激しく頭をくわえてひっぱりました。
キジの情愛とはこれほどのものかと、彼女の姿が涙で見えなくなりました。
・・・・・彼女はやっと事の次第を納得したのか、離れては近寄り、
それを数回繰り返して、去って行きました。
放心して見つめる私が、なきがらを始末をしてやろうとすると、
彼女が戻って来たのです。
3メートルほど離れてじっとこちらを見ています。
と、今度は決心したかのように、彼のそばにつかつかと力強い足取りで近づき、
二度、三度、彼のくちばしをつつき、声も出さず、振り返りもせず、
去って行き、戻ってきませんでした。
・・・・・・この夫婦は今生の別離をしたのです。
はかなかった、短い一生の・・・・・。
彼女は真心をささげて、別れのあいさつをしたのです。
命がけで。

キジは来ませんが、スズメ、カラス、モズ、メジロ・・・・・そんなのは
やってきて賑やかにしています。
  
Posted by いとう茂 at 20:50Comments(0)

2020年04月28日

コロナいじめ

ドラッグストアでないのが分かっていても
消毒液やマスクを必要以上に求める客、結果、店員は手を取られ
品出しや他のお客様の接客ができなくなる。
大津市でウイルス感染者が出たと聞けば、どこの学区か
誰なのか、自分や家族への感染の心配よりも、好奇心から
犯人捜し、犯人らしき人が分かると、鬼の首でもとったように
ラインやメールで拡散、結果見当を付けた人とは別人で
あることが分かると・・・・・これまでの態度を一変させて
貝のようにだんまり。

コロナいじめという言葉があるのか分かりませんが、
外出自粛で思うように行動できないことからストレスがたまり、
そのはけ口として店員に付きまとったりデマを流してしまう。
その他にはけ口は、弱者に対してもあります。
伴侶に暴力をふるったり、子どもを虐待したりと、自分の中で
処理しきれないイライラや不満を自分より弱い者に暴力で
発散する。
一時しのぎにはなりますが、暴力が問題の解決にはなりません。
このひと月のテレビや新聞の報道は、ほぼコロナ一色です。
芸能人や有名人のスキャンダルは影を潜め、日々、感染者数の
報告と専門家や評論家による対策ばかりが報じられ、知らず知らずの
間に国民は洗脳されているような気がします。
もちろん意図的にではないと思いますが・・・・。

大津市役所では多くの職員が感染し、25日から閉庁になっていますが、
それまでは建設部や都市計画部、秘書課や総務部には批判や苦情の
電話が鳴りやまなかったのではないかと思います。
これもある種、弱者に対して不満を吐き出していることかも知れません.
相手は公務員、言い返してくることはないだろうといった優越感が
ないとは言えません。
情報の提供を求めるのならわかりますが、感染した職員に対する
批判や苦情は慎むべきだと考えます。

ただ、市役所では災害に備えて業務継続計画を策定しており、災害が
発生しても市民サービスが継続できるように対策が取られています。
災害とは地震だけでなく、インフルエンザ等も含まれると考えます。
4月15日に、大津市から以下のメッセージが発信されました。

「今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今後、職員の
出勤困難者が発生し、市の業務継続が困難となる場合に備え、
限られた人員で市民生活に不可欠な行政サービスの提供と市民への
感染拡大の防止及び感染予防の対策を図ることを目的として、
大津市新型インフルエンザ等対策業務継続計画【暫定版】を策定しました。」

この前もアップしましたが、平成26年にノロウイルスの発生に伴い、
大津市では病原菌に対する危機管理マニュアルの策定をしていた
はずですが、それが今回のコロナでは機能しなかった。
それは批判や苦情の対象になってもいいと思います。
6月の通常会議では、このことについて質問が多く出そうな気がします。

  
Posted by いとう茂 at 21:50Comments(0)

2020年04月27日

今日もマスクのお話

政府がマスクの供給がもうすぐと発表してから
ずいぶん時間が経ちました。
その間に様々な業種でマスク作りが始まりましたが、
いまだに薬局の店頭には並んでいません。
それならばと、手作りマスクをする人が急増して、ガーゼや
さらし、ゴムなどが一斉に店頭から姿を消しています。

私の店の方でもマスクを縫っていますが、作っても作っても
なくなります。
暴利をむさぼっているわけではありませんので、念のために。
商売柄さらしやガーゼの在庫がありましたし、柄物にするにしても
生地はいくらでもあります・・・・そう思っていたのですが・・・・・・。
それも底をつきかけている時に問屋の方から洗って使える
マスクを仕入れたのですが売ってもらえませんかと打診が
ありました。
こちらも良心的な価格だと思います、特別宣伝をするわけでもないのに
口コミで人が来て、こちらも明日の午前中にはなくなります。

問屋はさらに追加で仕入れたので売ってほしいと言ってきます・
本来マスクを扱っていない問屋にマスクが回ってくるということは
それなりに市場に出てくる日も近いように思うのですが、お客さんから
マスク、マスクと言われると、縫っているマスクは1日に作れる数に
限度がありますので、既製品でカバーするしかないようにも思いますし、
第2弾の仕入れをしなければいけないのか、そんなことも考えています。

感染予防に一定の効果があるのでしょうが、マスクの作り方もネットで
紹介されています。
店頭に材料がないと言ってもそれぞれの家庭には、ガーゼやさらし、
なければそれに代わるものがないのか、そんなことも考えます。
昨日の浅野太鼓さんの日本手拭いではありませんが、工夫をする、
自分で作ってみる・・・・・そうした発想の前にどこに売っている、と
いう発想が先に出るのでしょうか。
そういえば・・・・・・雑巾も体操服につけるゼッケンの布も売り物として
100均に並んでいます。
これも時代の流れなのでしょうか・・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 21:49Comments(0)

2020年04月26日

浅野太鼓様 ごめんなさい

太鼓を打つ人なら誰でも知っている石川県の金沢の
隣にある日本一の太鼓製造メーカーの浅野太鼓さん、
うちの会も一昨年度に20数年使ってきた大太鼓をはじめ、
6基の太鼓の皮の張替えをしていただきました。
北陸道を美川で降りてずっと一本道を走ると交差点の角にあり、
敷地の中には工場、用具の売店と2階の練習場、体験館が
並んでいます。
体験館は入場料が必要ですが、直径180センチの大太鼓
大和も打つことができます。
自分のバチが車に積んであったので取りに戻って・・・・・・・。
大太鼓に向き合うだけで圧倒されそうでした。

ここでは太鼓の打ち手の養成もしているようで、焱(ほのお)太鼓、
から分かれた朱龍(すだつ)という女性だけのグループが打つ
「春を呼ぶ」という曲は早いバチさばきが魅力的でユーチューブで
何度も見ていた記憶がありますが、この中の中心メンバーが
独立されたということで、生の演奏も聞いてみたいと思っていたのに
残念です。
浅野太鼓さんとは違いますが、私が個人的に一番好きな太鼓の
集団は大分県の湯布院にある源流太鼓で、ある会の全国大会で
長崎に行ったときにレンタカーを借りて九州を横断して代表者に会いに行った
ことがありましたし、組合の招待旅行で湯布院に泊まった時もお客さんの
接待が終わってから山の中まで練習を見に行ったこともありました。
太鼓の話と遍路の話をしかけると止まりませんので・・・・・。

浅野太鼓さんから送っていただいた日本手拭いでマスクを作って
もらいました。
日本、いえ世界でこれしかないマスクです。
練習や本番の演奏で汗が出たらこれで拭いてください・・・・・。
そんな思いの詰まった日本手拭いだと思いますが、不謹慎にもマスク。
このブログを浅野太鼓さんの関係者が目にすることはないと思いますので、
アップしているのですが、とりあえず・・・・浅野太鼓様ごめんなさい・・・です。
  
Posted by いとう茂 at 20:08Comments(0)