2024年04月09日

「原爆の図」より

丸木位里さんと丸木俊さんの作品の説明文の紹介の続きです
からす 第十四部
朝鮮人も日本人も同じ顔をしています。
被爆したむざんな姿はどこで見分けることが出来ましょう。
『原爆がおっちゃけあと、一番あとまで死骸が残ったのは朝鮮人だったとよ。日本人はたくさん生き残ったが朝鮮人はちっとしか生き残らんぢゃったけん。どがんもこがんもできん。からすは空から飛んでくるけん。うんときたばい。朝鮮人たちの死骸の顔の目ん玉ば、からすがきて食うとよ。からすがめん玉食らいよる』
(石牟礼道子さんの文章より)
屍にまで差別を受けた朝鮮人。
屍にまで差別をした日本人。
共に原爆を受けたアジア人。
美しいチョゴリ、チマが。
飛んでいく朝鮮、ふるさとの空へ。
からす完成、謹んでこれを捧げます。合掌。
長崎の三菱造船に強制連行された朝鮮人約五千人が被爆しました。
ひろしまにも同じような話があります。
今、韓国だけでも一万五千人近くの被爆者が原爆手帖さえもなく暮らしているのです。

Posted by いとう茂 at 14:02│Comments(0)
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