2014年04月03日
やまだの作文24年度
先日クラブでいただいた「やまだの作文」を読んでいて
気づいたことがあります、今、読んでいるのは24年度版で
発行は25年2月、震災から2年目に当たります、選考委員を含めて思うように
復興が進まない中、あまり震災のことには触れていない作品を
選出しょう、頑張っている姿を前面に出そう、でも、あの出来事を
忘れないためにも、語り部としての責任も自覚しょうという思いがうかがえました。
小中学生の作文集ですが子どもたちにも辛いことは
書かずに、周りに元気を与えられる作文を書こうという
心配りがあるように感じました。
そして、選考委員と同じように震災のことは自分の胸だけにしまわず、
寄り添ってくれた人への感謝と亡くなった人への哀悼の意も
尽くそうという思いを感じました。
もちろん、これは個人的な憶測の域を出ませんが・・・・。
昔、陸上競技をしていましたので、余計かも知れませんが、
子どもたちの作文の中でも特に臨場感が伝わってきた
作品を紹介します。
「初出場の陸上記録会」
「サンキュー、サンキュー、涼帆。」
80メートルハードルを走り切った時、聞こえてきた。
みんなからのエールで、自分が走る組で一位を取ったことに気付いた。
私は走ることに夢中だったので自分が何位で走っているかもわからなかった。
なので、エールが聞こえてきた時は、飛び跳ねて喜びたいくらいの気持ちだった。
レースのスタート前、
「みんな、速そうだな。大丈夫かな。」
と、不安な気持ちでスタートの準備をした。
スターティングブロックに足をかけようとしても震えて、
思うように準備ができなかった。ピストルの音で、スタートした。
やっぱりこされてしまった。でも、陣地から、
「走れ、走れ、涼帆、イルカのように跳びまくれ。」
と、はっきり聞こえてきた。力をふりしぼって走った。
前の人を追い越した。そこからは必死で走った。
ゴールを目指して全力で走った。結果は組では一位、全体で二位だった。
レースが終わり陣地にもどると、
「サンキュー、サンキュー、涼帆。」
と、エールをもらった。うれしい気持ちでもどった私の気持ちは、
さらにうれしさが増し、なみだが出そうだった。
次の種目は走り高跳びだ。
「いっけー、いけいけいけいけ、涼帆、天まで高く跳びあがれ」
自分一人しかいなかったけど、大きな声の応援が聞こえ、
みんなが近くにいるようで、心強かった。がんばれる気持ちがわいてきた。
審判によばれ、跳ぶ準備をした。初めはとても緊張したけど、
応援が聞こえるたびに、緊張がほぐれていった。
いつもより調子よく跳べた。いよいよ、私が一度も跳んだことのない一メートルまできた。
三回のうち、二回失敗してしまった。
「もうダメだ。」とあきらめそうになった。そんな時、陣地から、
「がんばれー、がんばれー涼帆。」
という、必死に応援してくれる声が聞こえてきた。
あきらめそうになった気持ちを立て直し、もう一度心を落ち着かせ跳んだ。
ラストチャンスで跳ぶことができた。学校での練習では、
「ダメだ。」と一度思うと、跳べなかったのに、
本番は跳ぶことができた。応援を力に変えることができた。
ハードル走も走り高跳びも自己ベストの記録を出すことができた。
練習で注意されていたこともできた。
今回の陸上記録会を通して学んだことは、「ダメだ。」と思っても、
チャレンジするあきらめない心と、応援の大切さだ。
来年の陸上記録会では、今年以上の記録が出せるように練習をして、
応援もがんばりたい。
練習では「ダメだ。」とあきらめずに、続けていきたい。
応援も、今年以上の良い応援をして、大浦小学校みんなの力にしていきたい。
また、他の行事でも、あきらめずにがんばることと応援をがんばることを心がけたい。
気づいたことがあります、今、読んでいるのは24年度版で
発行は25年2月、震災から2年目に当たります、選考委員を含めて思うように
復興が進まない中、あまり震災のことには触れていない作品を
選出しょう、頑張っている姿を前面に出そう、でも、あの出来事を
忘れないためにも、語り部としての責任も自覚しょうという思いがうかがえました。
小中学生の作文集ですが子どもたちにも辛いことは
書かずに、周りに元気を与えられる作文を書こうという
心配りがあるように感じました。
そして、選考委員と同じように震災のことは自分の胸だけにしまわず、
寄り添ってくれた人への感謝と亡くなった人への哀悼の意も
尽くそうという思いを感じました。
もちろん、これは個人的な憶測の域を出ませんが・・・・。
昔、陸上競技をしていましたので、余計かも知れませんが、
子どもたちの作文の中でも特に臨場感が伝わってきた
作品を紹介します。
「初出場の陸上記録会」
「サンキュー、サンキュー、涼帆。」
80メートルハードルを走り切った時、聞こえてきた。
みんなからのエールで、自分が走る組で一位を取ったことに気付いた。
私は走ることに夢中だったので自分が何位で走っているかもわからなかった。
なので、エールが聞こえてきた時は、飛び跳ねて喜びたいくらいの気持ちだった。
レースのスタート前、
「みんな、速そうだな。大丈夫かな。」
と、不安な気持ちでスタートの準備をした。
スターティングブロックに足をかけようとしても震えて、
思うように準備ができなかった。ピストルの音で、スタートした。
やっぱりこされてしまった。でも、陣地から、
「走れ、走れ、涼帆、イルカのように跳びまくれ。」
と、はっきり聞こえてきた。力をふりしぼって走った。
前の人を追い越した。そこからは必死で走った。
ゴールを目指して全力で走った。結果は組では一位、全体で二位だった。
レースが終わり陣地にもどると、
「サンキュー、サンキュー、涼帆。」
と、エールをもらった。うれしい気持ちでもどった私の気持ちは、
さらにうれしさが増し、なみだが出そうだった。
次の種目は走り高跳びだ。
「いっけー、いけいけいけいけ、涼帆、天まで高く跳びあがれ」
自分一人しかいなかったけど、大きな声の応援が聞こえ、
みんなが近くにいるようで、心強かった。がんばれる気持ちがわいてきた。
審判によばれ、跳ぶ準備をした。初めはとても緊張したけど、
応援が聞こえるたびに、緊張がほぐれていった。
いつもより調子よく跳べた。いよいよ、私が一度も跳んだことのない一メートルまできた。
三回のうち、二回失敗してしまった。
「もうダメだ。」とあきらめそうになった。そんな時、陣地から、
「がんばれー、がんばれー涼帆。」
という、必死に応援してくれる声が聞こえてきた。
あきらめそうになった気持ちを立て直し、もう一度心を落ち着かせ跳んだ。
ラストチャンスで跳ぶことができた。学校での練習では、
「ダメだ。」と一度思うと、跳べなかったのに、
本番は跳ぶことができた。応援を力に変えることができた。
ハードル走も走り高跳びも自己ベストの記録を出すことができた。
練習で注意されていたこともできた。
今回の陸上記録会を通して学んだことは、「ダメだ。」と思っても、
チャレンジするあきらめない心と、応援の大切さだ。
来年の陸上記録会では、今年以上の記録が出せるように練習をして、
応援もがんばりたい。
練習では「ダメだ。」とあきらめずに、続けていきたい。
応援も、今年以上の良い応援をして、大浦小学校みんなの力にしていきたい。
また、他の行事でも、あきらめずにがんばることと応援をがんばることを心がけたい。
Posted by いとう茂 at 13:13│Comments(0)