2018年03月31日

15分と30分

電車やバスの待ち時間が15分なら多少抵抗は
あっても待つと思いますが、30分なら違う移動手段を考えたり、
今日は出かけるのはよそうかと考える人が多い気がします。
これは、駅から歩いて15分と30分の差でも同じでは
ないでしょうか、15分なら歩けても30分はちょっと・・・・・。
人を待つのもそうかもしれませんし、どこかに食べに行って
待たされる時間も同じかもしれません。
自分に負担がかかると15分は我慢できても30分は無理という
ことが何となくわかってきます。
人によってはもう少し長くて20分なら大丈夫だけれども
40分なら無理という方もいるかもしれません。

いつもより30分早く目が覚めてしまった場合はどうでしょう。
冬場やこの時期ならもう少し布団の中にいたいと思い、
30分あればもう一眠り・・・・・・。
会議に遅刻することがある場合は、あらかじめ遅れる連絡を
入れるのは常識ですが、遅参する時刻が15分なら多少の
恐縮感で済みそうですが、30分となると小さくなって平身低頭で
会議室のドアを開ける気がします。

15分と30分どちらも感覚的なことですし、日本の中でも地域差が
あると思いますし、世界の中で見れば、30分遅れても平気な
国民も多くいると思いますし、それが常識だと割り切っている
国民性もある気がします。
遅れることの良し悪しは別にして、電車の乗り継ぎで30分や40分
待たされるとイライラしてしまう、待ち時間を別の楽しみ方で
過ごせない、何と自分は心が狭くて発想が貧困な人間なんだと
考えることがあります。

吉川英治さんの言葉に「晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す、
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ」というものが
ありますが、じっくりかみしめると味が出てきます。
年度末から新年度への忙しい時ですが、こんな時だからこそ、
30分とは言わずにじっくり時間をかけて物事を考える、人生は
いつまであるか分かりませんが、せっかちに30分を動き回って
疲れることを思うと、座して一人遊びに興じるだけのゆとりの
持ち方を考えたいと・・・・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 21:20Comments(0)

2018年03月30日

平成29年度も終わります

今日は特別会議、国の法律の改正、制定や補助金交付が
決定したのを受けて、大津市の条例改正、新年度予算で
事業を考えていたものを補正予算に置き換えたりと、
手続き上のことですが議案が提出され、その採決を行いました。
人事案件もありましたが、そちらは取り下げとなりました。
法律は4月1日から効力を発しますので、3月中に条例も
改正しておく必要があるので、毎年この時期に特別会議が
開催されます。

閉会したのが3時半頃でした、それから税務署に消費税の
申告書の提出と県庁に政治活動の収支報告書の提出を
してきました。
毎年のことで慣れてはいるものの、清書の時には慎重に
数字の記入をしなくてはいけません、この作業は昨夜に
終わっていますので今日は提出だけでした。

確定申告ほど税務署も混んでいなくて提出にいった時は
窓口には誰も並んでいませんでしたし、県庁の方も
私だけで、両方合わせて5分ほどで提出が終わりました。
そのあと再び市役所に戻り、退職者の見送りをしました。
40年前後市役所に奉職した職員がほとんどで、お疲れでした、
思わず頭が下がりました。
お世話になった職員も何人かいて、寂しくなります。

飲酒運転や盗撮などで事故や事件が起きると、何かと世間で
問題視される公務員ですが、その立場ゆえに新聞ネタになります。
大津市の職員は総じて優秀であると実感しています。
中には問題のある公務員もいますが、国家試験に合格して
一定レベルには達している人たちばかりだと信じています。
もしかすると、上司との相性や仕事の内容とその人の性格が
合わないこともあるでしょう。
適材適所、その見極めがしてもらえずにくすぶっている職員も
いると思います。

人が行う人事異動、間違いがないと言えばうそになります、
裁判もそうですが人が人を裁くことと同じくらい人が職場を決める
ことは難しいことだと思います。
そんな人たちですが職場での人間関係に恵まれて能力を発揮したり、
人間関係に悩んで良好な関係が構築できなかった人もいると思います。
まさに悲喜こもごもの定年の辞令交付となったことと想像します。
しかし、それがこの世の常かもしれません、四苦八苦の中にも
会いたくない人に会わなければいけない苦しみが入っています。

色んなことがあったと思いますが、ご苦労様でした、大津市民のために
勤め上げてくれてありがとうございました。
ゆっくり、できないかな、せめてこの土日くらいはゆっくりしてください。
  
Posted by いとう茂 at 23:46Comments(0)

2018年03月29日

あと1万キロ

免許を取得して45年、これまで乗り継いできた車は8台。
全走行距離の詳しい数字はわかりませんが、サラリーマン
時代を含めると、5・60万キロほど走っているでしょうか。
新車であれ中古車であれ乗れる限りは乗る、これが基本で
ここまで来ました。
途中、店の車と家族の車で車庫がいっぱいになり、私の
車の置き場所がない時期がありましたので、5年弱で手放した
愛車がありましたが、それ以外はラジエターが破れてエンジンの
焼きつきでエンジンの積み替えしか方法がなかったので乗りかえ、
トルコンが滑って信号待ちで青になっても発進しない、それで
乗り換えと、今の車の前の車に乗っている時に、上の娘の
口車に乗って、娘の友だちの車を買わされて乗り換え、それでもかなり
くたびれていましたので、ほぼ乗りつぶしたような状態でした。

そして娘に買わされた車も登録から15年になり、走行距離も
19万キロを超えました。
あと1万キロで20万キロ、ここが一応のゴールだと決めていますが、
これまで最も多く走ったのはエンジンが焼きついた車で、7年で
15万キロほど走りました。
海釣りにもよく出かけましたし、阪神淡路大震災の炊き出しにも
二度行っていますし、青年部の全国大会で新潟まで出かけた
こともあります。
もちろん仕事でもよく走ってくれました、大阪への仕入れには
いつもこの車で行っていましたし、室町から伏見と問屋への足として
気兼ねなく乗ることができました。

和太鼓の演奏にもよく出かけました、車内の広さが購入の決め手
だったのですが、大太鼓以外はほぼ全部積むことができ、助手席に
人も乗れましたので本当に重宝しました。
釣りに出掛ける時もゴムボートや竿ケース、クーラーも十分
積めましたし荷台をフラットにすると足を伸ばして仮眠もでき、
一人でなら気ままに日本一周もできそうな車でした。

他の車にも多くの思い出があります、今の車は私が乗った
距離は10万キロほどで、15万キロ走った車には及びませんが、
トータルではこちらが上で、四国遍路にも何度行ったやら、
孫に会いに岡崎まで走ったり、そんなこともありますが最近は
自宅と市役所の往復が主なもので、走行距離が伸びませんが、
そろそろ、ご主人の都合がよければ春遍路などを楽しみたいと・・・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 22:36Comments(0)

2018年03月28日

半日休み

今日は午前中は休養と決めて映画を見に行ってきました。
久しぶりの映画鑑賞、見に行ったのは吉永小百合さんの
「北の桜守」、前作の「母と暮らせば」は見逃していますので、
2作続けてのエラーは許されません。
感想は・・・・・よかった!
これまでに見た小百合さんの映画の中で5指に入れてもいいような
出来だと感じました。
ベストワンは不動の「動乱」ですが、母べえ、おとうと、ふしぎな
岬の物語よりは、ずっと迫るものがありました。

動乱は高倉健さんとの共演もありましたし、何といっても
小百合さんの美しさが際立っていました。
もちろんストーリーもよかったのですが、あれだけ美しい小百合さんに
圧倒された映画はありません。
動乱の前後に放映された「海峡」も確か健さんと共演でしたが、
美しさという点では動乱が上だと思います。

今年73歳とは思えない小百合さん、いつまでも若々しくと望むのは
ファンの勝手な心理で、作品が増えるたびに演じる役も年齢が
上がってきます、見る側も年齢を重ねていることを忘れて、
小百合さんの批評をしますが人間である以上、加齢による衰えには
逆らえません。
そんな衰えも受け入れて寄り添えるからファンでいられる、そんな気が
します。

映画館で迷いそうになりました、工事中ということで普段から出入りしていた
通路が通れず、駐車場からいったんエレベータで1階まで下りて、
正面玄関のエレベーターで7階に上がらないと映画館に着きません。
定番のアイスティーを買っての鑑賞は程よい休養になりました。
できるなら続きで「空海」も見たかったのですが、それは欲張りというもので、
知足の心で満足としておきます。

午後からは、すっかりご無沙汰している「げんき通信」と「惻隠だより」の
編集に取り掛かりました、げんき通信は議員になる前から不定期で
発行しており気がつけば31年目に入っています。
親しい人に年賀状の代わりに出したりしてここまで何とか続けてきました。
いつまで続けられるか見当がつきませんが、書きたいことがあると
いうことは思いがあるということと理解して牛歩の歩みでも発行を続けて
いけることを望んでいます。
  
Posted by いとう茂 at 22:58Comments(0)

2018年03月27日

実は過程が楽しみ・・・・・・・

週末から一気に気温が上昇し、晴天が続いています。
この陽気で桜も蕾も倍速以上でほころび、膳所公園も三分咲きに
なりましたし、疏水沿いの毎朝通る道の桜はほぼ満開の
状態で、散る時期が気になります。
このままいけばこの週末は絶好の花見になりそうです。
さくらまつりはもう1週間後ですので落花さかん、
そんな桜でしょうか。
個人的には桜よりも一足花を咲かせる梅の方が好みです、
一輪でも絵になるというか一輪でも存在感があるように
思いますし、冬の寒さの中で咲く力強さが好きです。

大勢が咲き競う桜はきれいですし、協調性も感じます。
花の数も梅に比べて多く、梅か桜かといえば圧倒的に桜が
好きだという人が多いと思いますが、個人的な好みは
どうしようもありません。

庭のつつじも蕾が乗っています、来月の終わりから先始める
のでしょうが、日に日に膨らんでいく蕾を見るのもささやかな
楽しみです。
子どもの頃は遠足が楽しみでした、明日が遠足という夜は
目が冴えて眠れなかったことを覚えています。
そして、当日になりいざ遠足に出かけて弁当を食べ終わる頃には、
何とも言えない寂しさがありました。
帰るだけになり寂しさはいよいよ頂点へ、家に帰ると楽しさは
どこへやら、脱力感、虚無感そんな気持ちになっていました。

桜でも遠足でも待っている間が実は楽しいのかもしれません。
チキンラーメンは3分、バーゲンも開店までは並んで待ちます。
これも、ある年齢以上の人間だけの楽しみになっているのか、
そんなことも考えます。
若い人は待てない、とにかくネットで調べて即対応、待つ時間が
もったいない・・・・・・余った時間は何につかうのかなぁ。
正月もスーパーやデパートは元旦から営業、昨日と何も
変わっていません、そんな中で育った世代が半数程度
いるのでしょうか。

辛抱とか忍耐という言葉が死語になる。
正月にもらったお年玉を握りしめて、お店が開く日を待ちわびた
世代にとっては、辛抱強く待てる世代が育つことが楽しみに
なる時代の到来を期待するのですが・・・・・・。
こちらの寿命がそこまで待っていてくれるか・・・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 23:10Comments(0)