2019年09月28日

桐一葉落ちて天下の秋を知る

正確には、頭の「桐」がない表現の方が多いようですが、
一般的には、桐一葉落ちて天下の秋を知る、という言葉を
耳にする方が多いように思います。
解釈は、落葉が早い青桐の葉が1枚落ちるのを見て、
秋の来たことを知る。
転じて、わずかな前触れから将来の大きな動きを予知できる
ことのたとえ。
が、この言葉の意味です。

あと1週間で、私も前期高齢者の仲間入りです。
自分では、そうした認識は全くないのですが・・・・・。
2・3日前に、台所の机の上に小さな紙片が置いてありました、
暗かったので、その紙片に印刷されている文字のうち、「保険証」と
言う部分だけが目に入りました。

この時期に保険証が来るのか・・・・・・、あれっ、保険証って小さい
カードのはずだし、今年の分は財布に入っているはず、様式が
変わったのかな、そう思いながら手に取ると・・・・・・。
「介護保険証」と印刷されています。
驚きと滑稽な気持ちが入り混じった、これまでに経験したことのない
思いで3つ折りの保険証を眺めていました。
選挙の投票用紙もそうですが、選挙権が得られたら、国から
ちゃんと送られてきます、日本は法整備も進み、国民に対しても
ほとんど遅延なく、お知らせが届く制度が整備されています。

ここ5年で、健康保険のお世話になったのは、歯科と整形外科に
行ったくらいで、内科関係の医療機関とは、ご縁がなく献血にも
協力できますので、自分では健康体だと思っていました、健康体で
あることと一定年齢になって、介護保険証が送られてくることは
無関係なのですが、夕焼けから夜に変わるのも気が付かないで
遊んでいる子どものように、自分の目は自分に向いていなかった
事に気づきました。
世間では、それなりの年配に見えるのに、自分では・・・・・・。
こうしたギャップは、外部からの指摘がないとわからないことが
多いものでしょうが、本人にしてみれば、余計なお世話、そんな気持ちも
ありますし、気弱になる原因にもなります。
とは言っても、このこともしっかり受け入れないと、この先、
保険証のお世話になることを考えると、老人が半ズボンとランニング姿で
走り回って、思わぬ醜態をさらしてしまう事にもなりかねません。
と、頭ではわかっていても・・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 12:40│Comments(1)
この記事へのコメント
アハハ!本当にその通り楽しく毎日笑顔
Posted by おばさんより at 2019年09月28日 21:07
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