2013年05月31日

白いヒゲ

40年近く電気カミソリでしたが、ここ2年程前から
カミソリに変えました。
シェービングクリームを塗って剃るのですが
あごの下や口のまわりは剃り残しがあります。

もちろん鏡に向かってですが、手で触るとジョリジョリと
ヒゲが残っています。
黒いヒゲならピンポイントで剃れるのですが、白いヒゲは
まるで、いろはにほへど・・・・・状態で、鏡に顔を近づけて
カミソリを走らせます。

別にそこまでする必要があるほど立派な顔ではないのですが・・・・・。
今日も同じことをしていて、世の中もこれと似たようなものだと考えていました。

少し離れて泡まみれの顔を見ると全体が見えますが、
鏡に近づいて顎を見ていると自分の顔全体は見えません、
近づいた分、髭だけでなくしわやシミが見えます。

鏡も嫌だろうと思いながらの作業です。

おかげできれいに剃れました。
頭は手櫛さっさっと終わりです。

人間同士も近づきすぎると欠点も見えてきます。
近くなったからこそ欠点の忠告をする義務があるのではないか。

遠くからあらかた髭を剃るだけで済ます人もいるでしょう。
それはそれでいいと思います。

きれいに剃ろうと思ったら自分のしわやシミとも向き合わなくてはなりません。
それが厭なら遠くからでいいのです。

議員という役割を人生の中で演じている以上、遠くから無難にだけでは
演じきっているとは言えない。

それなら鏡に近づいてしわやシミと向き合う時も必要です。
近づくことを嫌がられるという先入観にとらわれず、
髭の剃り方が人によって違うように、きれいに髭を剃るためだと
相手に納得してもらえる器になるか、近づいても嫌がられない良好な人間関係を築くか、
それも立派に議員を演じる際に要求される条件のような気がして・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 12:39Comments(0)

2013年05月30日

鈍色の空に向かって

午後からは議場で全議員対象の勉強会があります。
それが終わると政務活動費の説明会です。
各会派の会計責任者が対象で、一人会派は
自分が代表であり会計責任者でもありますので
出席しなければいけません。

昨日のニュースで安倍首相が憲法改正を
参議院選挙の争点にはしないと発言していました。

先週の22日に書き溜めたブログでアップするかどうか
考えていましたが、思いが同じでよかった部分があり本日はこれにします。
今後、国民の間で議論され共通の方向性が見いだせることを願います。


安倍政権になってにわかに憲法改正の声が大きくなりました。
発議権を3分に2から2分の1にすることでマスコミを賑わせています。
国会議員が憲法に関心を持つことはいいことだと思いますが
国民が関心を持つことはもっと大切だと思います。

発議権を2分の1にすることについて反対はしません。
ただし国民投票の2分の1のハードルを3分の2にするべきだと思います。
議案なら国会議員で決めれもいいと思う部分もありますが、
日本を決める憲法は最終的には国民に決める権利があります。

国は発議が通れば改正が成立すると安易な気持ちでいるのではないでしょうか。
自分たちのハードルを下げるならどこかで義務を果たすべきでしょう。

国民も勉強します、きっと。

戦後、昭和憲法の改正はいまだありません。

よその国が何回変えたとかそれで日本もと思うほど
日本人は横並びが好きではないでしょう。

そうすることで国も国民にもっと丁寧な説明を行うでしょうし、
国の在り方を決める法に対して国民も議論をせざるを得なくなります。
具体的な改正案を国は示しているとしていますが、
自民党に行って改正の素案を貰うか、ネットから
ダウンロードしないと改正案の全体像は見えてきません。どの家庭でも
団らんの時に手じかに改正案があり話ができるという状況ではありません。

もっと身近に憲法を考える素材の提供は不可欠です。
それでこそ国民の側にも意識が芽生えてくると思います。
地方議員は地元の有権者の言動に学ぶことが多く、
自分が進む道を見出せますが、国会議員には有権者の声が
届きにくい気がします。

戦争に負けたから言うわけではありませんが、第2次世界大戦から68年、
その間第9条のおかげか対立する国がなかったかどちらか分かりませんが
戦争はありませんでした、
おかげで日本人のほとんどが平和ボケになった副作用はありますが・・・。

日清戦争から第2次世界大戦までは日露戦争を挟んで47年でした。
国内最後の戦争である戊辰戦争を入れた4つの期間は77年です。
そう考えると第9条が戦争の歯止めに効果はあったと言えるでしょう。

改めて国民が憲法に関心を寄せる必要性を感じます。

また、参議院選挙の争点に憲法改正を持ってきてほしくない。
他に大きな争点がないことが与野党の区別をなくしてしまい、
国民の選挙に対する関心も薄れ、結果、投票率の低下を招いてしまう。

選挙という非日常の中で是か非かを声高に叫び、国民にとにかく決めろ的な
拙速な判断を迫るのではなく、国民にじっくり考える時間を与え、
国でも全体図をしっかり議論をすることが必要だと思います。

自民党員だから賛成しろとか民主党員だから反対しろと決めつけるには
判断材料が不備と言わざるを得ません。

目的地があるから道ができるのであって、道をつけても目的地がなければ
意味がないし、国民に知らせたくない目的地のために道をつけることを
許すほど国民は無知ではないし、国民を軽視してほしくないと思います。

  
Posted by いとう茂 at 12:46Comments(0)

2013年05月29日

なごみ

昨年も書いたのですが、琵琶湖ホテルのプールに
鴨が二羽泳いでいます。
ここで泳いでも餌があるわけでもないのに
昨年も二羽で泳いでいました。

3月から4月のはじめには春一番に乗って
シベリアの方に多くは帰って行きます。
日本の夏は暑いだろうに、それに今、泳いでいる
プールももうすぐ人間が泳ぎます。

昨年と同じ鴨かどうかはわかりませんが、
のんびり日向ぼっこをしている姿や
優雅に泳いでいる様を見ると心がなごみます。

昨日は二度、琵琶湖ホテルに来たのですが、
昼間は一羽しかおらず、今年はどうしたのかと
少し心配していましたが夕方には二羽でいました。

プールの横には麦が植えてあります。
そろそろ刈り入れの時期ですが、一見すると
ただの雑草と見間違いそうですが、立派な麦です。

鴨も麦もわざわざ見に行くことはほとんどありませんが、
会議の合間にこうして見られるのは何となく
得した気になります。

今日は朝から所属する会の事務所で作業がありましたので、
お昼はコンビニのおにぎりにしました。
すぐ前が琵琶湖なので出かけても良かったのですが、
いい年した大人が一人で琵琶湖のほとりでおにぎりを
食べている光景も見る人には異様に映りそうで止めました。

結局事務所で済ませたのですが、
でも、これはこれで侘びしさよりもなごみの方が勝っています。
一人でほっこりという気分です。

小さな事やなんでもないことに喜びを見つけることは
とんでもないことを考えているよりもなごみます。

大きなことを考えて胸を躍らせることも時には
いいのですが、ささやかな喜びも捨てがたいものです。

一般質問もほぼ出来ました。
今週から来週にかけても結構スケジュールが立込んで
多忙になりそうですが、なごむことを忘れず
ゆったり行こうと思います。
  
Posted by いとう茂 at 12:55Comments(0)

2013年05月28日

自己防衛

自己防衛について私たちは色々な方法を知っています。
今は小さい犬だけになりましたが、こいつを見ていると、
自己防衛の方法は叱られる時にお腹を向けて無抵抗を示すこと、
追い詰めると威嚇すること、しっぽを振ってすり寄ってくること、
鳴き声を変えて甘えること、与えるものを残さず食べること、
じっとこっちを見つめること・・・・・。

犬の本心は知る由もありませんが、勝手な想像で
分析すると、迎合、ごますり、ぶち切れ、献身・・・。
迎合とごますりは似たようなものですので3つに集約されそうです。

人間なら、言い訳、ごますり、ぶち切れ、献身。
言葉を話せたり、文字を書ける分だけ多くなりそうです。

後、人間は嘘もつきます、もちろん私も・・・・・。

生き物の頂点の人間もそう考えると犬とあまり変わりない気がします。

犬たちとの大きな違いがいくつかあります。
人間は反省ができます、学習能力は別ですが・・・・。
忘れる能力も人間だけだと聞いたことがあります。

優しさの対極にあるものは冷酷のほかに自己防衛もあると思います。
電車でお年寄りに席を譲る、そのことも優しさだけではなく
周囲の人に悪く思われたくないという自己防衛があるでしょう。

しかし、人間の心には弱い者をほっておけない、困っている人を
見過ごせない、自己防衛を考える暇のないうちに体を反応させる
何かがあります。
打算のない行動と言えばいいのでしょうか。

孟子が説いた惻隠の情ですが、
小さい犬にも無意識のうちに行動してしまう自己防衛とは違う
何かがある気がします。

雪隠もうまくできないのに惻隠でしょうか・・・・。



  
Posted by いとう茂 at 13:44Comments(0)

2013年05月27日

やればできる

大きい犬の死でまだまだ気が晴れませんが、
小さい犬がやりました。
今年で3歳なので無理かと思っていたのですが、
シートの上でおしっこができました。

家に来た当時は1歳あまりでしたのでシートを敷き
そこで用を足すように首を押さえて何度も
言ったのですが、シートを噛みちぎるだけで
床の上を濡らしてばかりでした。

何度も叱り、何度も床を拭くことの繰り返しでしたが
昨日はいつもになく足に絡みつくので立ち上がると
シートの上でおしっこをしているのが目に入りました。

そのことを知らせたくて足に絡みついていたのです。

褒めてやると今度はピョンピョン跳ねまわります。
よほどうれしかったのでしょう。
こっちもうれしくなりました。やればできる。

今日、帰ってどういう結果か楽しみでもありかなり不安な
気持ちですが・・・・・。

午前中は議運でした。6月議会に提案される補正予算案や条例の
一部改正案など合計25件の大まかな説明を受けました。
詳細については午後からの説明です。

政策検討会議の設置要綱の見直しについては共産党が反対し、
全会派同意ではなかったので見送りになりました。


  
Posted by いとう茂 at 12:47Comments(0)