2022年05月31日

ケース会議が終わりました

5月だけで3件目のケース会議が終わりました、4月の人事異動と担当者が
退職されたので、保健所、大津社協とえこーの三者で情報共有のために
えこーが呼び掛けて開催したものです。

改めて組織というけれど最後は人間、ということを痛感したケース会議でした。
対象者はひきこもりの家族で、えこーの家族会に参加したいと言うので、
大津社協から逆にえこーにつながれたのですが・・・・。
それが約2年半前になります、前任者が退職して新しい担当者に
代わっていますので、こちらの持っている情報と社協が持っている
情報の突合せ・・・のつもりでしたが・・・・。
この2年半の間に社協が相談者と面談したのは2回しかなく、
引継ぎもノートには書いてあるのでしょうが新しい担当者は目を通していない・・・
プッチンとなりそうでした。
えこーは社協からつながれてから毎月、面談と家族会で顔を合わせて
話を聞いていますし、今年に入ってからは出前えこーで相談者の
お宅に行って面談をしています。
行政や支援機関がよく使う「寄り添い」って何、何、何・・・。

社協の悪口になってはいけませんので・・・・。
別の相談者ですが、えこーにも社協にも相談に行っていますので、
違う社協の職員とえこーのスタッフは電話だけでなくラインでも情報交換を頻繁にしています。
ラインは私的なツールかも知れませんが、担当者と会って話すよりも
時間の短縮になりますしある意味、社協の職員とえこーのスタッフの
信頼関係ができている証しでもあると思います。
それに相談者と当事者を何とかしたい、
そうした気持ちがラインという形になっているのかも知れません。

ともあれ、このケース会議でえこーの活動も含めて知ってもらうことができたと
思っています、この先どのような寄り添いの形が出てくるか期待しています。
  
Posted by いとう茂 at 15:17Comments(0)

2022年05月30日

まちの姿

家の裏は公団の団地です、昔は膳所城の一部だったのですが、
それが壁で囲まれていますので刑務所になり、
60年近く前に刑務所が移転して、跡地をどうするか地元でも
議論になったと聞いています。
小学校を移転して、小学校の跡地に団地を造る派と刑務所の土地に
団地を造る派で何度も話があったようです。
結局、小学校には敷地が広すぎるということで団地になり、
公団の他に市営団地と警察官舎と幼稚園が建設されました。
その後子どもが減少して幼稚園が統合されて生涯学習センターになり、
警察官舎も閉鎖されて現在に至っています。

家の裏に建っている団地は5階建てで50戸の大きさですが、
見る限り10数戸は物干しざおやカーテンがありませんので空き室です。
高齢になり施設に入った人もいれば子どもの所に行った人もいますし、
手狭になりマイホームを持った人もいます。
高度成長期の頃なら賃貸の団地に若い世帯が入り、
資金を貯めてマイホームの購入のサイクルで、
入居者の平均年齢も上がるのが遅く活気がある街だったのですが、
現在入居している家族を下から眺めていると、
子育て世帯もありますがごく少数で、大部分は夫婦二人世帯です。
昔のように子どもが多すぎて幼稚園を新設したり小学校を二つにしたりという
時期は終わり、毎年高齢化が進むサイクルに入っています。

子どもが巣立ち狭かった家も二人ならゆっくりですし、
公共交通機関にも近く京都まで電車を乗り継いでも30分かかりません、
大阪でも1時間余りで行けますので、車がなくても生活にはそれほど困らないと思います。
そんな中で、交通の利便性を感じ取った若い世帯もポツポツ、
車はシェアリングで維持費を安く抑える工夫もしているようで、
こちらも裏に駐車場があり10台以上が並んでいます。
耐震工事はしてありますが、そろそろ耐用年数を過ぎる団地、
刑務所の白壁を見たことがある最後の方の年代だと思いますが、
これから生まれて来る子どもたちは、空き室が増えて耐用年数を過ぎた
団地の次にどんな姿を見るのでしょう。
  
Posted by いとう茂 at 15:42Comments(0)

2022年05月29日

バラエティに富んだ週になるはずが・・・・


えこーに保護司に散髪と日替わりでやることが違う週でしたが、最後につまづきました。
献血ルームの入り口で体温測定、これが37,1度ありびっくりしました。
平熱は36,2度から36,5度・・・まさか・・・コロナ。
問診室で再度測定、これは初めての経験でしたが結果は36,3度でコロナの疑いは晴れました。
このことも含めて嫌な予感・・・・結果はヘモグロビン濃度が足りなくて献血がアウトになりました。
134回目は来月に持越しです、前期高齢者になってこれで3回目のアウトです。
もともと若い頃からヘモグロビン濃度はそれほど高い数値ではなかったのですが、
今回もこれまでのアウトと同様にわずかに足りませんでした。
健康面では全く問題がない数値という看護士さんの言葉が救いでした。
この年で献血に行こうというのですから、狭き門は覚悟しています。

これまで献血に行くとまず検査の血液を左の手から注射器で抜いて、
採血は右手というパターンでした、今回もそのパターンで行こうと思ったら、
注射器で検査用の血液を抜くのではなく、薬指の先をとがった器具でプチっと穴をあけて、
そこからほんの1・2滴血液を抜いて検査でした。
しかも結果が出るのが瞬時で驚きました。
個人的には指先の方は痛い・・・注射針で抜かれる方が慣れもあるのかも知れませんが、
痛さはマシだと思います。

コロナも少し下火になってきたというのに、献血ルームはガラガラでした。
採血用のベッドも待合室も人がいません、冬場に血液が不足することはよくありますが、
こんな調子ですと夏場も血液不足になりそうな気がします。
来月は9日に予約を入れようかと考えています、ここでセーフなら誕生日までに
もう1回献血ができる計算になります。
リミットの70歳まで残り2年余り、全てセーフならあと8回献血ができますが、
濃度不足でアウトが続くようならリミットまでに気持ちが折れてしまいそうで・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 12:10Comments(0)

2022年05月28日

人権擁護推進委員会での講演が終わりました


5月のえこーの事業の中では、家族会の外来魚駆除魚釣り大会と並んで
大きな人権擁護推進委員の総会後の講演会でしたが、
無事に講師の役を演じ切ることができたと思います。
市役所別館大会議室での開催で、当日は約30名の参加者で、
えこーの概要から相談の流れ、事業内容の説明と実例を含めて1時間30分の
講演でしたが、居眠りをする人もなく頷きながら聞く人がほとんどで、
話をする方も気分よく進行できました。
事前に参加者の年代を聞いていましたが、それよりも若干高い年代の参加者が
多かったせいか「県外のケースワーカーは生活保護受給者のことを
何と言ったでしょうか」という質問に・・・、もしかしてケースワーカーの意味が
理解できなかったのか、「自分の住んでいる市と県外で二重に生活保護を受給
してはいけない」・・・そんな答えも出て・・・ちょっと場が白けたこともありましたが・・・。

大学の先生よりも実践している人の話が聞きたいと、委員からの要望でえこーに
声がかかったようで、帰りに何人かの参加者がわざわざ前に来てくれて、
「よかったわ」と声をかけてくれました。
スクールガードをしている委員から子どもたちに毎朝声掛けをしているが、
始業時間に遅れそうになる子どもにどんな声掛けをしたらいいかと質問され、
遅刻するよとか急がせる言葉は相手をよく見てかけてください、と答えました。
どこの学区でもこういった子どもはいます、朝起きられないと早く起きなさい、
朝食を食べるのが遅いと早く食べなさい、家を出る時間が遅くなると
遅刻するから早く行きなさい、起きてから何度も親から注意されているかも
しれませんし、声もかけてもらえず放ったらかしかも知れません。
そこへ地域の大人から急き立てられる言葉をかけられるよりは、
励まして背中を押してもらえる言葉の方が、子どもの心には響くと考えます。

この講演会で人権擁護推進委員ともご縁ができました。
どこまで情報共有ができるか分かりませんが、この先、
生きづらさを抱えている人たちに「困っているのならえこーに相談してみたら」と
声をかけてくれることを期待しています。
  
Posted by いとう茂 at 19:53Comments(0)

2022年05月27日

頭の中で歩いてます

四国遍路もここ5・6年ご無沙汰で、4巡目の残りの札所は20余り、
車なら1泊2日で回れますが宿毛から宇和島を経て久万高原まで
歩きたいとずっと思っています。
高知最後の札所は39番延光寺、そこから宿毛まで約5キロ1時間ちょっと歩きです。
松尾か松坂だったか峠を越えると愛媛県、そこから40番の観自在寺を目指します、
1日目の泊りは観自在寺を10キロほど過ぎたあたり、
この日の距離は35から40キロ弱、このくらい歩かないと次の日が中途半端になります。
車なら山道もありますので遠回りになりますが、
宿毛から宿泊する場所まで2時間かかりません、
それを10時間ほどかけて歩く・・・何とも贅沢なことです。
この贅沢な価値が理解できないと歩いて四国一周は難しいかもしれません。
2日目は宇和島を目指して歩くだけです、札所がないので遅くなっても大丈夫、
この日も1日目と同じくらい歩きます。
3日目は宇和島から歩き始めて、41番龍光寺に続いて2キロ余りで
42番仏木寺、ここから歯長峠を越えて43番明石寺、泊りはその先になります。
1番札所の霊山寺からは一番遠い所を歩いていることになります。
ここまで3日間で歩行距離は110から120キロ近くになっていると思います、
手元に地図を置いて見ながらではなく、頭の中の地図を頼りに歩いています。

4日目はとりあえず伊予大洲を目指します、
足にも結構疲れが溜まっていますので「おはなはん通り」で休憩して、
大洲城を遠くに眺めて午前中に伊予大洲に到着、
この日の泊りは早いのですが内子あたりにします。
あと1日では久万高原の44番大宝寺には着きませんが、泊まるところは限られてきます。
のどかな風景の中にコンビニは似合いませんし、
自販機もあるかどうかといった道を歩くだけです。
泊りは送迎をしてくれるところを探します。
遍路の道沿いにある民宿なら何もしないでも泊り客は来てくれますが、
遍路道から外れた民宿はそれなりに努力をしないと営業ができませんので
四国にはこうした、送迎をしてくれる民宿が多くあります。
5日目は歩いたところまで送ってもらい、小さい峠を越えて久万高原の大宝寺を経て
10キロほど先のホテルまで歩き荷物を置いて、45番岩屋寺の長い階段を上り下りして、
2キロほど手前のホテルに宿泊です。

いよいよ最終日、ここまで6泊しています。
前日に歩いた道を戻り久万高原で一番賑やか?なところまで歩いて
だらだら上る道を3時間余り歩き、小坂峠の一番高い所から遍路道を下って
46番の浄瑠璃寺まで、ホテルで朝食を食べずに朝5時から歩き始めれば
浄瑠璃寺には1時ころに着くはずです。
浄瑠璃寺は前にお参りがすんでいますのでバスで松山へ、
午後3時の高速バスに間に合えばそれに乗って、
間に合わなければJRで高松まで出て最終の高速バスで京都まで帰ってきます。
こんなことを時々頭の中でやりながら・・・歩けるだろうか・・・歩きもしないで心配しています。
次は、今治から伊予西条のあたりまでを2・3泊で歩きます。
  
Posted by いとう茂 at 09:49Comments(0)