2021年06月30日

もう後半

6月も今日で終わり明日から7月になります。
上半期から下半期へ、ついこの前までセーターを着ていたのに、
いつの間にか半そでシャツに変わっています。
服装だけでなく、時間の流れに気づかずに日々を過ごしているのか、
そんな気分になり、ちょっと、ちょっとと自分に声をかけたくなります。
昨夜は半月が見えていました、この前の満月から1週間かぁ、
そんなことを感じていましたが、もっと大きな時計は元旦から180日以上
過ぎています。

この半年の中で、感動した体験は?・・・・・・・。
辛かったことは?うん、あれとあれ。
楽しかったことは?・・・・・・。
苦しかったことは?うん、あの事。
楽しかったことは?・・・・・・。

風も吹くなり

雲も光るなり

生きてゐる幸福(しあわせ)は

波間の鷗のごとく

漂渺とたゞよひ

生きてゐる幸福は

あなたも知ってゐる

私もよく知ってゐる

花のいのちはみじかくて

苦しきことのみ多かれど

風も吹くなり

雲も光るなり

    林芙美子

雨も降るなり
犬も鳴くなり
それでよしとすればいいのかなぁ。
  
Posted by いとう茂 at 23:02Comments(0)

2021年06月29日

講演の依頼が来ました

ガラケーを充電して用事をしているうちに2件の
電話が入っていました。
メッセージ等はなく番号も登録していないもので、えこーの相談の
電話かと思いながら、こちらから電話をすると保健所からでした。
大津市は中核市ですので、市単独で保健所を持っています。
電話に出たのは以前、問題行動で相談に行った相手で
ご無沙汰していますから会話が始まりました。

私が電話に出ないのでえこーの他のスタッフに電話をかけて
保健所としては用事が終わっていました。
大津保健所には、ひきこもりの家族会があり定期的に
勉強会があります。
1度参加したことがありますが、精神科医の話を聞きました。
その後は、社協や保健所などの相談窓口と相談する人も
いれば帰る人もいました。
「えっ、家族同士で話はしないの・・・・・」
そのことが異様に映りました、これではひきこもりの家族が
自分の中に溜まったものを吐き出す場がないし機会もない。
しかし、これは大津市の保健所だけでなく滋賀県の精神保健
福祉センターの家族会も似たようなもので、スクール形式で
いう聞くことが中心の勉強会です。

参加者の中には親同士の情報交換がしたくて、えこーの家族会に
参加している人も多数いますので、えこーの家族会は大津市外の
参加者が多く、総じて元気です。
保健所の勉強会は静かと言えば聞こえがいいのですが、印象では
沈んだ空気・・・・・。
ここでえこーに講演をして欲しいというのが電話の用件で、他の
スタッフが了解していました。
何を話すかの打ち合わせは来月に入って保健所から担当者が
えこーに来ることになっています。

自画自賛になりますが、えこーの家族会のような運営を滋賀県も
したかったようですが、一部の親が会を仕切ろうとして新しい人が
入れなくて、現在のようなスクール形式になったそうです。
もしかすると保健所も同じようなことで話を聞いてさようなら、
そうしたことになっているのか・・・・。
保健所に登録している家族の会の参加者数は30とか50と
聞いたことがあります、その家族がこちらに大量に流れても運営の
方法は変わりませんが、参加者一人の話をする時間が減ってしまい
食い足らない、吐き出しきれないという欲求不満が溜まりそうです。

講演の話が来たのも何かのご縁、変わるきっかけを持って来てくれたのか、
月に一度の「えこステ」を回数を増やしてより多くの人に笑顔が増える、
しかし、しかし、えこーのスタッフがもたない・・・・・・。
ここはそっと無難な話で講演を終わっておくか・・・・・。
それもえこーの精神である「つなぐ∞つながる」にそぐわない・・・・・。
ちょっとスタッフ会議で議論しないと・・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 15:32Comments(0)

2021年06月28日

13回目

日曜日は、13回目のひきこもり、不登校家族の会でした。
新しいメンバーも入り7組の家族が参加しました。
昨年の6月からスタートしましたので、丸1年が経過しました。
見ていて感じるのは、目先の出来事に右往左往しなくなった、
日常生活の中で当事者の生活態度を見ての一喜一憂が減ってきた。
過去の自分と当事者のことを思い返して対応する「ゆとり」が
出てきたということです。

自分の物差しで測って判断していたものを当事者の立場で考える、
当事者の物差しの目盛りを考えて、「なんで」「どうして」から
当事者の閉ざされた心の結び目を探して、「苦しいんやな、ゆっくり
ほどいていこうな」そんな寄り添う気持ちを強く感じます。
親のこうした変化を子どもは敏感に感じるのだと思います、
ゆとりが出て笑顔が増えた親を見て子どもが返事をするように
なってきた、少し会話が増えてきたが、いきなり話しかけてくる
ことがあるので、こちらが返事に戸惑うことがある、
そんな声もあります。

子どもと別に暮らして、子どもとの距離ができたことで互いに
楽になった家族もいます。
ひきこもり、不登校の解決策は何が正解で、何が間違っているのか
こうすれば治るという方法もありません。
軽い知的障害や発達障害のある子どももいるように思いますし、
親にも何か障害があるのでは・・・そんな親もいます。
しかし、医者ではないので正しい診断は下せませんし、そもそも
「普通」とは、そのことはよく考えさせられます。
長時間集中できない、じっとしていられない、人と話すのが苦手、
すぐにイライラする・・・・私にも発達障害の症状にあてはまる
部分はあります。

世間では普通でないという目で見られているひきこもり、不登校の
当事者や家族ですが、家族会の参加者やえこーのスタッフにとっては
これが普通です。
  
Posted by いとう茂 at 15:54Comments(0)

2021年06月27日

ぼちぼち浸透してきたようです


この前、知り合いから電話がありました。
内容はこの知り合いの後輩が勤めている会社の新入社員の
ことでした、概要は知り合いから聞いて理解できましたが、
詳しい内容については、申し訳ないが知り合いの後輩に聞いてくれ
ということで連絡先を教えてもらいました。
教えられた連絡先に電話をして知り合いの後輩から話を
聞くことができました。
医者ではありませんので正確なことは言えませんが、どうやら
その新入社員は生きづらさを抱えた人だということが、ぼんやり
見えてきました。

仕事中に急にいなくなることがある、長時間集中して仕事ができない、
人とのコミュニケーションが、あまりうまくない。
食事の時もほとんど食堂で食べない・・・・・。
昔、心療内科にかかって漢方薬を処方されていたが効果がないので
心療内科とは切れている。
ざっとこんな状況ですが、後輩の会社はパートは多いのですが、
正社員が少なく貴重な戦力として期待して採用したので、
仕事中に無断で席を外したり、集中が続かないからと言って
解雇とか配置換えは今のところは考えていないということでした。

新入社員にとってみれば幸いなことです。
ひきこもりの相談でも同じような相談内容が多いので、このまま
放置すれば新入社員もひきこもってしまう危険性が、ないとは
いえません・・・このことは話していませんが・・・・。
周りの人のちょっとした声掛けはしていただけたら、
食堂で大勢の人と一緒の昼食は苦手かも知れないので、
一人でいたいようなら無理に食堂に連れて行かなくても、
可能なら休みの日を考えて支障のない程度に休日を増やしてやる、
一度にあれもこれもと多くの仕事の依頼をしないで欲しい、
長い目で見てやって欲しい、
本人が得意とする分野の仕事を中心にしてストレスが溜まらないように
考えて欲しい、
そんな注文と本人の希望があれば、えこーで相談を受けることを
伝えました。
知り合いは私がこうした相談窓口をしていることを知っていますが、
後輩との話の中で思い出してくれたことが嬉しく、ぼちぼちですが
えこーの名前と私がしていることが浸透してきた・・・・。
そんな瞬間でした。
  
Posted by いとう茂 at 16:01Comments(0)

2021年06月26日

112回達成

この前に献血に行ってきました。
毎回ヘモグロビン濃度が気になるのですが、今回も大丈夫と言われ
ホッと安心。
これで112回目が終わりました。
上限が70歳の1日前と決まっていますので、ゴールが見えています。
あと9回か10回、その間にヘモグロビン濃度が足りなかったら回数は
減ってしまいますし、病気になればそこでおしまいです。
別に目標があるわけではありませんが、ここまで来たら120回を
ゴールにできればと思っています。
成分献血ならヘモグロビン濃度が足りなくても大丈夫らしいのですが、
どうも成分献血は性に合いません。

30歳から始めてここまでよく健康で来たなぁ、この年になっても
医者にも行かず、薬も飲まず、血圧も血糖値も正常、午年生まれで
無事これ名馬・・・・・・でもないか。
112回と言っても昔は200mlでした、1年で1200mlが限度は
変わっていませんが、行く気になれば昔なら6回可能でした。
今はそれが400mlになり1年で3回しか行けません。
回数だけが大切なのではありませんが、プロ野球で言えば
登板回数が昔に比べると減っているのと同じです。
名球会には投手で200勝、これは昔なら可能だったと
思いますが、現在は1年で20勝という投手は出にくくなって
いますし、出ても1年だけのような気がします。
1年に3回で100回達成は33年余りかかります、これが1年に
6回なら期間は半分になります。
そう考えると献血を始めたころに1年に6回献血が出来たことは
ラッキーだったと思いますし、33年余りは毎年必ず3回の献血を
続けての事です。
病気やつい忘れて、そんなこともあると思いますので、10代から
全血で100回を目指すのならそれほど大変ではないと思いますが、
私のように30歳の記念に始めるという人は、それなりに苦労が
あると思います。

私の血液が廃棄されているのか誰かに提供されているのか
確認はできませんが、どちらにせよ自分が献血に協力したい
そう思うから続けられているように思います。
提供している人の顔が見えないから自然に協力できる。
そんな部分が大きいように思いますが、ただの自己満足です。
  
Posted by いとう茂 at 21:09Comments(0)