2014年04月07日
いつも親バカ
昨夜はボクシングの世界タイトル戦を見ていました。
ダブルタイトル戦で日本選手がともに勝ちました。
メーンで闘ったライトフライ級の井上尚弥選手が
KO勝ちでタイトルを手にしました。
わずか二十歳の若武者でこれから何度防衛してくれるか、
何階級を制覇してくれるか未知数の塊、無限の可能性を感じました。
井上選手のインタビューの後にお父さんにマイクが向けられ
絶叫で息子の偉業をたたえていました。
ほほえましい光景で自慢の息子ということが伝わってきました。
自分の娘のことを振り返ると二人の娘で上の子は短大卒業、
下は三回生になるときでした。
二十歳と言えば成人式です、仕事が呉服屋ですので成人式に
貸衣装では紺屋の白袴・・・・・。
「振袖を作ってやる」
「お父さんに選んでほしい」
泣かせる言葉を吐いた娘たちです。
上の子は自分でこれがいいと言いだし、後は聞く耳持たずで、
一件落着、下の子はクリームとブルーの振袖で大いに迷い、
結局、お父さんの一言でブルーに決まりました。
二人ともその振袖を着て成人式に出たり、友人の披露宴に
よばれたり、それなりに着る機会も多く振袖も役割を果たしてくれました。
不思議なことに上の子の振袖を下が着ても、その逆もそうですが、
しっくりきません、同じ親の子どもなのにおかしなものです。
それが個性と言ってしまえばそれまでですが、らしくない。
先の井上選手のように世界一を勝ちとることはありませんし、
特別すぐれたところもない娘たちで、人様に自慢できる娘でなくても、
親にしてみればどこの家の娘より大切で可愛い存在であることには変わりありません。
それを親バカだというのでしょうが、基本、親が子どもにバカになることは
必要だと思っています、何でもかんでもヨシヨシと言うだけでなく、
時には厳として拒絶するのも親バカですし、時には身を挺して世間からかばい
非難されてもしっかり抱きとめるバカ親に甘んじるのも親バカです。
明日は小中学校の入学式です、新しい世界に入っていく
子どもたちは期待と不安を胸に歩いていきます、
小さい時は目も離さず手も離さず心も離さずにしてきた
子供が一人で歩いていきます、
成長した子どもを手放しで喜ぶことはいいことですが、
目と心だけは離さず見守るのも親バカではないでしょうか。
ダブルタイトル戦で日本選手がともに勝ちました。
メーンで闘ったライトフライ級の井上尚弥選手が
KO勝ちでタイトルを手にしました。
わずか二十歳の若武者でこれから何度防衛してくれるか、
何階級を制覇してくれるか未知数の塊、無限の可能性を感じました。
井上選手のインタビューの後にお父さんにマイクが向けられ
絶叫で息子の偉業をたたえていました。
ほほえましい光景で自慢の息子ということが伝わってきました。
自分の娘のことを振り返ると二人の娘で上の子は短大卒業、
下は三回生になるときでした。
二十歳と言えば成人式です、仕事が呉服屋ですので成人式に
貸衣装では紺屋の白袴・・・・・。
「振袖を作ってやる」
「お父さんに選んでほしい」
泣かせる言葉を吐いた娘たちです。
上の子は自分でこれがいいと言いだし、後は聞く耳持たずで、
一件落着、下の子はクリームとブルーの振袖で大いに迷い、
結局、お父さんの一言でブルーに決まりました。
二人ともその振袖を着て成人式に出たり、友人の披露宴に
よばれたり、それなりに着る機会も多く振袖も役割を果たしてくれました。
不思議なことに上の子の振袖を下が着ても、その逆もそうですが、
しっくりきません、同じ親の子どもなのにおかしなものです。
それが個性と言ってしまえばそれまでですが、らしくない。
先の井上選手のように世界一を勝ちとることはありませんし、
特別すぐれたところもない娘たちで、人様に自慢できる娘でなくても、
親にしてみればどこの家の娘より大切で可愛い存在であることには変わりありません。
それを親バカだというのでしょうが、基本、親が子どもにバカになることは
必要だと思っています、何でもかんでもヨシヨシと言うだけでなく、
時には厳として拒絶するのも親バカですし、時には身を挺して世間からかばい
非難されてもしっかり抱きとめるバカ親に甘んじるのも親バカです。
明日は小中学校の入学式です、新しい世界に入っていく
子どもたちは期待と不安を胸に歩いていきます、
小さい時は目も離さず手も離さず心も離さずにしてきた
子供が一人で歩いていきます、
成長した子どもを手放しで喜ぶことはいいことですが、
目と心だけは離さず見守るのも親バカではないでしょうか。
Posted by いとう茂 at 13:01│Comments(0)