2014年05月22日
私の土佐日記⑤
おかげさまで昨日10万回を超えました。
くだらない中年のおっさんのブログに付き合っていただき
顔が見えませんからお礼の申しようもありませんが、この場で
本当に心からお礼申し上げます。
10万回のアクセスでやっと一人前のブロガーになったのかと
勝手に思っています、これからも引き出しを増やして時には
「しょうもない」と思はれても何十回に一度くらいは「ああ、そうやなぁ」と
思っていただけるようなことを書けるように努めてまいりますので
諦めず、捨てず、どうぞアクセスをお願いします。
今日は常任委員会が午前、午後にわたって開催されます。
午前中は政策調整部と総務部から所管業務、昨年度の報告
今年度の予定や課題について説明があり数点質問を行いました。
午後からは消防局、市民病院の説明があります。
明日は午前中に特別委員会が開催されます。
で、高知行の続きです。
目が覚めたのは6時ころでしたが朝食は7時30分でお願いしていましたので
朝のニュースを見て洗顔、身支度を整えいつでも出られる準備をしました。
隣の部屋の男性は6時30分の朝食のようで電話が鳴り部屋を出て生きました。
昨日の到着の際に玄関には10足近い靴が脱いであり、それだけの人が
泊っている割には静かです、私の部屋は奥の方ですが廊下で表と
つながっていますので表の方に大勢泊っていたのでしょう。
7時30分に電話が鳴り1階に降りていくと私の分だけしか朝食の
用意がありません、どうやらしんがりの出発のようです。
8時前に玄関に行くと案の定靴は私のだけでした、帳場でビール代込みで
7,500円を支払いゆっくりスタート。
途中なんでも屋さんでお茶を調達、コンビニがあったので空の焼酎ボトルを
捨てさせてもらい少し身軽になりました。
5分ほど歩いたでしょうか、小学4・5年の女の子が寄ってきました。
あいさつを交わすと、「おっちゃん山越えするん」「うん、そうやで」
「そしたらここ真っ直ぐ行ったら坂があるんで、そこを越えたら階段があるし
その階段登ったら山越えの道」「ありがとう、気ぃつけて学校行きや」
大津なら知らない人に声かけられても付いて行かないように、そう教えられて
いるのに、ここでは自分から近づいてきて親切に道を教えてくれる。
白衣を着ていますので安心感があるのでしょうが人の心の暖かさを感じました。
さあ、階段だ、踏みしめて昇る、間もなく山の中に入りましたが少し行くと下っています。
嫌な予感がしました、上りのはずが下りということは・・・・・やっぱり。
そのまま階段が高速道路の側道に続き下に降りてしまいました。
ほどなく目の前に上が見えない階段が現れました、ここを上るのか、
ハーハー言いながらなんとか上った・・・・つもり、階段は向きを変えて
まだまだ続いています、いったい何段あったでしょう。
立木さんほど幅の広くない階段で勾配はもっと急だとイメージしてください。
急こう配の階段を杖を突きながら上を見ないようにして足元だけを確認しながら
1段、また1段と上るのですが、あと何段あるのか気になり顔をあげますが、
延々と続く階段を見て、すぐに顔をあげなければよかったと後悔です。
とにかく階段は登り切りましたが山道の始まりです。
1キロちょっとで400メートル登ります、足場の悪い山道、とにかく100歩で深呼吸10回を
基本にして休みながら歩を進めました、10数回繰り返し頂上に到着、
ここからは下るだけですが注意しないと下りは足を痛める危険があります。
前後に人はいません風が木々を揺らす音とウグイスの鳴き声だけが耳に届きます。
こんな山中で動けなくなると大変です、慎重に下り国道に出てほっと安心です。
済んでしまうと案外大丈夫だったと上から目線になっている自分がいました。
もう一度上れと言われたらとても上る気にならないだろうに・・・・勝手者。
これからは6キロほど緩やかなくだりとカーブの連続です。
昼食はゆういんぐ四万十で窪川ポークの生姜焼きの予定です、到着は1時過ぎに
なりそうですがこの時期にしてはかなり暑く余り急ぐとバテてしまいます。
途中、郵便局でお金を出し歩いていると東屋で男性が休憩しています。
ご一緒させていただき、少しだけ話をしました。
愛媛県の伊予大洲から四国を時計回りに歩きここまで来たということです。
隣の県とはいえまだまだ距離があります、歩いて10日という所でしょうか。
男性と別れ一人旅の再開です、もうそろそろと思ったのですが一向に
ゆういんぐ四万十がありません、道路沿いには飲食店はほとんどなく
諦めて道の駅窪川まで歩くことしましたがあと1時間はゆっくりかかります。
日陰もなく適当な休憩所もなく道の駅をめざし到着は2時30分でした。
レストランに入ると昼食の時間帯が終わりお客さんもまばらでした、
窓際に陣取りメニューを見ると窪川ポークのカツカレーという字が目に入り
迷わず注文しました、出てきたカレーは普通のカレーでしたがカツが結構な
大きさで揚げたてで空腹にはピッタリでした。
ここから今夜お世話になる宿坊がある札所までは1時間足らず、3時半の出発
にしましたが時間をつぶす場所がほとんどありません。
買い物をしても荷物になるだけです、小ぶりのモミジの盆栽があり気に入ったのですが
持って歩くわけにもいかず諦め3時10分に出発し窪川駅を左に見ながら
札所に着いたのは4時過ぎでした、ベンチでゆっくり休憩したあと、いつものように
本堂と大師堂で経を唱えました、本堂の天井にはいろいろな絵が描かれています、
仏様の絵に交じって猫やマリリンモンローまであります、ミスマッチが面白い所です。
この札所のご本尊は五体あります、札所ではご本尊の真言を三度唱えるのが通例です。
まず、不動明王 のうまく さんまんだ ばさらだん せんだまかろしゃだ そわたや
うん たらたかんまん 舌噛みます。
続いて聖観世音菩薩 おん あろりきゃ そわか 短くてよかった。
次は阿弥陀如来 おん あみりたていせい からうん これもクリア。
そして薬師如来 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか、
最後は地蔵菩薩 おん かかか びさんまえい そわか 無事に唱えられました。
宿坊に入り受付を済ませました、食事の用意はできないと聞いていたので風呂に入り
5時過ぎに外出、足の調子も良く移動も苦になりません。
いざ、目指すうなぎ屋へ・・・・。
札所に着く前に店の位置は確認しておいたので迷うことなく行けました。
店に入ると女将さんと従業員の女性だけで客は誰もいません。
おしぼりとお茶が出てきたので、とりあえずビール。
メニューを見るとウナギのかば焼き、うな重、そして、うなぎのタタキ・・・・・・。
思わずうなぎのタタキって量は多いですかと訊ねてしまいました。
答えは1匹。機転がきく女将さんで半分にしときましょうか。
もう迷うことはないので半分でお願いしました、それと肝の串焼き。
待つこと10分くらいまずタタキ、そして串焼きが出てきました。
少し小ぶりのうなぎときゅうり、玉ねぎのスライスにカツオのタタキほどではありませんが
ポン酢がかかっていました、酢の物とは確かに違う代物で今まで食べたことのない
風味でお酒にも合いますがごはんにも合いそうな味付けでした。
串焼きの方は少し柔らかめでしたがかなり濃いタレで焼かれていて
大津で食べるうなぎの肝とは少し違いましたが疲れている体には
結構相性がよくビールをもう1本。
〆はうな重か蒲焼か迷い、うな重にしました。
今からさばいて焼くので少し待ってくださいということでチビチビやりながら
待ちました、出てきたうな重は先ほどのタタキより一回り大きなうなぎが
1匹入っていてご飯もぎっしりでした。
昼食の時間が遅かったので完食にはかなり苦労しました。
宿坊までの道をフーフーとお腹をさすりながら歩いて帰りました。
宿泊代が4300円、それより高い夕食になりました、ビールに焼酎にうなぎ
いったい何しに高知に来ているのやら・・・・・。
くだらない中年のおっさんのブログに付き合っていただき
顔が見えませんからお礼の申しようもありませんが、この場で
本当に心からお礼申し上げます。
10万回のアクセスでやっと一人前のブロガーになったのかと
勝手に思っています、これからも引き出しを増やして時には
「しょうもない」と思はれても何十回に一度くらいは「ああ、そうやなぁ」と
思っていただけるようなことを書けるように努めてまいりますので
諦めず、捨てず、どうぞアクセスをお願いします。
今日は常任委員会が午前、午後にわたって開催されます。
午前中は政策調整部と総務部から所管業務、昨年度の報告
今年度の予定や課題について説明があり数点質問を行いました。
午後からは消防局、市民病院の説明があります。
明日は午前中に特別委員会が開催されます。
で、高知行の続きです。
目が覚めたのは6時ころでしたが朝食は7時30分でお願いしていましたので
朝のニュースを見て洗顔、身支度を整えいつでも出られる準備をしました。
隣の部屋の男性は6時30分の朝食のようで電話が鳴り部屋を出て生きました。
昨日の到着の際に玄関には10足近い靴が脱いであり、それだけの人が
泊っている割には静かです、私の部屋は奥の方ですが廊下で表と
つながっていますので表の方に大勢泊っていたのでしょう。
7時30分に電話が鳴り1階に降りていくと私の分だけしか朝食の
用意がありません、どうやらしんがりの出発のようです。
8時前に玄関に行くと案の定靴は私のだけでした、帳場でビール代込みで
7,500円を支払いゆっくりスタート。
途中なんでも屋さんでお茶を調達、コンビニがあったので空の焼酎ボトルを
捨てさせてもらい少し身軽になりました。
5分ほど歩いたでしょうか、小学4・5年の女の子が寄ってきました。
あいさつを交わすと、「おっちゃん山越えするん」「うん、そうやで」
「そしたらここ真っ直ぐ行ったら坂があるんで、そこを越えたら階段があるし
その階段登ったら山越えの道」「ありがとう、気ぃつけて学校行きや」
大津なら知らない人に声かけられても付いて行かないように、そう教えられて
いるのに、ここでは自分から近づいてきて親切に道を教えてくれる。
白衣を着ていますので安心感があるのでしょうが人の心の暖かさを感じました。
さあ、階段だ、踏みしめて昇る、間もなく山の中に入りましたが少し行くと下っています。
嫌な予感がしました、上りのはずが下りということは・・・・・やっぱり。
そのまま階段が高速道路の側道に続き下に降りてしまいました。
ほどなく目の前に上が見えない階段が現れました、ここを上るのか、
ハーハー言いながらなんとか上った・・・・つもり、階段は向きを変えて
まだまだ続いています、いったい何段あったでしょう。
立木さんほど幅の広くない階段で勾配はもっと急だとイメージしてください。
急こう配の階段を杖を突きながら上を見ないようにして足元だけを確認しながら
1段、また1段と上るのですが、あと何段あるのか気になり顔をあげますが、
延々と続く階段を見て、すぐに顔をあげなければよかったと後悔です。
とにかく階段は登り切りましたが山道の始まりです。
1キロちょっとで400メートル登ります、足場の悪い山道、とにかく100歩で深呼吸10回を
基本にして休みながら歩を進めました、10数回繰り返し頂上に到着、
ここからは下るだけですが注意しないと下りは足を痛める危険があります。
前後に人はいません風が木々を揺らす音とウグイスの鳴き声だけが耳に届きます。
こんな山中で動けなくなると大変です、慎重に下り国道に出てほっと安心です。
済んでしまうと案外大丈夫だったと上から目線になっている自分がいました。
もう一度上れと言われたらとても上る気にならないだろうに・・・・勝手者。
これからは6キロほど緩やかなくだりとカーブの連続です。
昼食はゆういんぐ四万十で窪川ポークの生姜焼きの予定です、到着は1時過ぎに
なりそうですがこの時期にしてはかなり暑く余り急ぐとバテてしまいます。
途中、郵便局でお金を出し歩いていると東屋で男性が休憩しています。
ご一緒させていただき、少しだけ話をしました。
愛媛県の伊予大洲から四国を時計回りに歩きここまで来たということです。
隣の県とはいえまだまだ距離があります、歩いて10日という所でしょうか。
男性と別れ一人旅の再開です、もうそろそろと思ったのですが一向に
ゆういんぐ四万十がありません、道路沿いには飲食店はほとんどなく
諦めて道の駅窪川まで歩くことしましたがあと1時間はゆっくりかかります。
日陰もなく適当な休憩所もなく道の駅をめざし到着は2時30分でした。
レストランに入ると昼食の時間帯が終わりお客さんもまばらでした、
窓際に陣取りメニューを見ると窪川ポークのカツカレーという字が目に入り
迷わず注文しました、出てきたカレーは普通のカレーでしたがカツが結構な
大きさで揚げたてで空腹にはピッタリでした。
ここから今夜お世話になる宿坊がある札所までは1時間足らず、3時半の出発
にしましたが時間をつぶす場所がほとんどありません。
買い物をしても荷物になるだけです、小ぶりのモミジの盆栽があり気に入ったのですが
持って歩くわけにもいかず諦め3時10分に出発し窪川駅を左に見ながら
札所に着いたのは4時過ぎでした、ベンチでゆっくり休憩したあと、いつものように
本堂と大師堂で経を唱えました、本堂の天井にはいろいろな絵が描かれています、
仏様の絵に交じって猫やマリリンモンローまであります、ミスマッチが面白い所です。
この札所のご本尊は五体あります、札所ではご本尊の真言を三度唱えるのが通例です。
まず、不動明王 のうまく さんまんだ ばさらだん せんだまかろしゃだ そわたや
うん たらたかんまん 舌噛みます。
続いて聖観世音菩薩 おん あろりきゃ そわか 短くてよかった。
次は阿弥陀如来 おん あみりたていせい からうん これもクリア。
そして薬師如来 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか、
最後は地蔵菩薩 おん かかか びさんまえい そわか 無事に唱えられました。
宿坊に入り受付を済ませました、食事の用意はできないと聞いていたので風呂に入り
5時過ぎに外出、足の調子も良く移動も苦になりません。
いざ、目指すうなぎ屋へ・・・・。
札所に着く前に店の位置は確認しておいたので迷うことなく行けました。
店に入ると女将さんと従業員の女性だけで客は誰もいません。
おしぼりとお茶が出てきたので、とりあえずビール。
メニューを見るとウナギのかば焼き、うな重、そして、うなぎのタタキ・・・・・・。
思わずうなぎのタタキって量は多いですかと訊ねてしまいました。
答えは1匹。機転がきく女将さんで半分にしときましょうか。
もう迷うことはないので半分でお願いしました、それと肝の串焼き。
待つこと10分くらいまずタタキ、そして串焼きが出てきました。
少し小ぶりのうなぎときゅうり、玉ねぎのスライスにカツオのタタキほどではありませんが
ポン酢がかかっていました、酢の物とは確かに違う代物で今まで食べたことのない
風味でお酒にも合いますがごはんにも合いそうな味付けでした。
串焼きの方は少し柔らかめでしたがかなり濃いタレで焼かれていて
大津で食べるうなぎの肝とは少し違いましたが疲れている体には
結構相性がよくビールをもう1本。
〆はうな重か蒲焼か迷い、うな重にしました。
今からさばいて焼くので少し待ってくださいということでチビチビやりながら
待ちました、出てきたうな重は先ほどのタタキより一回り大きなうなぎが
1匹入っていてご飯もぎっしりでした。
昼食の時間が遅かったので完食にはかなり苦労しました。
宿坊までの道をフーフーとお腹をさすりながら歩いて帰りました。
宿泊代が4300円、それより高い夕食になりました、ビールに焼酎にうなぎ
いったい何しに高知に来ているのやら・・・・・。
Posted by いとう茂 at 12:51│Comments(0)