2014年05月24日
私の土佐日記⑦
照りつける太陽はかなり暑いのですが、風がありまだ
歩くのには助かります。
だんだん足摺岬が近くなり、その分太平洋が下になっていきます。
左右を見てカーブの内側を歩くために道路をあっちへこっちへ
少しでも短い距離を歩きたい、そんな気持ちがそうさせるのでしょう。
だったら歩かなければいいのに・・・・・。
途中歩きの白装束の男性とすれ違いました「ご苦労様です」
軽く会釈をすると「あと1時間くらいです、頑張ってください」と
言葉が返ってきました。
今回の高知行は実質今日で終わりです、明日はバスで中村に出て
そこから高知駅に移動、15時30分の高速バスで京都まで帰ります。
まだ時間はいっぱいあります「やっぱり一人がよろしい雑草」
山頭火の句が浮かんできます。
車は通りますが人影はありません、前も後ろも誰も歩いていない道を
一人で歩く、特別意味がないような、あるような・・・・・。
すれ違った男性が言った通り1時間ほどで札所に着きました。
山門で一礼し、手洗い場で手と口をゆすぎ本堂前の池を左に行き
ベンチに荷物を降ろしてしばし休息、団体のお参りがやってきたのです。
寄ってたかって読経の時間です、邪魔をされたくないので
団体が出発するまではじっと我慢です、団体が出て行きましたので荷物を
持って本堂へ移動、ろうそく、線香、納札、賽銭、鰐口と順序良く済ませ、
お経をと思った時にどたどたと後ろで足音、振り返るとまた団体が・・・・。
仕方がないので端に寄り静かに読経、終わると急いで大師堂に移動、
お大師様がはっきり見えます、団体はまだ本堂にいます、
何とか邪魔されずに今度は大きな声でお経を唱えられました。
納経所でご朱印をいただき日程が終了しました。
民宿はここから歩いて5分くらいです、無理をすればバスで中村に戻れたのですが、
いつも足摺はバタバタと時間ばかり気にしていましたので今回は
ここで泊ろうと予定を組みました。
1時間の予定で足摺岬の観光です、展望台は人が多いので
一人を満喫するために白山洞門を選択しましたが、難点は階段を下りて
また上るという所です。
下に降りるとベンチがありましたが荷物だけおいて波打ち際に座り、
岩に開いた穴から太平洋を眺めていました、波の音しか聞こえません、
背中に風が吹き付け気持ちがよく、ぼんやり至福の時間です。
30分くらいじっとしていたでしょうか、時計を見ると4時40分、
5時過ぎに到着とお願いしていましたので少し早いのですが、
喉も渇いていましたので階段を上り民宿へ、と思ったのですが
道路に出ると足湯がありましたので立寄りました。
ここも貸切です、太平洋を見ながら、やっぱりぼんやり。
足摺岬は温泉がわきますが民宿は普通のお風呂です、ちょっとだけ
温泉気分を味わい民宿岬光、これで「はなみつ」と読みます、
玄関に入り部屋の通されると太平洋が一望できる6畳の和室でした。
お風呂の準備をしてもらい6時から夕食にしました。
のんびり風呂に浸かりゆっくりしたつもりですが、元々烏の行水、
夕食まで20分ほどあります、仕方がないのであたりを散策、周囲には
立派なホテルが立ち並んでいます、1泊2・3万のホテルはざらにありますが
私は1泊2食で7,000円です。
部屋に戻ると女将さんが食事の支度ができたと呼びに来てくれました。
1階に下り食堂に入ると二人分の食事の用意がしてありました。
とりあえずビール、目の前にはハチクの山椒味噌、魚となすの揚げだし、
なすとエビのマヨネーズグラタン、アジのフライ、釜飯がいい具合に炊けています。
ほどなくビールと刺身が出てきました、刺身はきびなご、レンコ鯛、アオリイカに
清水サバ、土佐清水のブランド魚です。
ただこの時期のサバは脂がのっていませんから・・・・
食べると脂ののりはやはりもう一つでしたが甘い!
次に女将さんが運んできたのは味噌汁でした、岩に付いている海藻と
亀の手です、亀の手は食べられませんが海藻はワカメよりコリコリして
食感がなかなかのものでした。
ここでもう一人の夕食の主が登場です。
40代の男性で新潟から観光に来たということでした。
昔、足摺に来たことがあり景色が良かったので再度の訪問。
結構人懐っこくどんどん話しかけてくれるのですが、こちらは食事も
もう終わりそうで、話してばかりの彼はお箸が止まったまま。
そこに助け舟のおかみさんが登場してくれ、ようやく腰を上げることができました。
明日の朝食の時間を聞かれたのでできるなら7時13分のバスに乗りたいのでと
お願いすると6時30分に用意をしますということでした。
結局釜飯は半分ほど残しましたがこの日もおいしくご飯を頂きました。
部屋で飲むビールをお願いすると、先ほどの海藻の酢の物を
サービスしていただきました。
部屋に戻ると薄暗い太平洋に灯りをつけた小舟が浮かんでいます、部屋の灯りを消して
幻想的な景色をぼんやりしながら見ていました。
明日も天気の予想です、ビールを飲みながら太平洋を飽きることなく見ていました。
人間は海から来たのか、そう思うほどどこか懐かしい思いが湧いてきました。
一般的にはサルが進化したといいますが生まれてこれまで
サルが進化して人間になったという人間に出会ったことがないし
どこかの動物園のサルが人間になったというニュースもありません・・・・・ありましたか。
午前中はゴミゼロ、膳所公園を中心に北は弓ヶ浜、南は蛍谷までの清掃でした。
膳所小学校の生徒や膳所高校の学生も参加し、ゴミ袋と火ばさみを持って
清掃を行いました、城門の横にある白壁の裏を清掃していると古タイヤが捨ててありました、
ここはほとんど人が入りませんから、いつ捨てられたのかわかりませんが5本の古タイヤが
出てきました、後、発泡スチロールとペットボトルも何本かありました。
1時間余りで清掃は終了しました、一人だと何日もかかりますが大勢だと短時間で済みます、
拾った人は捨てない、この原則が正解ならゴミゼロの輪が広がればゴミは減っていく、
そう信じて毎年、開催していただきたいと思います。
歩くのには助かります。
だんだん足摺岬が近くなり、その分太平洋が下になっていきます。
左右を見てカーブの内側を歩くために道路をあっちへこっちへ
少しでも短い距離を歩きたい、そんな気持ちがそうさせるのでしょう。
だったら歩かなければいいのに・・・・・。
途中歩きの白装束の男性とすれ違いました「ご苦労様です」
軽く会釈をすると「あと1時間くらいです、頑張ってください」と
言葉が返ってきました。
今回の高知行は実質今日で終わりです、明日はバスで中村に出て
そこから高知駅に移動、15時30分の高速バスで京都まで帰ります。
まだ時間はいっぱいあります「やっぱり一人がよろしい雑草」
山頭火の句が浮かんできます。
車は通りますが人影はありません、前も後ろも誰も歩いていない道を
一人で歩く、特別意味がないような、あるような・・・・・。
すれ違った男性が言った通り1時間ほどで札所に着きました。
山門で一礼し、手洗い場で手と口をゆすぎ本堂前の池を左に行き
ベンチに荷物を降ろしてしばし休息、団体のお参りがやってきたのです。
寄ってたかって読経の時間です、邪魔をされたくないので
団体が出発するまではじっと我慢です、団体が出て行きましたので荷物を
持って本堂へ移動、ろうそく、線香、納札、賽銭、鰐口と順序良く済ませ、
お経をと思った時にどたどたと後ろで足音、振り返るとまた団体が・・・・。
仕方がないので端に寄り静かに読経、終わると急いで大師堂に移動、
お大師様がはっきり見えます、団体はまだ本堂にいます、
何とか邪魔されずに今度は大きな声でお経を唱えられました。
納経所でご朱印をいただき日程が終了しました。
民宿はここから歩いて5分くらいです、無理をすればバスで中村に戻れたのですが、
いつも足摺はバタバタと時間ばかり気にしていましたので今回は
ここで泊ろうと予定を組みました。
1時間の予定で足摺岬の観光です、展望台は人が多いので
一人を満喫するために白山洞門を選択しましたが、難点は階段を下りて
また上るという所です。
下に降りるとベンチがありましたが荷物だけおいて波打ち際に座り、
岩に開いた穴から太平洋を眺めていました、波の音しか聞こえません、
背中に風が吹き付け気持ちがよく、ぼんやり至福の時間です。
30分くらいじっとしていたでしょうか、時計を見ると4時40分、
5時過ぎに到着とお願いしていましたので少し早いのですが、
喉も渇いていましたので階段を上り民宿へ、と思ったのですが
道路に出ると足湯がありましたので立寄りました。
ここも貸切です、太平洋を見ながら、やっぱりぼんやり。
足摺岬は温泉がわきますが民宿は普通のお風呂です、ちょっとだけ
温泉気分を味わい民宿岬光、これで「はなみつ」と読みます、
玄関に入り部屋の通されると太平洋が一望できる6畳の和室でした。
お風呂の準備をしてもらい6時から夕食にしました。
のんびり風呂に浸かりゆっくりしたつもりですが、元々烏の行水、
夕食まで20分ほどあります、仕方がないのであたりを散策、周囲には
立派なホテルが立ち並んでいます、1泊2・3万のホテルはざらにありますが
私は1泊2食で7,000円です。
部屋に戻ると女将さんが食事の支度ができたと呼びに来てくれました。
1階に下り食堂に入ると二人分の食事の用意がしてありました。
とりあえずビール、目の前にはハチクの山椒味噌、魚となすの揚げだし、
なすとエビのマヨネーズグラタン、アジのフライ、釜飯がいい具合に炊けています。
ほどなくビールと刺身が出てきました、刺身はきびなご、レンコ鯛、アオリイカに
清水サバ、土佐清水のブランド魚です。
ただこの時期のサバは脂がのっていませんから・・・・
食べると脂ののりはやはりもう一つでしたが甘い!
次に女将さんが運んできたのは味噌汁でした、岩に付いている海藻と
亀の手です、亀の手は食べられませんが海藻はワカメよりコリコリして
食感がなかなかのものでした。
ここでもう一人の夕食の主が登場です。
40代の男性で新潟から観光に来たということでした。
昔、足摺に来たことがあり景色が良かったので再度の訪問。
結構人懐っこくどんどん話しかけてくれるのですが、こちらは食事も
もう終わりそうで、話してばかりの彼はお箸が止まったまま。
そこに助け舟のおかみさんが登場してくれ、ようやく腰を上げることができました。
明日の朝食の時間を聞かれたのでできるなら7時13分のバスに乗りたいのでと
お願いすると6時30分に用意をしますということでした。
結局釜飯は半分ほど残しましたがこの日もおいしくご飯を頂きました。
部屋で飲むビールをお願いすると、先ほどの海藻の酢の物を
サービスしていただきました。
部屋に戻ると薄暗い太平洋に灯りをつけた小舟が浮かんでいます、部屋の灯りを消して
幻想的な景色をぼんやりしながら見ていました。
明日も天気の予想です、ビールを飲みながら太平洋を飽きることなく見ていました。
人間は海から来たのか、そう思うほどどこか懐かしい思いが湧いてきました。
一般的にはサルが進化したといいますが生まれてこれまで
サルが進化して人間になったという人間に出会ったことがないし
どこかの動物園のサルが人間になったというニュースもありません・・・・・ありましたか。
午前中はゴミゼロ、膳所公園を中心に北は弓ヶ浜、南は蛍谷までの清掃でした。
膳所小学校の生徒や膳所高校の学生も参加し、ゴミ袋と火ばさみを持って
清掃を行いました、城門の横にある白壁の裏を清掃していると古タイヤが捨ててありました、
ここはほとんど人が入りませんから、いつ捨てられたのかわかりませんが5本の古タイヤが
出てきました、後、発泡スチロールとペットボトルも何本かありました。
1時間余りで清掃は終了しました、一人だと何日もかかりますが大勢だと短時間で済みます、
拾った人は捨てない、この原則が正解ならゴミゼロの輪が広がればゴミは減っていく、
そう信じて毎年、開催していただきたいと思います。
Posted by いとう茂 at 12:56│Comments(0)