2014年06月20日

6月通常会議閉会

今日で6月通常会議が閉会しました。
補正予算を含み議案も少なく、各常任委員会での
審議も順調でした。
最終日は人事の議案に対して賛成討論を行いました。
討論は賛否を含めて8名が行いました。
一般質問の録画がインターネットでアップされていますのでそちらも
ご覧ください「大津市議会インターネット配信」で検索をお願いします。

明日は夏至です、熱い知事選になるかどうか、県民がどれだけ
県政に関心があるか暮らしにどれだけ困っているか
そういったことも試される選挙になりそうです。
貴重な1票を有効に行使してください。

討論
惻隠の伊藤茂でございます、私は議案第123号 
橋本財産区管理会 財産区管理委員の選出について
賛成の立場から討論を行います。
本議案は、橋本財産区管理会の管理委員に、
礒田英清氏を選任しょうとするものですが、
礒田氏につきましては、現在、大津市議会議員でもあります。

地方自治法の規定により、本市における財産区管理会に関して
必要な事項を定めた、大津市財産区管理会条例の、
選任規定には財産区の区域内に引き続き、3か月以上住所を有する者で、
大津市議会議員の被選挙権を有する者と明記されています。
また、本市の財産区は財産区議会ではなく、
財産区管理会と言う形態をとっています。
財産区議会であれば特別地方公共団体の議員と言うことで
市議会議員との兼職が禁じられますが、本市の財産区管理会は委員と言う立場です。

つまり地方自治法、大津市財産区管理会条例に照らして
法的には何ら問題がないのですが、
大津市は各財産区管理会に予算措置をされており、議員はその審議を行います。
そうしたことを考えますと、審議する側の人間が
審議される側の管理会委員に選任されるということは、
公平性、透明性の担保と言う道義上の観点から申しますと、
市民からは、審議を疑問視されることも考えられ、
礒田氏の選任について最善の策ではないと考えます。

しかしながら以下、惻隠の情をもって申し上げます。
今回の橋本財産区の管理委員の選出については、
財産区内の全ての自治会長を含めた、
橋本自治連絡協議会の総意で、礒田氏推薦が決まったと仄聞しています。
これは、礒田氏の高潔な人格と卓越した識見を物語るものです。

前任者の死亡と言う不測の事態を受けて、
財産区の管理委員に橋本地区から推薦された事情を考えますと、
ご本人にすれば、まさに火中の栗を拾うということで、
吉田松陰の「かくすれば かくなることと知りながら 
やむにやまれぬ大和魂」と言う心境であったと推察します。

浅学菲才の私が申すまでもございませんが、
礒田氏におかれましては、ご自身が市議会議員であると言う
立場を十分認識され、道義的な疑問につきましては、
財産区管理委員の職務を適正に遂行され、
議員として公正・公平な審議を行うことで
市民に対しての説明責任を果たしていただきたいと願います。
橋本自治連絡協議会の総意と言う市民の声は尊重しなければいけませんし、
民主主義の世界においては、重く受け止める必要があります。

今後も、橋本自治連絡協議会におきましては最善の策について
引き続きご協議いただきますことをお願いして賛成の討論とします。

Posted by いとう茂 at 15:48│Comments(0)
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