2014年09月06日
褒める・鍛える・気付かせる
これから長浜で研修です、7時までに帰ってこないと
自治会の自主防災会の立ち上げの説明会がありますので
残念ながら懇親会はキャンセルします。
予定では大津に到着するのが20時15分、こりゃダメです。
人を育てる方法はいくつかあると思いますが、個人的には
褒める・鍛える・気付かせる、この3つが主なものではないかと思っています。
人を育てる必要がある人、人の上に立つ人。
指導法はさまざまでしょうが、得手、不得手もあると思います。
ただ、持論ですが一つしか知らない人は傲慢で多くを知る人は柔軟だ。
振り返って、人を育てた経験があるか考えますと、それほど・・・・・ない。
傲慢なのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
では、もう少しハードルを下げて考えると、たとえば団体や組織の長を
次の人に譲る場合や体育クラブで次のキャプテンを選ぶときに、
どんなことをしてきたのか・・・・・・。
褒めることは下手ですので、これまで経験がありません。
ではビシビシ厳しい言葉でこれはこうするんだ、こんな場合はこうだと
鍛えたか、これもあまり・・・・・していない。
ビシビシとまでいかなくても、口で何度か言ってもダメな時は、
見放してしまう癖があります「ワタシトハチガウセカイニスムヒト」
冷たいかもしれませんが言われるほうもいやだろうと思ってしまうからです・・・・。
気付かせる、自覚を持たせるということと同じですが、
あえて言えばこれが一番多かったように思います。
憧れの健さんのように、あえて口では言わず行動で示す。
背なで吼えてーる唐獅子牡丹・・・・・。
体育会系のクラブの経験者に先輩から受けた教育や仕打ちを後輩にも
伝えたか尋ねると、伝えたというほうがかなり多かった気がします。
私は陸上部でしたが1年の時は練習が終わるとトラックの整備、
3年生はベンチで見ているだけ、整備が終わると3年生に呼ばれてマッサージ、
練習以上にきつかった記憶があります、体罰も何度か経験しました。
それがいやで2年になっても3年になっても下級生と一緒にトラックの整備、
マッサージもしてもらった記憶がありません。
その後、今はどうなっているのかは知りませんが、
練習が終わりトラックの整備は全員でするものという風習は私が卒業後、
何年か続いたはずです。
ただ、そうした私の対応がよかったかどうかは今でもわかりません。
厳しい言葉で鍛えたことはありませんが、厳しい場所とか役を持たせて
その場にほり投げることは何度かありました。
事前には何も教えずに白紙の状態でその場に身を置かせるほうが、
へんな先入観がなくてよいと判断してのことです。
そうした下級生や厳しい現場に行かせた人とも今でも交流がありますが、
何かに気付き自分の力となったのかどうかわかりません。
今でも交流があると言うのは100点ではなくても何かしらのプラスの点数を
つけてくれたからでしょう。
人を育てるには育つ方にも育とうと言う意志は必要です。
褒められる・鍛えられる・気付く。
その意志のある人間が育つのかもしれません。
卵から雛が出るとき中からコツコツ、外から親鳥がコツコツ、
それを「ソッタク」といいますが、そのタイミングが早すぎても遅すぎても
雛は生まれません、人を育てるのも同じように思います。
育て方、育ち方は人それぞれ、その人の生き様の投影のような気がします。
Posted by いとう茂 at 10:09│Comments(0)