2014年09月14日

人生信条より

安岡正篤さんの死後に補正されて発行された
人生信条、薄い本で、どこからでも読めます。
こういう本は、あっちの本5ページ、こっちの本10ページという
読み方をしますので短い章が多いほうが、
区切りをつけやすく私にとってはうれしいものです。
その中から二つ紹介します。

「七無」
諾の責無し
財の怨無し
利の専らにする無し
こう説する無し
善を伐(ほこ)る無し
人を棄つる無し
憾(うら)みを畜うる無し

あってはならない七つのこと、「諾責」は承諾したことを
実行する責任、「財怨」は財貨の怨み、「専利」は利益の独占、
「こう説」はいい加減なこと、「伐善」は自分の善行を自慢することで
「棄人」は人を棄ててしまうこと、「畜憾」は遺憾に思うことを
蓄積すること。

「新秋清警」
新秋なり、暑中の惰気を一掃し、颯爽として清健の気を振起すべし
読書の好季なり、早暁、深夜、古教、心を照らし、心、古教を照らすべし
日新の世界なり、活眼を宇宙に放って、気宇l識見を遠大にすべし
日本の危機なり、匹夫、責有るを知って、祖国と同胞のために尽瘁すべし

どちらも特別難しいことを説いているのではありません、
当たり前のことを説いていますが、それができないのが人間、
時には難しい顔をして難しいことを言うくせに・・・・・。

心しなければと思います。

Posted by いとう茂 at 17:08│Comments(0)
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