2015年03月19日
四国遍路⑫
遠い、遠い四国、時間があればと思いますが、
時間がありません、作ろうと思っても作れません。
いらいらしても結果は同じですので、昔に行った時を
思い出し、回想の四国遍路です。
歩いているとボーとしている時間が多いのですが、
それでも結構頭に残っているものです。
常楽寺を出て左へ、国分寺までは1キロありません。
この道も電柱の遍路マークの通りに行けば
迷うことはありません、しかし、国分寺の手前に
お寺があり、うっかりしているとこのお寺に入りそうになります。
山門をくぐると立派な本堂がそびえています。
山門から一直線の位置にあるので顔を上げて
驚きました、手と口を清めて、左手の鐘楼で鐘をひとつき、
本堂に向かいろうそくと線香に火をつけます、
周りに人はいません、それではと、大きな声で
般若心経を唱えます、平地を歩いてきましたので
息の方も乱れていずに気持ちよく回向文まで
唱えられました、続いて右手の大師堂へ、
ここも貸切り、もちろん大声で「仏説 摩訶般若波羅密多
心経 観自在菩薩 行深般若波羅密多・・・・・・」
出だしの仏説という言葉ですが、大津に住んでいると
比叡山の影響があります、天台宗は仏説は言わずに
いきなり、摩訶般若から入りますが禅宗も真言宗も
仏説から入ります。
どうでもいいことかもしれません・・・・・。
納経所はぐるっと回り込み、ちょうど大師堂の裏あたりになります。
さぁ、16番観音寺に向かいます。
2キロ弱でしょうか広い道に出て左の方に真っ直ぐ、
遍路マークは広い道のもう1本向こうの道を指しています、
農業用水かただの溝か知りませんが勢いよく水が流れています。
こちらの道も広いのですが車の通行量は比較にならないほど
少なくのんびり歩けます、すれ違う人が挨拶してくれます。
これが高知県に入るとどういうわけか、姿を見るとスッと
隠れてしまいます、悪気はないのでしょうが、こんな所にも
県民性が出るのでしょうか。
信号を右に曲がると観音寺がすぐそこにあります。
山門を通り過ぎて駐車場へ、昨日の未明から車を止めたまま、
始発に乗って鴨島に行きましたので無事か確認です。
盗るものがなくて無事だったのか、徳島の人は
そんな悪いことをしないのか、とにかく無事を見届けて大きな山門を
くぐります、山門を入る前に合掌して一礼、出る時も同じです。
正面の本堂にお参りし右手の大師堂と、いつもの順序で
お経を唱えます、この札所は奥行きよりも横長のお寺という感じで
納経所は本堂の左側にあります。
実はここまで歩いてきて時間は2時前になっています。
昼食はまだです、大日寺の手前にコンビニがあり、
そこでおにぎりを1個だけ調達しました。
実はこの先にお目当ての中華店があります。
華扇という店で3度目になります、空腹で食べた中華どんぶりの
味が忘れられず、あえて今回もここまで歩いてきた次第です。
普通の状態なら特別おいしいと思わないかもしれませんが、
空腹なら違います、時間も昼時を過ぎていますので店には
私とあと一人しかいません、ゆっくり昼食をとり17番の井戸寺を
目指します、2キロほどでしょうか3時過ぎにはつきます。
徳島線の線路を渡り北に向かいます、白衣を着て杖を突いて歩いているのですが、
四国なら平気です、これが大津なら恥ずかしさで歩けないかもしれませんが
不思議な土地です。
井戸寺には名前の通り井戸があり、のぞいて顔が映らないと
不幸があるとかの言い伝えがあります、ここも4度行っていますが
一度も井戸を覗いたことはありません、いいことも悪いことも
起きるときには起きる、良寛さんではありませんが、災難に会う時は
会うがいい、受け入れることが大切です。
それが災難から逃れる方法だと・・・・読んだ覚えがあります。
このお寺は山門はあるものの、どこまでが敷地でどこからが道か
区別がありません、山門の横は道路で寺の中を走っていくような
感じで、うかうかすると境内で交通事故にあうかもしれません。
お参りを済ませて、来た道を観音寺まで歩きで戻ります、
車で18番恩山寺と19番立江寺にお参りして、今回は
終わりです、次回は高速バスで徳島まで、そこから路線バスで
20番鶴林寺のふもとの生名まで行きます。
観音寺に戻ったのは4時前でした、早速車に乗って恩山寺へ
義経にゆかりがある道もあり昔に歩きましたが、今回は車です、
歩くと急な坂も車なら楽々です、牛舎を左に見て、大きなお大師さんの
像が迎えてくれる恩山寺、山門から真っ直ぐ、階段を上り、
本堂へ、団体のお遍路がお参りを済ませ、大師堂に向かう所で
本堂は貸切です、ゆっくりしたいのですが納経は5時までです、
次の立江寺まで車で6・7分、歩くと1時間です。
逆算するとここを4時40分にはここを出ないといけません、
こういう計算は車だとほぼ正確ですが、歩きだと急に足が痛くなったり
誰かに話しかけられたりと流動的になります。
そこで、最初の頃はいらいらしたものですが、そうした予期せぬことがあるのが
歩き遍路、今回は車と歩きの併用ですが、全体では歩きの方が
断然多くなります、イレギュラーを楽しむのも人間、時には必要です。
結局、恩山寺でも焦ることなく、いつも通りゆっくり読経をして、5時少し前に立江寺に到着し、
先に納経を済ませて、ここでもゆっくり読経三昧。
5分、10分を焦るよりずっと満ちた今回の遍路行でした。
今日は次の市会議員選挙の立候補に必要な書類の
予備審査があります、16日から27日までの間で都合のいい日ということで、
今日の午後にしました、結構揃えなくてはいけない書類があり
名前とハンコの大安売り。
時間がありません、作ろうと思っても作れません。
いらいらしても結果は同じですので、昔に行った時を
思い出し、回想の四国遍路です。
歩いているとボーとしている時間が多いのですが、
それでも結構頭に残っているものです。
常楽寺を出て左へ、国分寺までは1キロありません。
この道も電柱の遍路マークの通りに行けば
迷うことはありません、しかし、国分寺の手前に
お寺があり、うっかりしているとこのお寺に入りそうになります。
山門をくぐると立派な本堂がそびえています。
山門から一直線の位置にあるので顔を上げて
驚きました、手と口を清めて、左手の鐘楼で鐘をひとつき、
本堂に向かいろうそくと線香に火をつけます、
周りに人はいません、それではと、大きな声で
般若心経を唱えます、平地を歩いてきましたので
息の方も乱れていずに気持ちよく回向文まで
唱えられました、続いて右手の大師堂へ、
ここも貸切り、もちろん大声で「仏説 摩訶般若波羅密多
心経 観自在菩薩 行深般若波羅密多・・・・・・」
出だしの仏説という言葉ですが、大津に住んでいると
比叡山の影響があります、天台宗は仏説は言わずに
いきなり、摩訶般若から入りますが禅宗も真言宗も
仏説から入ります。
どうでもいいことかもしれません・・・・・。
納経所はぐるっと回り込み、ちょうど大師堂の裏あたりになります。
さぁ、16番観音寺に向かいます。
2キロ弱でしょうか広い道に出て左の方に真っ直ぐ、
遍路マークは広い道のもう1本向こうの道を指しています、
農業用水かただの溝か知りませんが勢いよく水が流れています。
こちらの道も広いのですが車の通行量は比較にならないほど
少なくのんびり歩けます、すれ違う人が挨拶してくれます。
これが高知県に入るとどういうわけか、姿を見るとスッと
隠れてしまいます、悪気はないのでしょうが、こんな所にも
県民性が出るのでしょうか。
信号を右に曲がると観音寺がすぐそこにあります。
山門を通り過ぎて駐車場へ、昨日の未明から車を止めたまま、
始発に乗って鴨島に行きましたので無事か確認です。
盗るものがなくて無事だったのか、徳島の人は
そんな悪いことをしないのか、とにかく無事を見届けて大きな山門を
くぐります、山門を入る前に合掌して一礼、出る時も同じです。
正面の本堂にお参りし右手の大師堂と、いつもの順序で
お経を唱えます、この札所は奥行きよりも横長のお寺という感じで
納経所は本堂の左側にあります。
実はここまで歩いてきて時間は2時前になっています。
昼食はまだです、大日寺の手前にコンビニがあり、
そこでおにぎりを1個だけ調達しました。
実はこの先にお目当ての中華店があります。
華扇という店で3度目になります、空腹で食べた中華どんぶりの
味が忘れられず、あえて今回もここまで歩いてきた次第です。
普通の状態なら特別おいしいと思わないかもしれませんが、
空腹なら違います、時間も昼時を過ぎていますので店には
私とあと一人しかいません、ゆっくり昼食をとり17番の井戸寺を
目指します、2キロほどでしょうか3時過ぎにはつきます。
徳島線の線路を渡り北に向かいます、白衣を着て杖を突いて歩いているのですが、
四国なら平気です、これが大津なら恥ずかしさで歩けないかもしれませんが
不思議な土地です。
井戸寺には名前の通り井戸があり、のぞいて顔が映らないと
不幸があるとかの言い伝えがあります、ここも4度行っていますが
一度も井戸を覗いたことはありません、いいことも悪いことも
起きるときには起きる、良寛さんではありませんが、災難に会う時は
会うがいい、受け入れることが大切です。
それが災難から逃れる方法だと・・・・読んだ覚えがあります。
このお寺は山門はあるものの、どこまでが敷地でどこからが道か
区別がありません、山門の横は道路で寺の中を走っていくような
感じで、うかうかすると境内で交通事故にあうかもしれません。
お参りを済ませて、来た道を観音寺まで歩きで戻ります、
車で18番恩山寺と19番立江寺にお参りして、今回は
終わりです、次回は高速バスで徳島まで、そこから路線バスで
20番鶴林寺のふもとの生名まで行きます。
観音寺に戻ったのは4時前でした、早速車に乗って恩山寺へ
義経にゆかりがある道もあり昔に歩きましたが、今回は車です、
歩くと急な坂も車なら楽々です、牛舎を左に見て、大きなお大師さんの
像が迎えてくれる恩山寺、山門から真っ直ぐ、階段を上り、
本堂へ、団体のお遍路がお参りを済ませ、大師堂に向かう所で
本堂は貸切です、ゆっくりしたいのですが納経は5時までです、
次の立江寺まで車で6・7分、歩くと1時間です。
逆算するとここを4時40分にはここを出ないといけません、
こういう計算は車だとほぼ正確ですが、歩きだと急に足が痛くなったり
誰かに話しかけられたりと流動的になります。
そこで、最初の頃はいらいらしたものですが、そうした予期せぬことがあるのが
歩き遍路、今回は車と歩きの併用ですが、全体では歩きの方が
断然多くなります、イレギュラーを楽しむのも人間、時には必要です。
結局、恩山寺でも焦ることなく、いつも通りゆっくり読経をして、5時少し前に立江寺に到着し、
先に納経を済ませて、ここでもゆっくり読経三昧。
5分、10分を焦るよりずっと満ちた今回の遍路行でした。
今日は次の市会議員選挙の立候補に必要な書類の
予備審査があります、16日から27日までの間で都合のいい日ということで、
今日の午後にしました、結構揃えなくてはいけない書類があり
名前とハンコの大安売り。
Posted by いとう茂 at 12:42│Comments(1)
この記事へのコメント
今日は事前審査お疲れ様でした。一次でokでしたか?私は見積書があ一件分なく後日持参すればokです。明日は特別会議です。よろしくお願いします。
Posted by こんちゃん。 at 2015年03月19日 22:37