2015年06月14日

人権を考える大津市民のつどい

昨日は、生涯学習センターで「第47回人権を考える大津市民のつどい
粟津・北大路ブロック夏の集会膳所会場」が開催されました。
市民憲章の斉唱に続き、膳所幼稚園と付属幼稚園の園児の
歌の発表、膳所保育園の園児の太鼓の演奏がありました。
子どもたちの発表は昨年もありました、今日のために練習して
晴れのステージでの発表、いい思い出になると思います。

しかし、発表が終わると大勢の保護者が会場から出て行きました。
託児の用意もあり半数ほどの保護者は会場に戻ってきましたが、
開始のときはかなり詰まっていた席が、講演の前には
所々空席になってしまいました。
園児の発表だけ見て帰る親も参加者数には入ります。
年々、参加者が増えていると言うものの、こうした仕掛けで
本来の趣旨の浸透ができるのか、少し疑問に思います。

講演は、千日回峰行を満行された藤波源信氏でした。
気さくな話口調で大変な苦行の様子をさらりと話され、
かえって感銘を受けた次第です。
物のありがたさについても話をされ、水は谷から引いて
それを利用しているが、それとてただではなく、大雨のあとは
水が濁るが、それでもそれしかなく、その水で命をつないでいる、
無駄に使う参拝者には大切さを説き、注意を促していると言うことでした。

講演が終わり、会場を出るときに、地域の方から声を掛けられました。
高校時代の保健室の先生です、昨年の11月の議会で地域の安全確保について
一般質問で近江大橋が無料になり、この先生の家の前を
抜け道として利用するドライバーが増え、通学路にもなっているので
安全対策を取って欲しいという質問を行いました。
答弁では道路の両側に路側帯を設けて、道幅を狭めスピードが
出しにくいように改修するというものでした。
この件については先日、担当課の職員がわざわざ報告に来てくれましたので
事前に知っていました。
「伊藤君、ありがとう、路側帯ができてよかったわ、電話しょうと思ってたんや」
私にお礼を言われても・・・・・。
安全確保になればそれでいいのです。

天気も穏やかでしたので足は、膳所公園に向きました。
公園に行くと樹木を剪定している造園業者と少し話しました、
桜の老朽についてですが、ここよりも
長等公園の桜の方がひどいと聞き、一度見てこようと思いました。
膳所公園の桜の植え替えを一般質問で尋ねましたが、市の方針では
枯れたものについてのみ植え替えを行うと言うものですが、
ソメイヨシノの寿命を考えると植え替えを始めないと、気がつけば
何年か公園から桜の花が消えてしまうことにもなりかねません。

業者の人とわかれ、琵琶湖を見ながら歩いていると、大きな声で
「こんにちは」とあいさつしてくれる女性がいました、こちらも
あいさつを返すと、ニコニコしてその方は「私、誰にでも大きな声で
あいさつするの、そして笑顔も一杯」いいことですねと言うと、
「笑顔であいさつされて嫌な気になる人はいないでしょう、
こちらも気持ちよくなるし」年のころは70を出ておられると思いますが、
カラオケは演歌、日本人の心があるからいいんよ・・・・・。
話の間もニコニコして、今の若い子の演歌はあかんわ、
きらきらしてばっかりで、あんなん、演歌と違いますよ。

最後に、引き止めてごめんなさい、お気をつけてと
背中を押してもらいました。
思いもよらぬところで気持ちのいい体験をさせていただいた
女性に感謝しながらホコホコした気持ちで帰ってきました。



Posted by いとう茂 at 11:49│Comments(0)
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