2015年08月09日

離した手、つながる手

7日は大津の大花火大会でした。
恒例になった男性会議の模擬店、今年も出店しました。
綿菓子担当でしたが、湿気が多くて苦労をしました。
遠心力で砂糖が綿状になり飛び出してきますが、
出てすぐに湿気が多いと勢いがなくなり、ふちについて
後から出てくる綿がそれにくっついてしまい、団子になります。
乾燥しすぎてもうまくいきませんし、はたから見ているよりは
難しいものがあります。

今年も何人か昨年来てくれた子どもが綿菓子を買いに来てくれました。
綿菓子ができるのを嬉しそうな顔をして待っている姿にこちらも
安堵感を覚えます。
湿気の影響で出来上がるまでに時間がかかりましたが、
その分、会話をする時間が増えます。
「どこから来たの」「京都」「近江八幡」「大阪」「近所」
大津より京都の方が多いように感じました。
一番遠かったのは埼玉、おじいちゃんがこちらにいるということで
一足早い帰省組のようです。

面白かったのは娘ぐらいの夫婦の子供連れでした、高知から
という返事でしたので、「市内」「桂浜のあたり」
「桂浜やったら種崎の渡し舟がある辺り?」
ここで反応が変わりました「えっ、知ってるんですか」
「知ってますよ、乗ったこともあるし、高知の女性やからはちきんやね」
「あはは、そう、はちきん」ここでご主人の方を見て「ねっ」
はちきんとは男勝りという意味です。
これも夫婦円満の形でしょう。
「たっすいがは いかんぜよ、やね」こちらはビール会社のCMの受け売りです。
夫婦で大笑いでした。

綿菓子を渡すと大きな声で「ありがとう、また来るわ」
こちらもストレス発散です、大津に来て面白いおっさんがいたなぁ、
そんなささやかな思い出が残ればと思います・・・・・・。

四国行きを諦めたばかりなのにこうして高知の人と出会う、
暑いから歩きは無理だけど自動車ならこれるだろう、お大師さんは
そういっているのか・・・・・。
一度離した手をまたつなごうとしているようです。

Posted by いとう茂 at 17:55│Comments(1)
この記事へのコメント
暑い時のお参りは、一生忘れないでしょうねぇ。
私も終了しましたけど又ご縁があったら来年は、逆から回れるんですよねぇ
Posted by ガチャピンガチャピン at 2015年08月09日 18:05
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