2016年01月07日

知らない四字熟語②

知らないということは恥ずかしいことではない、
知ろうとしないことが恥ずかしいことだ。
今から40年近く前に研修会に行ったときに、冒頭に
講師が発した言葉です。
どんな内容の研修だったか、どこであったか、講師は誰だったか
なんの記憶もありませんが、この言葉だけは覚えています。

時々脳裏に浮かんできて休みたいサボりたいと思っている
私の背中を無理やり押す言葉です。
そんな言葉に押されて四字熟語の本を読んでいて、
字面から何となく意味が分かる熟語もあれば、さっぱり見当が
つかない熟語もあります。

そんな中からいくつか知らない熟語を列記します。

窈窕淑女(ようちょうしゅくじょ)
頭がよく、顔も美しい淑女、窈は心がさといという意味で、窕は
顔の美しいこと、淑はしとやかという意味です。
淑女の語源になったということです。

女性への賛美の熟語をもう一つ。
辿姿玉質(せんしぎょくしつ)
読み方はわかりますし、なんとなく女性のことだとも理解できます。
仙姿は、超俗の並ではない姿、玉質は、玉のように美しい肌、
気品の高い美人の形容です。
明眸皓歯(めいぼうこうし)の類語のようです。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花です。

男性を賛美する熟語を探すと・・・・ありました。
擲果満車(てきかまんしゃ)
これも読むことはできますが、なんの意味かさっぱりでした。
擲は投げる、なげうつという意味で、女性が男性に愛情を告白することで、
故事にもとづいています、昔中国に大変な美少年がいて、彼が歩くと
老婦人までが彼が引く車に果物を投げ入れて、みるみる車が
いっぱいになったということです。
中国では男性に果物を贈って求愛のしるしとする風習があったということです。
来月はチョコレートが果物の代わりをするのでしょうか。

男性も女性も思い悩んで眠れない夜を過ごし、何度も寝返りを打つ、
好きな人を思い、寝付かれない夜の形容になった熟語が、
輾転反側(てんてんはんそく)。
輾は、半回転、転は一回転、反側は裏返しということです。

そんな美男美女が結婚、その夜を表現したのが洞房花燭(どうぼうかしょく)
字面から想像できますが、洞房の意味が分かりません、これは、奥の部屋、
女性の部屋という意味で、華燭は華やかなともしびです。
めでたしめでたしです。

そういえば来週から大津市長選挙です、4名の立候補が予定されています、
大津市民にとっても、少子高齢化、人口減少社会の到来、それらをうけて
税収減少が確実なものとなり、南北に細長い市域の効率のいい
活用の仕方も問われると思います。
応援している候補が当選するかわかりませんが、投票は棄権せずに
権利を行使していただきたいと思います。
首鼠両端(しゅそりょうたん)これは字面から理解ができましたが、
ネズミがあちこちの穴から顔を出してあたりの様子をうかがうさまですが、
どっちつかずで、態度をはっきりさせない様子を言います。
面従腹背とどちらがいいのか・・・・・・。



Posted by いとう茂 at 21:01│Comments(0)
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