2020年01月05日

年の暮れの話です

昨年の12月30日の話です。
12月の初めに専務から電話をいただき「伊藤さん、30日に
餅つきをするから来てくれませんか」ということでした。
何でも朝の8時前からつき始めるという事で、何時ごろまで
やっているのか聞くと2時か3時という事で、本当に大餅つき大会で
10時頃には顔を出すという事で電話を切りました。
そして2日前に今度は社長が私の家に立ち寄ってくれて、念押しをされ、
これは行かないわけにはいきません。

社長は私より1歳年下で、商工会議所の青年部に所属している
頃からの知り合いで、かれこれ25年ほど前から交流があり、
専務には保護司もお願いしていますし、会社は協力雇用主として
登録してもらい、保護観察中の人の雇用もしてもらっています。
地方から出てきて苦労に苦労を重ねた人だけあって、人が困っている
姿を見るとじっとしていられず、夏まつりを自社の敷地で毎年盛大に
開催しているのですが、児童養護施設の子どもたちを毎年招待して
夏休みの思い出作りもしています。
滋賀刑務所で開催される矯正展にも模擬店を出して協力していますし、
えこーの賛助会員にもなってくれて応援してもらっています。
そんな人柄は多くの人を引き付け、会社のゴルフコンペはコースを
全面貸し切りで多くの人でにぎわっていますし、餅つきも10時前に到着
したのですが、仕事関係の業者が多数応援に駆けつけて、それぞれの
持ち場を仕切っていました。
臼が3つ、杵は子ども用も含めて10本以上ありますし、次から次へと
蒸しあがるもち米は、あっという間に餅になります。
これで2時ころまでかかるのか・・・・・・。
見るとザルにもち米が山と積まれ、その山が5つも6つもあり50臼以上
つくということでした。

そのうち、児童養護施設の子どもたちがバスで到着です。
私もじっとお客さんではいられません、子どもと一緒に餅つきに
加わり、それが終わるとつきあがった餅を子どもたちに配る担当、
炭をおこしてフランクフルトが焼きあがると、これも私が配る係です。
手伝いに来ている業者の多くが市外からで、朝も8時前には
来ているという事でしたが、その日は名神で事故がありかなり渋滞
していたのでそのことを話すと、止まって動かないので焦ったと
笑顔で話してくれました。
昼からは用事がありましたので、餅つきは2時間ほどでしたが、
7月の夏まつりには太鼓の演奏をさせてもらう事で話がまとまり、
この先の一つ目標ができました。

朴訥な人柄ですが暖かい心を持っている社長と専務、ある意味、
この年になってこうした人たちと交流があることが誇らしく、ありがたい、
そんな気持ちです。

Posted by いとう茂 at 20:28│Comments(0)
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