2020年08月12日

思い出し遍路⑱

下書きに入れておいたブログを一つ飛ばして
アップしてしまいました。
大日寺から井戸寺までを飛ばすと四国遍路もつながりません。
話が前後するかもしれませんが・・・・・読んでいただければ。

民宿の主人の井戸寺まで行ったら電話をしてくれたら
迎えに行く、その声を追い風に空腹を抱えて14番の常楽寺に
向かいました、距離は2キロ余りですので気持ちは軽く
足取りは・・・・やっぱり重い。
この常楽寺と次の国分寺の境内の様子が頭の中でごっちゃに
なっています。
大きな岩がごつごつしていた印象と大きな山門の記憶が
どちらがどちらだったか定かではありません。
どちらも4度訪れているのに、今でもごっちゃのままです。
距離が1キロないのも原因の一つかもしれませんが、88も
札所があるのですから、それもありかと思っています。

16番の観音寺までは国分寺から2キロ足らず、大きな道路を渡り
農業用水が流れる道を歩いた記憶があります。
観音寺の後にお大師さんがご褒美をくれました。
山門を出て左に歩いて400メートルくらい先を左折・・・・・、
「華扇」と言う中華料理の店の看板が目に入りました。
中華と店名がマッチしていない印象でしたが、空腹を満たすには
ここしかないと思い店に入りました。
昼時はとっくに過ぎています、店には誰もいませんでした。
中華丼を頼んで冷たい水を飲んでいたように思います。
出て来た丼はどこにでもあるようなものでしたが、食べてみると
これまでにどこで食べたものよりも美味、美味、美味、で
お腹も心も大満足でした。
余談ですが、この店には車で回った時にもう一度訪れて同じように
中華丼を食べましたが・・・・・・。
おいしかった記憶はそのまま残しておくべきだった・・・・・。
あの時の味と同じなのでしょうが、こちらの腹具合が違っていた。
人間は置かれている状況で、同じものでも受ける印象が違ってくる
そんなことを実感しました。

歩き遍路用の地図は持っていますが、道路の電柱やガードレールの
遍路マークを見落とさなければ札所に行くことができます。
アナログの世界ですが、なかなか優れた方法でスマホで検索して
歩くよりも手軽だと思います。
私はガラケーですが・・・・・。
大日寺から8キロほどしかない井戸寺に到着するのにブログも
時間がかかりました。
井戸寺は平地にあり山門の横が道路と駐車場。
境内には団体の遍路がいて混雑していました。
納経所も混みますし、本堂や大師堂で線香とろうそくを供えるのも
時間がかかります、そして何より般若心経の声が団体の声で
消されてしまいますので、しばらく山門で休憩していたのを覚えています。
お参りが終わると約束通り、民宿に電話をしてご主人に迎えに来て
もらいましたが、どの道を帰ったのかは記憶に残っていません。

夕食は何組かで盛り上がりましたが、それよりも面白い話が・・・・。
次回です。

Posted by いとう茂 at 23:58│Comments(0)
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