2020年09月06日
思い出し遍路㉘
雨の中を5人で歩いていましたが、前後左右に
適当な距離がありました、私よりも少し若い男性二人は
どうやら知り合いのようでしたが、他の人間は今日の朝
たまたま22番の平等寺で出会って一緒に歩いているメンバーで
高校生と私が関西で他の3人は関東ということが言葉の
端々からうかがえました。
大人たちは口には出しませんが、高校生のことが気になって
いるようで、しきりに視線をそちらに向けていましたが高校生は
淡々と歩いていました。
この時期は2学期が始まっており、学校で何かあったのか、
不登校なのか、家出してきたのか・・・・・。
先ほどまではしきりに高校生に話しかけていた女性も黙って
歩いています、人のことを心配するために四国に来ているわけでは
ありませんので、この形があるべき形かも知れません。
国道55号に入ると道に迷うことはありません、それぞれが歩くペースが
違いますので、徐々に差が出てきました。
それでも途中で休憩していると、追いついてきたり、こちらが追いついたり、
昼食は星越トンネルを抜けたところにある食堂になるはずですので、
そこを目指しました。
予定では1時までに食堂に着くはずですが、雨でペースが落ちていますので
食堂には1時を少し回ったところで到着、順位を争っているわけでは
ありませんが、その日のゴールは23番の薬王寺です、なるべく早く
ついてゆっくり休みたいという思いは全員同じだと思いますので、
無駄な時間は過ごしたくないと思っているはずです。
食事をしている途中で男性二人と女性が到着し、高校生の話になりましたが、
再び空き缶を拾っていたという情報があるくらいで、誰もその後のことを
知りません、大人たちが高校生を見捨てて歩いてきた、そこまでの
罪悪感はありませんが、食事が終わっても誰も出発せず、雑談ですが
心ここにあらずで、高校生のことを考えているのはよく分かりました。
星越トンネルを抜けると下り坂です、食堂からは見上げる感じになりますが、
歩いてくればよく見えます。
何度もトンネルの方を眺めて・・・・・溜息でした。
かなり遅れましたが高校生の姿が見えた時は、大人たちの顔に安ど感が
でました、到着した高校生は疲れていましたが笑顔もありました。
100均のレインコートは大きく破れています、
予備に私も100均のレインコートを持っていましたのでお接待。
高校生の顔を見て安心してそれぞれが出発、その後の消息は・・・・。
翌日、男性二人組と少しだけ顔を合わせましたが、高校生は
海部に泊まるという話は聞きましたが、出会うことはありませんでした。
もう少し先まで歩けるとその次の日に泊まるところまでが楽に
なるのですが、予定は個人差がありますので強制はできません。
一期一会の連続も四国遍路です。
適当な距離がありました、私よりも少し若い男性二人は
どうやら知り合いのようでしたが、他の人間は今日の朝
たまたま22番の平等寺で出会って一緒に歩いているメンバーで
高校生と私が関西で他の3人は関東ということが言葉の
端々からうかがえました。
大人たちは口には出しませんが、高校生のことが気になって
いるようで、しきりに視線をそちらに向けていましたが高校生は
淡々と歩いていました。
この時期は2学期が始まっており、学校で何かあったのか、
不登校なのか、家出してきたのか・・・・・。
先ほどまではしきりに高校生に話しかけていた女性も黙って
歩いています、人のことを心配するために四国に来ているわけでは
ありませんので、この形があるべき形かも知れません。
国道55号に入ると道に迷うことはありません、それぞれが歩くペースが
違いますので、徐々に差が出てきました。
それでも途中で休憩していると、追いついてきたり、こちらが追いついたり、
昼食は星越トンネルを抜けたところにある食堂になるはずですので、
そこを目指しました。
予定では1時までに食堂に着くはずですが、雨でペースが落ちていますので
食堂には1時を少し回ったところで到着、順位を争っているわけでは
ありませんが、その日のゴールは23番の薬王寺です、なるべく早く
ついてゆっくり休みたいという思いは全員同じだと思いますので、
無駄な時間は過ごしたくないと思っているはずです。
食事をしている途中で男性二人と女性が到着し、高校生の話になりましたが、
再び空き缶を拾っていたという情報があるくらいで、誰もその後のことを
知りません、大人たちが高校生を見捨てて歩いてきた、そこまでの
罪悪感はありませんが、食事が終わっても誰も出発せず、雑談ですが
心ここにあらずで、高校生のことを考えているのはよく分かりました。
星越トンネルを抜けると下り坂です、食堂からは見上げる感じになりますが、
歩いてくればよく見えます。
何度もトンネルの方を眺めて・・・・・溜息でした。
かなり遅れましたが高校生の姿が見えた時は、大人たちの顔に安ど感が
でました、到着した高校生は疲れていましたが笑顔もありました。
100均のレインコートは大きく破れています、
予備に私も100均のレインコートを持っていましたのでお接待。
高校生の顔を見て安心してそれぞれが出発、その後の消息は・・・・。
翌日、男性二人組と少しだけ顔を合わせましたが、高校生は
海部に泊まるという話は聞きましたが、出会うことはありませんでした。
もう少し先まで歩けるとその次の日に泊まるところまでが楽に
なるのですが、予定は個人差がありますので強制はできません。
一期一会の連続も四国遍路です。
Posted by いとう茂 at 14:48│Comments(0)