2021年01月03日

駅伝が終わりました

年明けの楽しみは元旦の実業団駅伝と2・3日の
箱根駅伝です。
関東の大学が覇を競う箱根駅伝、そのために地方から有力選手が
関東に流れ、地方の長距離選手の層が薄くなりレベルの低下を
招く結果になっていることは否めませんが、その分、関東では
選ばれた者たちが切磋琢磨してレベルアップに努めている。
一極集中になることがいいか悪いかはわかりませんが、
4年間目標をしっかり持って練習に励む姿に、家族をはじめ
周囲も応援を惜しむことはないと思います。

10名がタスキをつないで走るわけですが、その陰には10名に
入れなかったもっと多くの選手がいます。
4年間誰よりも多く走りこんでも代表に選ばれるということはありません。
後輩の世話に回る4年生もいれば、先輩の走る姿を間近に見て
来年こそはと、更に練習を積む後輩もいるでしょう。
順調に夏場を乗り越えて秋のシーズンを迎えたとたんに故障で
選手生命を終わる人もいると思います。

そうしたドラマはどの世界でもあることでしょうが、4年生にとっては
最後のレースもう次はありません。
箱根の夢舞台に立つことが目標の大学や選手もいれば、優勝や
上位入賞を無言で義務付けられている大学もあるのでしょう。
そうしたテレビには映らないことを考えながら駅伝を見るのも
楽しみの一つです。

駅伝が終わると新年も始動をしなくてはいけません。
ひいきのチームは実業団も大学もありません。
ただ前を向いて走る姿に元気をもらっているだけです。
苦しい時にペースを落とさずに走りきる、自分に言い訳しない気持ちは
ずっと持っていたいと思います。
忙しいから、今これで手いっぱいだから・・・・そんな逃げ道や
言い訳は・・・・・誰のためにするんだろう・・・・・・。
すべての結果を引き受ける覚悟があれば、言い訳もいいのかも
知れない、そんなことを考えたりもします。
あそこで腰を下ろして休んでしまったから多くの人に追い抜かれて
この結果になった。
あそこで腰を下ろして休んだから多くの人に追い抜かれたが
何とか最後まで走れた。
自分を知る、そのことはどこかに欲が入って正確な判断が
できないことが多いように思います、あまりハードルを下げると
無理しない苦しまない自分で終わってしまうように思えてきて、
さてさて、ずっと一緒にいる自分ですが、この人間の理解が
一番難しい・・・・・。

Posted by いとう茂 at 14:23│Comments(0)
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